馬路高山(まじたかやま)島根県大田市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
2009年4月4日 峠 →0:10→ 貯水タンク →0:40→ 三角点 →0:10→ 馬路高山 →0:25→ 峠 全歩行時間 1時間25分 素晴らしい展望の矢滝城山を出発、県道201号を東へ進む。石見銀山方面へ県道46号、31号を進み、石見銀山トンネルを抜けて仁摩方面へ向かう。しばらく進むと国道9号に着くので左折、左に仁摩サンドミュージアムを過ごす。
やがて正面に馬路高山が現れた。明るい山頂を眺めていると、あの山頂からの展望を想像してわくわくしてしまう。少し先で、左に折り返すような分岐を左折、現在建設中の山陰自動車道の高架下を進み、更に坂を登れば峠へ到着した。高山への舗装路入口を確認すると、この道は鳥取県の孝霊山と同様NTTの管理道、車で進入することはできない。
馬路高山の登山口は、峠を下った場所である。車で少し下ると、左に貯水タンクが現れる。ここには駐車スペースもあるが道が狭く、駐車するのに少しの努力が必要である。車を置いて登山口を確認、最初は何処が登山口か分からなかったが、五輪塔が目印なので探してみると、貯水タンクから峠よりの山側へ五輪塔の標識が立っており、この先に五輪塔が置かれていた。
登山道を確認して奥へ進むと、少し解り難いが登山道らしき道を確認することができた。ただし、登山開始の時刻が遅いので、下山場所を明るい峠にするため、峠まで引き返した。峠の駐車場を出発、貯水施設まで下り、五輪塔の場所から登山道に入る。
植林帯の下に登山道は続いており、右に自然林、左に植林帯を眺めながら進む。周囲に展望の無いのは当たり前だが、通常良く眺める目印のテープや案内板などは一切無い。岩の多い場所を抜けると、やがてジグザグな道に入る。山腹につけられた道は、滑り易く荒れ加減である。
本当に目を凝らさなければ解らないような踏み跡を探し、滑り易い道を慎重に登る。進むたびに急な傾斜が広がり、とても歩き難い。こんなときに目印のテープさえあれば安心できるのだが、一切無いのはどういう事だろう。
高度を上げるたびに登山道の傾斜はきつくなるが、背後には木の間越しの展望が広がっている。明るく輝いていた太陽は、次第に夕陽へと変化を始めている。そのうちこれが登山道かと思うほど、ルートの選択が難しくなり、慎重に登山道らしき場所を選びながら高度を上げる。唯一このコースで安心できるのは、最近登った人のスリップした跡を発見した時である。
やがて尾根に到着しようやく安心、アンテナの馬路高山が正面に見えてきた。緩やかな岩の多い尾根道を一気に進むと、間もなく弥山の三角点に到着。周囲は木々に遮られて展望はない。
そのまま尾根を進むとフェンスで覆われた場所に着いた。中央には「中に入ってはいけません」と案内されているので、フェンスをつかみながら向かって左側から下りてゆく。途中でフェンスが倒れかけていたので、更に大回りをして平地に着いた。ここは防衛省用地で立ち入り禁止の看板が置かれていた。
この先は快適な舗装道が続いており、西を眺めるとアンテナの先には夕暮れの海が広がっている。残念ながら逆光なのではっきりとした展望を眺めることはできない。そのまま道なりにアンテナの立つ馬道高山方面へ向かうと分岐が現れ、右へ進むとすぐにアンテナの立つ山頂に着く。周囲は枯れススキて覆われており、展望を臨む事は事はできない。
アンテナを見上げる 展望を求めて枯れススキの中に入ってみたが、ススキの背が高く、電柱の間越しの展望を得る程度である。ほとんど展望がないので山頂を出発。舗装されたNTTの管理道を下っていると夕陽のショーが美しい。
途中で山桜を眺めながらのお花見下山、緩やかな傾斜の管理道を下ると、やがて三瓶山方面を見晴らす展望地を通過、三瓶山が霞みながらも美しい山容を見せている。峠まで着くと、既に周囲は薄暗くなっていた。
荷物を車に入れて峠を出発、国道9号を西へ進み、江津インターから高速道路に入り一気に柳井まで帰り着いた。一日4山、楽しい山歩きである。 いつか登りたい凄い岩山 国道から馬路高山 峠(管理道入口)からの展望 五輪塔 三角点 日本海の展望 馬路高山のアンテナ 前の山 矢滝城山 を見る 次の山 三ッヶ峰〜野道山縦走(春) を見る 登山口周辺の地図はこちら 島根県大田市 馬路高山 登山口付近のMAP |