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周防大島八十八ヶ所霊場巡拝記

平成21年 1月10日

 周防大島八十八ヶ所札所巡りの構想を実現すべく、昨年より巡拝道具を収集、いよいよ周防大島に向かって出発する日がやってきた。本日までに揃えた遍路用具は次のとおり。

 金剛杖、お線香とお線香入れ、ろうそくとろうそく入れ、1円と5円のお賽銭とお賽銭入れ、ライター、
納札、般若心経の経本、数珠

揃えた遍路用具

移動用の組立式バイク

 巡拝のガイドとして大野春夫著「周防大島八十八ヶ所 札所案内」を買い求め、地図を眺めていたがなかなかイメージが湧かず、札所を事前に調べることもしなかったため、行き当たりばったりの巡拝となる。

 全行程を徒歩により巡拝することが一番の目的であり、事前の下見などは最小限に留めているので、道に迷ったり遠回りをすることは当然の結果として予想される。その際、不便に感じたことや道に迷いそうな場所などは霊場の歩き方にて解説する予定である。

 私の巡拝方法は、当日の巡拝終了札所付近まで乗用車にて移動。次に組立式バイク(モトコ)に乗り、巡拝開始札所まで移動し、巡拝を始める。当日の巡拝が終了すれば、乗用車にてバイクを回収し、帰宅している。組立式バイクが無い場合、折り畳み自転車を利用するか大島町内を走る防長バスを利用すると良い。また、グループで巡拝をする場合、巡拝終了札所付近に車を配置するのも良い。周防大島町には多くの無料駐車場が設置されているので、駐車場に苦労することはほとんど無い。

 JR大畠駅前を出発し、周防大島八十八ヶ所巡拝を開始する。国道188号を東に向かって進めば、すぐに大島大橋入口交差点を左折する。緩やかな坂を大きく右にカーブを描きながら進めば大島観光センターに到着、ここで小休止。少し着込みすぎたのでトレーナーを脱ぐ。

 大島大橋に入れば、眼下には碧い海が美しく、遠くに文珠山、正面には飯の山を眺めながら進む。西には柳井琴石山の尖峰が美しく、この方向から眺める琴石山は一番美しいと思っている。橋の中央付近で柳井市から周防大島町に入る。橋を潜った船が白い波を残しながら東に進んで行き、とても感動的な景色が広がる。

 西を眺めれば太陽は雲に隠れ、雲の間から漏れる光も美しい。正面に飯の山が大きくなると周防大島も近くなる。間もなく橋を渡り、渡ってきた方向を眺める。もう日射しは陰っているが、美しい景色には変わりない。

 周防大島町に入り国道437号を左折、いよいよ八十八ヶ所巡りに向かう。飯の山に登った際、参拝した大多満根神社の大鳥居を右手に過ごし、この先で「飯野山へ2km」の標識を過ごす。更に国道を進めば右手に「奥畑へ10km」標識を過ごし、この標識の先を約300m程度進み、左の分岐に入る。

 道なりに下りて行けば、左手には海を挟んで岩国市の銭坪山が美しい。もう少し進めば、南には文珠山が聳えている。間もなく本日の目的地である第40番札所、遍照庵に到着した。

 最初の札所なので慎重にお参りをする。まず左手の石仏にお賽銭を供え、次にろうそくに火を灯し、お線香を供える。鈴を鳴らしお堂の中に入り、やはりろうそくに火を灯し、お線香をお供えし、般若心経を読み終えた。お堂を出る際にはろうそくの火を消し、お線香を倒れないよう横にする。この札所では、御朱印が頂けるので帰りに納経帳を買うことにした。

 

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