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→0:40→ 御鉢山 →0:10→ 龍護峰 →0:20→ 旅行村
旅行村から北へ続く作業道に入る。入口には龍護峰登山入口の案内が置かれ、これより2.2km、所要時間60分と案内されている。作業道を15分で樹林の下の歩行が終わり、ススキの目立つ草原に着く。道なりに進むと右に西の西山への分岐が現れるので分岐を右折し、西の西山へ向かう。進路は最初東に向かうがすぐに大きく左に旋回する。この途中で右へ妙見原への分岐が現れる。この方面は秋吉台の展望所などがあり、いわゆる一般の観光客が目指す山頂がこの西の西山となっている。
西の西山への登山途中で2組のパーティーに出会ったが、いずれも登山装備ではなく単なる観光客の装いだった。さて、分岐を過ごし進路を北西に採る。道は広く快適でススキが風に揺れている。遊歩道は左右にブレながら続き、遊歩道がそのまま山頂へ続いていることが分かる。
眼下に広い秋吉台の草原が続き、眺めているだけで時の経つのも忘れてしまいそうだ。山頂へまっすぐ続く遊歩道をゆっくり登り、周囲に白い石灰岩が目立ってくれば平坦な西の西山の山頂である。山頂の先には丁度桂木山がそびえ、左に向かって権現山、如意ヶ岳、天井山、大滝、小吹山と続き、更に花尾山が美しい山容を見せている。南には東西方翩山、右には荒滝山、日ノ岳と続いている。なんと言っても秋吉台のススキの風景が美しく。しばらく山頂で小休止を取った。
西の西山から美しい展望を眺めながらススキの原を下り、先ほどの分岐までもどり右折、後は龍護峰まで一本道である。足下には多くの花が咲いており、一つ一つの花を丁寧に撮影しておく。遊歩道の右側に立つ木を過ごし、進行方向には御鉢山がなだらかな山容と山頂へ続く遊歩道を見せている。
周囲を見回せば石灰岩に青い空、まさにハイキング日和である。緩やかな傾斜の遊歩道を進み、V字型の石灰岩を越える。右にドリーネを過ごし、わずかな坂を登ればこの途中に南蛮煙管の花を見つけた。図鑑で見たことはあったが、本物を見つけたのは初めてである。
カワラナデシコやセンブリなどを眺めながら高度を上げると、白い石灰岩が並ぶ御鉢山の山頂へ着いた。御鉢山からは桂木山、花尾山はもちろんのこと、目の前には龍護峰が指呼の先にそびえている。
御鉢山を出発し、坂を下れば家族村から続く遊歩道と合流、更に登り返し白い石灰岩が見えてくれば、広く平坦な龍護峰の山頂である。山頂はきれいに刈り払われてとても広く、中央に龍護峰と刻まれた石柱が置かれている。
三角点はその手前に埋められており、周囲を眺めればやはり広い秋吉台の最高峰、360度の大展望が広がっている。一位ヶ岳、風力発電施設の建つ白滝山、下関には四王司山や勝山もはっきり見えている。
南には日ノ岳、荒滝山、南東には東西方翩山、ぐるりまわって桂木山、権現山、如意ヶ岳、権現山、天井山、大滝、小吹山など展望も素晴らしい。山頂で小休止を取りながらのんびりしていると山頂に直接トレイルランの愛好者が登ってきた。今日は秋吉台でトレイルランの大会が行われている。
山頂を出発し、御鉢山との鞍部を右折、ススキの間を通って道なりに下り、旅行村まで0.7kmの案内を過ごす。樹林の中を下るとすぐにドコモ秋吉さくらの森の展望地に着き、石灰岩の目立つ坂を下れば登山口の旅行村へ戻った。これで一周回りの龍護峰登山は無事終了した。
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