谷山(たにやま)山口県美祢市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2013年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2013年2月10日 水神様横の大岩 →0:21→ 公社造林案内 →0:33→ 林道別れ →0:13→ 山頂 →0:08→ 林道別れ→ 0:14→ 公社造林案内 →0:13→ 大岩 全歩行時間 1時間42分
山口県美祢市の山歩き、豊田前の白岩山登山口の三ツ杉バス停を出発、次は谷山へ向かう。美祢市中心部から国道316号を北へ進み、JR重安駅を目指す。
この重安の由来は、駅付近の小村の名から付けられたもので、利宗・山崎・重安・助行の小字を総称したものである。重安は名田のなごりである地名とか湿地を意味する地名とか言われているがつまびらかではない。美祢線の中央に位置し、一時期は石灰石の輸送で栄え、駅西側には、削り取られた石灰石採石場が見られ、これがトレードマークになり、駅の特色をあらわしているそうだ。
さて、重安駅前から北へ230m進み、分岐に立つ中電電柱の「堤 1」を確認して左折、西へ向かう。この分岐から約1km進み、左右に黄色いガードレールのついた橋を渡り、この先の電柱に「マキ2」を確認して分岐を右折する。このあたりなかなか適当な目印がないので、慎重に進む必要がある。
登山口へはこの分岐から更に1.5km奥へ進むことになる。進行方向右側の民家の塀に書かれた「憩の里」を眺め、この先で眞木川に架かる第四眞木橋を渡る。右にバスの廃車を過ごせば登山口は近い。
進行方向の左側に注意しながら舗装道を進むと大岩があり、この分岐を左折する。この先未舗装となるが、もう少し進むと右側に駐車スペースがあるので駐車し、登山を開始する。
右に栗園を見ながら緩やかな坂を登る。左下には沢の音が心地よく、里山歩きの楽しさをかみしめる。すぐに左への分岐を見るが、そのまま直進する。竹が林道に張り出す場所を通過、左下を流れる沢との距離が遠くなる。
左に広場を過ごすと進路は右へ向き、やはり緩やかな傾斜の坂が続く。間もなく右下に「公社造林 中谷山事業地」の案内と境界標と彫られた石柱を見る。この先でヘアピンカーブの急坂を登り、そのまま直進した先で折り返しす。
こうして少しずつ高度を上げるが、展望は向かいの植林帯程度で、胸のすくような展望はまだお預け。やがて左下へ続く分岐を過ごして主路を進むと、T字路に着く。この分岐を左折するが、この付近には当日うっすらと雪が残っていた。
やがてそれまで右側を覆っていた尾根が無くなり、代わりに背の高い檜林が視界を覆い始める。林道が右側から合流することを確認し、前方を眺めると、少し先の林道左側に分岐を確認する。ここでようやく長い林道歩きが終了、林道と別れて左の分岐に入る。
足下はとても歩きやすく、よく踏まれているように見える。足下に現れる石杭を観察するが、何を書いてあるのか分からない。そのまま植林帯の下につけられた明確な道を辿る。当日は雪の残る道なので特に気持ちよく歩く事ができた。
谷山山頂と周囲に広がる展望 ほとんど平坦で快適な道を進むと、突然前方が開け、伐採された平坦地に着いた。これが谷山の山頂で、三等三角点が置かれている。とても広い山頂広場なので周囲を散策、南方面に開けた展望を眺める。
眼下には美祢市のシンボル的な煙突が立ち、無風状態なのか、白い煙は真っ直ぐ空へ向かっている。また、白岩山から眺めたときよりも周囲に霞が掛かってきたように見える。平坦な桜山、左に城山、更に左に平坦な岡山、荒滝山、日の岳と名峰が続いている。
谷山の山頂風景 南東下に目をやれば、登山時に重安駅の先で潜ったセメント施設がはっきり見えている。また、西にはアンテナの建つ華山を眺める事もできた。山頂にて小休止の間に少し霞が取れ、すっきりした展望の美祢市街を眺める事もできたが、こんなに短時間に霞が取れるのは一体どうした事だろう。煙突の煙を眺めてみると、それまでの無風状態から風が出てきたように見える。 広い山頂 谷山からの展望を堪能したので下山を開始。もう来た道を引き返すだけであり、何も心配のいらない林道歩き。無事登山口まで引き返した。谷山山頂から展望が得られるとは思っていなかっただけに、満足感あふれる登山となった。
水神様と祠 下山後に大岩横の水神様へ参拝する。立派な灯籠を眺めながら手すりの施された参道を進むと、木と自然石で構成された祠前へ到着。水神様と書かれた木柱を確認するが、祠の中には何も残っていなかった。この岩山自体が水神様なのかも知れない。 谷山 山頂 美祢市中心街の展望
登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市 谷山 登山口付近のMAP |