周防大島八十八ヶ所霊場巡拝記3日目 平成21年1月12日 朝早くから雪が舞っており、本日の周防大島八十八ヶ所霊場巡拝は、中止しようかと思っていたら晴れてきた。8時半過ぎに家を出て、大島大橋を渡り、写真を撮ろうとしたらカメラを忘れていた。大島八十八ヶ所巡りは忘れ物の旅だ。家に戻りカメラを持って再出発。今日の終了点を由良にしようと思ったが、到着時刻が遅くなる可能性もあるので、土居にすることにした。
土居に車を置き、バイクを組み立て出発、昨日の終着点である第54番札所円明寺に行き、本日の巡拝を始める。国道の一本南の道を進み、右手に久賀小学校を過ごしたところで右に進路を採る。南に向かいながら、道が違っていれば引き返せばよいと思いながら進んでいると覚法寺の横に維新の傑僧、大洲鉄然の石碑があり、更に進むと工事中だった。そのまま進めるというので更に南に進むと第51番札所の標識が立っていた。案内に従い左折するとすぐ右手に第51番札所神屋寺を見つけた。これは全くの偶然で、今日は最初から運がよい。
次は50番札所を目指して北に戻り、やはり国道から1本南の通りを進む。西京銀行の大島支店を過ごし、御幸橋を渡ると明らかに行き過ぎである。近くを通りかかった方に50番札所の位置を聞くと少し戻ることになり、案内して頂くことになった。この方は、四国八十八ヶ所は当然のこと、各地の八十八ヶ所を巡拝された大先輩だった。いろいろなお話を伺いながら案内して頂き、国道437号を渡る。隅田橋を渡ると50番の案内があり、すぐ先を右折すると家の横に50番札所の標識が掛けてあった。標識に従い左折すれば洲崎会館の中に第50番札所大聖院を見つけることが出来た。50番札所の位置は変わっていたようだ。
50番札所を出発、次は52番を目指す。この札所の位置も先程の方から聞いていたのでもう安心。隅田橋の横を通り、川の上流に向かう。御幸橋を過ぎ、右手に大島警察を眺めながら進み、この先の橋を左に渡る。左に大島自動車学校を過ごし、突き当たりを右折、右手には八幡生涯学習のむらを過ごす。すぐ左手が通称「嫁いらず観音」、久賀の石風呂を過ごせば第52番札所石風呂堂である。時間は12時を過ぎたのでここで延命水を飲みながら昼食を摂る。
昼食後はいよいよロングコース、海岸線を通り第55番大師堂を目指す。すぐにバス停周防八幡を過ごし、銭壺山を眺めながら東に進む。風が強く冷たく押し流されそうだ。弁天トンネルを抜けると目の前には青い空、周防大島はハワイと言われるがその通り、南国のように美しい空を眺めながら進む。
この先の大崎橋を渡るが、風が強く帽子を飛ばされそうになった。正面に見える別荘は青空に映えて美しい。このような景色を眺めていれば、別荘を買う気にもなりそうだ。坂のピークに着けば緩やかに右へカーブし、緩い坂を下りて行く。左手に美しい海を眺めながら進めば、間もなく大崎トンネルを抜け、バス停牛神前を通過する。
左に牛大神社を過ごし、次のバス停は周防大崎、右手に駐車場を過ごせば間もなく周防白石バス停に着いた。この先の分岐に55番の案内板を見つけたので右折、坂を登れば途中から左に案内され、間もなく第55番札所大師堂に到着した。
大師堂の少し東側の道を採り、国道に下りて行く。国道から大師堂方面を眺めた後、元来た道を引き返す。近道がありそうなのだが、足の痛みを考えれば平地の方が歩きやすい気がした。トンネルを2つ潜り、50分掛けて55番から周防八幡バス停に着いた。 この先の分岐を左折し、県道101号嵩山久賀港線を進む。左に52番札所を過ごし、もう少し進むと55番札所への道が分岐していた。そのまま県道を進み、左の嵩山へ道を採れば昨日も通った道。坂を登って行けば第53番札所大師堂に到着。ここで次の行動を考えたが、今日も良く歩いたのでこのままバイクの場所まで戻ることにした。
早足で下りていると背中に何も無いことが分かった。リュックを忘れていた。急いで取りに戻り再出発。もう迷うことはない。そのまま54番札所まで戻れば今日の予定は終了。バイクに乗って土居まで戻った。今日も遅くまでよく歩いた。昨日同様足を酷使しすぎたので暫く足に休養を与えることにする。
|