周防大島八十八ヶ所霊場巡拝記12日目 平成21年6月27日
背後を振り返れば頂海山が美しい山容を見せている。間もなく右手に折り返すように続く坂道が現れるので右折。坂道を登れば、西には瀬戸の展望が美しく、琴石山・石城山・大星山など周囲の山々を見晴らすことが出来る。
道の左右に薬師如来像・普賢菩薩像などの像を眺めながら進めば、左上に第39番札所大松寺が現れた。ここで札所の横の家の方よりお接待を頂いた。
札所を出発、北へ進めば舗装路に着くので左折し、坂道を下ると県道に着く。県道を右折し、大島大橋方面に向かって緩やかな坂道を登る。大島瀬戸バス停を過ごし、左に為八ラーメン・大観荘を過ごせば一周回りで大島大橋入口交差点に着いた。
地下道を潜って海側に行き、展望地より大島瀬戸を見下ろせば、四国松山から帰ってきたフェリーが大島大橋の下を潜り、柳井港へ向かっている。これはとても感動的な景色だ。
国道を東へ向かえば、右上には飯の山が大きく聳え、手前にはピンクのねむの花が美しい。飯の山への入口を過ごし、国道を更に東へ進む。正面に「道の駅サザンセトとうわ」まで21kmの標識が立っているので、この標識手前から左下に向かって階段を下りる。
舗装路に着いたらそのまま道なりに東へ向かい、海岸線を緩やかに右へカーブを描けば、北に高照寺山・銭坪山、南に文珠山の勇姿が現れ、一周回りで第40番札所遍照庵に到着した。札所で最後の般若心経を読み、周防大島八十八ヶ所霊場巡拝は無事終了した。
丁度この札所を管理されている方と出会い、少しお話をさせて頂いた。この方のように、それぞれの札所を守っている方がいるおかげで、安全に全ての札所にお参りができることに改めて気が付いた。札所を管理されている全ての方に感謝しながら帰路についた。 徒歩による巡拝日数は、土曜日の午後よりの巡拝3日、日曜が9日の合計12日。休憩時間等を除く全歩行時間は43時間10分。寄り道をしながらのゆっくり霊場ウォークは、とうとう終わってしまった。 |