白山(しらやま) 山口県下関市

2007年3月4日

白山

ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない 第1集改訂版

参考コースタイム

防火水槽横登山口 →0:07→ 白山登山口平田口標識 →0:25→ 田部峠分岐

 →0:03→ 白山山頂 →0:25→ 登山口

全歩行時間 1時間 0分

白山登山口へのガイド

 下関市の小月方面からは国道491号を旧菊川町方面に進み、中国自動車道小月インターを左手に過ごし、その先で県道260号に入り、下大野地区に入る。左手に平田バス停を見つけたらその先に白山登山口の標識が立っている。

 猿王岳の駐車地を出発、防火水槽に向かって南へ進み、分岐を左折し道なりに進むと右手に山口ニュージーランド村を過ごす。この先で県道33号に入るT字路に着くので、この分岐を右に取り南西方向に向かって県道を道なりに進む。

 間もなく湯谷の温泉郷を過ごし、中国自動車道の吉田高架橋を潜り、その先の交差点を右折し、県道260号に入ると、右手に奇兵隊陣屋跡の標識を見て少し寄り道、陣屋跡を見学した。

奇兵隊陣屋跡を見学

 右手には奇兵隊士像が立ち、中央に陣屋跡の説明板、左手には奇兵隊陣屋跡の石碑が立っている。この場所からすぐ近くの吉田地区には奇兵隊の創設者高杉晋作の墓所があることを思い出した。

奇兵隊陣屋跡の説明板には次のように書かれていた

奇兵隊陣屋跡の説明


 文久3年(1863)6月、萩本藩主の命を受けた高杉晋作が馬関に出張し、武士以外の人たちも入隊を許し、奇兵隊を結成した。奇兵隊は翌、元治元年、米、英、仏、蘭、四カ国連合艦隊を前田砲台などに迎撃し、勇気をもって戦ったが新兵器を有する連合軍に敗退した。翌年12月、高杉晋作の挙兵後、美東町、大田絵堂の内訌戦に勝利を得たのち、慶応元年4月に奇兵隊は吉田に転陣、慶応3年8月に兵舎、稽古場、講堂などを配した陣屋をこの地に築き移った。陣屋では、きびしい規律に従い四百人の志士が毎朝6時起床、8時まで講堂で漢字を学び、9時から訓練の日課で、外出は隔日に五人一組で、吉田地区内の散策のみが許された。

 再び県道に戻り、木屋川にかかる三町橋を渡ると正面に白山の山頂が見えてきた。その先のT字路を右折し県道265号を北上、正面には遠く華山が美しい山容を見せている。そういえば今日は華山ばかり見ているようだ。T字路に入り、1km程度進んだ左手に平田バス停を見て、その先に消火栓の標識と小さな「白山登山平田入り口」標識を順番に見る。

白山山頂を眺める 白山登山 平田入り口

 消火栓の先の左手には、道の広くなった場所があるので車を置き、白山に向かう事にする。駐車地から少し戻り、登山口標識を確認、標識に従って舗装道を進んで行く。周囲の景色を楽しみながら進んでいると間もなく平田橋を渡り、その先で舗装道は終了となり、未舗装の道を進むことになる。

登山口から白山に向かう 平田橋を渡る

 左手に沼を眺め、木漏れ日の中の植林帯を進むのはとても気持ちがよい。正面に斜面が見えてきたので近寄ると、左方向に白山登山口の標識が立っている。この先定期的に標識が立っているので安心して進むことができる。

明るい林道を進む 左手斜面に向かう

 いよいよ白山登山道に入り、植林帯に付けられた明確なる道を進んで行く。道は良く整備されており、特に手作りの土の階段道には感激した。この道を整備するのは大変なご苦労があるものと感謝しながら進んで行く。

要所に標識が設置されている 手作りの土の階段

 階段道を過ごすと明るい陽差しの植林帯を通ることになるが、この先で一部竹林帯を通過する場所もある。更に、途中には倒木の箇所もあるのだが、歩きやすいように登山道にかかる箇所の倒木は伐採整備されており、快適に進むことが出来る。

 明るい道を進む 倒木は伐採整備されている

 周囲に展望はないものの、真っ直ぐ続く広く明るい坂道を楽しみながら進んでいると周囲に少しシダが目立ってきた。この先からは山腹につけられた細い道を進むことになり、間もなく前方が開けてきたと思ったら、田部峠からの登山道との合流点に到着した。

山腹につけられた細い道 田部峠からの登山道と合流

 広く明るい場所に出たので一安心、周囲を見回すと、西方面には木の間から竜王山・鬼ヶ城山を眺めることができるようだ。東方面には登山口周辺の下入野地区の展望、南東方面には吉田地区が箱庭のように広がり、更にその先には蓮台寺山と思われる山が美しい。

西方面の展望 南東方面の展望

 展望のない樹林の中を抜け出た後の、初めての展望はとても嬉しいものである。さあ、山頂まであとわずかだ。足下に白山山頂の標識を眺めて北に向かう道に入る。すぐに周囲が伐採・整備された白山山頂に到着、手前に白山宮旧跡の石碑が立ち、その先には白山山頂251.1mの大きな山頂標識が立っていた。

白山宮旧跡の石碑 白山山頂、背後に華山

 この山頂標識は先程登った猿王岳南峰山頂にあった標識と同じ種類もので、同じ人が立てたようだ。やはり山頂標識があると、とても嬉しくなる。落ち着いて周囲を見回すと、北の正面には美しい華山が広がり、木屋川を挟んで右手には豊ヶ岳が見えている。眼下には田部の町並みが箱庭のように広がっており、華山の下を流れている木屋川の流れを追って行くと、そのまま周防灘まで眺めることが出来そうだ。

左下に田部の町並み、正面に華山木屋川を挟んで右に豊ヶ岳

白山山頂から東方面

竜王山・鬼ヶ城・六万坊山方面

 ほとんど360度の展望を楽しむことが出来る白山は素晴らしい展望の山である。青い空の下では鳶がくるくる輪を描いており、その姿を飽きることなく眺めることが最高の幸せである。白山は本当にのんびりすることの出来る山頂だ。

 ゆっくりと展望を楽しんだのでいよいよ下山を開始する。山頂を出発し、田部峠への分岐手前で再度鬼ヶ城方面の展望を楽しんだ後、坂道を引き返す。山腹につけられた道を進み、木漏れ日の樹林帯を下りて行くのだが、周囲の樹林に気を取られていると当然足下がおろそかになり、滑りやすい坂道にて見事に転倒、したたか腰を打ってしまった。

 白山の下り道は要注意である。登山口へ下り立ち入野地区を出発、県道の途中から振り返る白山は本当に美しい山である。白山は登山路も整備され、展望の素晴らしい山であった。

奇兵隊陣屋跡

麓から眺める白山

白山山頂

白山から眺める華山

六万坊山

豊ヶ岳

木屋川と蓮台寺山

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市 白山 登山口付近のMAP

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