京太郎山(きょうたろうやま)島根県邑南町

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2011年5月15日

登山口 →1:00→ 山頂 →0:50→ 登山口

全歩行時間 1時間50分

  いよいよ島根県の山も最終段階、今回も山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生のご案内により邑南町の雲井山へ向かう。邑南町役場を起点とすれば、県道7号を東へ進み、すぐに現れる「口和」への案内に従い分岐を左折、県道112号を北上する。

口和へ向けて分岐を左折 林道石見高原線へ左折
右が京太郎山登山口駐車場 登山口より笹の道に入る

 そのまましばらく道なりに進むと大利洞門手前に林道石見高原線が現れるので分岐を左折、林道に入る。林道を約1.6km程度進むと峠の付近で駐車場が現れ、南にはアンテナを頂いた原山が美しい山容を見せている。

休憩舎 休憩舎から眺める原山

 駐車場に車を置き、休憩所の案内に従い登山口より入ると、すぐに休憩舎が現れた。休憩舎からは原山と矢上の町並みが美しい。休憩施設からすこし引き返し左折、自然林の中に入る。明るい木漏れ日の下を尾根沿いに西へ向かうと、道の中央に石がいくつか転がっていた。

自然林の中に入る 笹の道を進む
道の中央に並ぶ石 木の間越しに萩原山

 木の間越しの北東にはアンテナを頂いた萩原山が見えている。そのまま西へ向かって尾根沿いを進むと、熊が木をひっかいた際にできた爪の跡を見ることができた。明らかにこの山域に熊が居ることは間違いない。間もなく一旦ピークに着けば、西に京太郎山の山頂部が見えている。

クマのひっかき傷 木の間越しに山頂が見える

 ピークを越え、坂を下って鞍部へ着く。この先も尾根沿いに進み、再びピークを越え、鞍部へ下る。アップダウンの際、尾根を間違えそうな場所もあるので、目印のテープを頻繁に巻きながら進む。

ピークに立つ木 ピークから鞍部へ下る

 周囲に広がるブナ林の緑がとても美しい。また、ピークから眺める京太郎の山頂部も美しく、思わず足が止まるほどである。京太郎山は登山途中、周囲に展望を得ることはできないが、周囲を覆う新緑が美しく、この風景を眺めるだけでも来た価値がある。赤松林にブナ林と、美しい自然林を堪能しながら進んでいると、やがて足下に炭焼きの跡を過ごす。

美しい自然林が続く

 この先から坂の傾斜がきつくなり、歩く速度も極端に遅くなる。山頂へ続く斜面に向かって歩を進めれば、ようやく坂の傾斜がゆるまり、三等三角点の置かれた京太郎山の山頂へ到着。休憩舎を出発して以来、終始展望のない樹林の中を歩いていた。

坂の傾斜がきつくなる 山頂目前

三角点と山頂から眺める展望

京太郎山の山頂から眺める風景(動画)

 笹の多い山頂からは、眼下に矢上の集落が広がり、東には石見冠山が美しい山容を見せている。但し、山頂付近も樹林に覆われ、障害物なしの展望を得ることはできない。また、山頂付近の笹には花が咲いており、いずれこの付近の笹は、全て枯れることだろう。

竹の花 笹の山頂

 山頂を出発し、元来た道を引き返す。登山時に巻いておいた目印を確認しながら下りるので、道を間違える心配はない。周囲に広がるブナ林などを眺めながら、無事登山口の駐車場まで戻った。なお、京太郎山への登山道は、アップダウンの回数が多く、登山時と下山時の時間は大きく違わなかった。

麓から眺める京太郎山

休憩舎から眺める原山

木の間越しの萩原山

ブナ林

クマのひっかき傷

山頂から眺める展望

 前の山 雲井山 を見る

 次の山 萩原山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県邑南町 京太郎山 登山口付近のMAP

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