トップに戻る 2025年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
登山口となる流通センターへは、中国自動車道の小郡インター出口を起点とします。国道9号を維新公園方面へ進み、流通センター交差点を左折。道なりに進むとすぐに流通センターエリアに入ります。最初の交差点で右手にあじかん山口営業所を見て右折、突き当たりを右折し、そのまま奥の突き当たりまで進むと、今回の登山口駐車場に到着します。
駐車場に車を停め、山口宇部道路のガード下をくぐって右折します。右に続くフェンス沿いを進むと、山口宇部道路の左側に出ますが、今回は足元が葛(くず)の葉で敷き詰められており、歩くのに苦労するほどでした。
しかし、頭上には素晴らしい青空が広がり、登山時期によって登山口の印象が大きく変わることを痛感しました。山口宇部道路を右に見ながら、左上へ続く中国電力の鉄塔巡視路に入ります。
鉄塔を通過し、緩やかな傾斜の道を東へ。季節は秋ですが、周囲にはまだ夏の虫が多く、虫を払いながらの登山が続きました。前方に平地を作るための石組みが見えてくると、いよいよ高場山山頂直下の急登に取り付きます。
急傾斜をものともせず、一気に高度を上げると、祠が祀られ、四等三角点が置かれた平坦な高場山山頂に到着しました。祠の正面に回り参拝します。祠の右側には灯籠が立ち、南側の壁面には「南無阿弥陀仏」と彫られており、地域の信仰の場であったことが伝わってきます。山頂周囲は樹林の背が高く、残念ながら展望は望めません。
木漏れ日が指す祠の前で小休止。前回、この山を単独行で登った時には味わえなかった、気の合う仲間と一緒に登る楽しさを改めて実感しました。
下山途中、登山口に戻る手前で、北に榾木山が美しくそびえているのを発見し、写真を撮ることができました。また、高場山の山頂を遠景から撮ることも。これも、楽しい仲間と登ったことで気持ちに余裕ができたからこその、思わぬ収穫でした。
一日中、笑いと発見に満ちた楽しい登山をすることができ、最高の満足感とともに帰路につきました。二つの山を巡る今回の山行は、忘れられない思い出となりました。皆さんは、展望のない山頂でも、その山の歴史や信仰に触れて感動したことがありますか。
山頂に祀られた祠に参拝します
登山口から眺める高場山です
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