高尾山(たかおさん)島根県出雲市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2010年5月2日 防火水槽横 →0:10→ 電柱と注連縄の分岐 →0:05→ 最後の電柱分岐 →0:35→ 高尾山山頂 →0:40→ 防火水槽 全歩行時間 1時間30分 出雲市の弥山登山を終了。本来ならば次の山は旅伏山(旧平田市)の予定だったが、日御碕を見下ろす高尾山(旧大社町)へ引き返す際、渋滞に巻き込まれると時間のロスが予想される。そこで、順路として先に日御碕方面の高尾山へ向かうことにした。 美しい自然の造形美 出雲大社駐車場を出発、信号を右折し西へ進み、稲佐の浜方面へ向かう。T字路を右折し、県道29号を日御碕方面へ向かう。海岸線は日本海の荒波により浸食され、美しい自然の造形美に目を奪われる。
稲佐の浜の交差点から3.5km程度先で「夢の森うさぎ」の案内を確認、鷺浦方面へ向かって分岐を右折、県道23号に入る。すぐにループを過ごすと、左手に高尾山へ向かう林道が見える。この先左の民家先に防火水槽があり、その横に空き地があるので邪魔にならない場所へ駐車する。
本日2山目は旧大社町の高尾山である。舗装路を少し戻ると県道は左にカーブを描き始める。右手に八重桜が満開、春はお花見登山がよい。ガードレールの切れた場所から右の林道へ入れば、すぐに鹿除けのフェンスが現れる。林道の中に入り、しっかり扉を閉め更に林道を進む。
周囲には杉の植林帯が広がり、木漏れ日が美しい。植林された木の幹を注意して見ると、木の枝が巻いてある。どうしてこんな事をしているのか気になって周囲の木々を観察すると、木の皮のないものが多いことに気が付いた。これも鹿による被害なのだろう。
緩やかな傾斜の林道を道なりに進むと、間もなく峠に到着、ここには電柱が立っている。高尾山へは右の軍用道路跡を進むが、左手に注連縄が渡してあるので少し散策した。元の道に戻り、緩やかな傾斜の軍用道路跡を進む。
途中で海岸方面の展望を眺め小休止、本登山中は途中からの展望を臨むことはほとんどできない。電柱の下を進むと、今が盛りの三つ葉ツツジが美しい。中国電力日御碕支線(95〜106)の標柱先の分岐を左折、もうこの先から山頂までは一本道である。
明るい木漏れ日の下、快適なハイキングコースのような道が続く。倒木の伐採された場所を通過する付近で3名の登山者とすれ違う。更に平坦な道を進むと、やがて頭上注意の案内が現れる。この標識を折り返すように左上のピークへ向かえば、コンクリート造りの砲台跡が残っていた。
元の道に戻り、もう少し進むと頭上を覆っていた樹木が少し切れ、青空の下を進み始める。この辺りで急に青葉が美しくなってきた。少しの坂を踏ん張り、タコのように曲がった松を過ごす。間もなく右と左の分岐が現れるが、どちらの道を採っても旧日本軍の施設跡に着く。
左の道を採れば頭上に立ち枯れた木、足下にリンドウの花を眺めながら旧日本軍の遺構の場所に到着。コンクリートで造られた施設の跡やコンクリートの基礎部分などを眺めることが出来た。
左方向から坂道を登り、一つ上の段へ移動。ここは日御碕特設見張り所であり、海軍戦没者慰霊碑が置かれている。足下にコンクリート造りの施設跡、溜め枡2基を過ごし、山頂方面へ進むと右にも小さな遺構を見つけた。
更に真っ直ぐに続く尾根道を進むと、一際高い階段の先に、コンクリート造りの砲台跡が残っていた。この砲台跡こそ高尾山の山頂である。砲台跡に立てば、眼下には青く美しい日本海が広がり、その手前には白亜の日御碕灯台が存在感を示している。 コンクリート造りの砲台跡が高尾山山頂 日御碕と日本海
高尾山山頂から眺める展望(動画) リアス式海岸特有のギザギザした海岸線が美しく何時まで眺めていても見飽きない展望が続いている。東方面を眺めると、目の前に旧日本軍の遺構が残っている。砲台跡から下り、三角点を求めて東方面へ移動する。遺構の中を通り抜け、更に東へ移動すると二等三角点が置かれていた。
三角点にて記念撮影をするが、三角点付近からの展望はほとんど無い。再び山頂に戻り、眼下に日御碕を確認した後、下山を開始する。旧日本軍の遺構などを確認しながら登山口へ到着。高尾山は展望の良い山である。 日本海 砲台跡 日御碕灯台 風力発電施設 旧日本軍の遺構 遠くに三瓶山 前の山 弥山 出雲北山 を見る 次の山 旅伏山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県出雲市 高尾山 登山口付近のMAP |