黒髪山(くろかみやま)佐賀県有田町・武雄市

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2017年5月3日
登山口 →0:35→ 二俣 →0:35→ 後ノ平 →0:35→ 山頂

→0:30→ 見返峠 →0:20→ 二俣 →0:15→ 登山口

全歩行時間 2時間50分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 連休5日目の登山だが、ここまで天候に恵まれて順調に目標の山を踏破している。本日最初に向かうのは佐賀県有田町にそびえる黒髪山で、登山口は竜門峡の竜門ダム駐車場。駐車場から「竜門山の家」を正面に見ると、「黒髪山への登山道はこちら」と北へ向くようになっていた。
竜門ダム駐車場 登山道の案内に従い進む
 この案内を信じて北へ進み橋を渡る。この先にも黒髪山への登山道案内が置かれていたので道なりに進む。途中に咲くツツジを観賞、いくつかのロッジを眺めながら歩いていると、沢に出た。
一周回って案内が続く 背後は登山口
 ここで左に青牧峠の案内を過ごし、自然林の下につけられた道を南東へ進む。やがて少しずつ高度が下がるので、変な感覚のまま歩いていると、目の前に橋が現れ、 右には少し先に登山口の駐車場が現れた。これは完全な遠回りコースで。そのまま駐車地からここまで来れば何のことは無いコースだった。
石仏 大岩
 これは軽いウオーミングアップと考え、いよいよ沢沿いに進路を東へ採る。案内には見返峠へ1.5kmと書かれている。すぐに岩の上に祀られた石仏を過ごし、保健保安林の説明板などを眺めながら遊歩道を進む。左には清流が流れ、周囲は自然林に覆われてまさに森林浴である。
ピンクの花 岩窟の中の石仏
 周りにそびえる大岩を鑑賞、この大岩群は火山岩のようだ。岩窟の中にも石仏が祀られ、登山者を見守っている。対岸にはピンクの花が着いており、これらはミヤマキリシマかも知れない。美しい花を眺めながらの遊歩道歩きなので、疲労感は少ない。
岩屋(クリックで拡大) 清流
 右上に休憩所らしき建物を眺め、コンクリート製の遊歩道を辿る。すると、左側に岩屋が現れ、岩屋の中には石仏が祀られていた。この先で橋の上に立てば清流と岩屋の美しい風景が広がる。しばらく岩屋などを眺めて更に遊歩道を進む。
見上げれば大きな岩壁(クリックで拡大)
 岩屋の上には大岩がそびえ、この高度感が素晴らしい。九州自然歩道と見返峠へ1.3km(35分)の案内を眺め、岩の目立つ道に入り、この先で黒髪山へ 1.7kmの標柱を過ごす。足下は緩やかな傾斜で、大して負荷はかからず、高度も上がっていないように感じる。
緩やかな傾斜の登山道 二俣
 やがて沢を渡り、岩の多い平坦な場所に到着、この地点が見返峠経由と鬼の岩屋経由の分岐点の二俣である。ここでは分岐を右折して鬼の岩屋、後ノ平を経由して黒髪山を目指す。
植林帯を進む 溶岩流が固まったような大岩
 黒髪山へ1600mの案内を確認し、自然林の下を少し進むとすぐに周囲は植林帯に変わり、植林帯の下には黒髪山へ向かう案内表示が沢山掲示されていた。やがて竜門より、黒髪山へ1400mの案内を過ごし、明確な登山道を進むと、周囲は岩場に変わり、進行方向左下には溶岩流が固まったような大岩が見えている。
岩場
 さて、目の前には岩場が現れ、まず階段を登り、次にロープを伝って岩場の上に出る。岩上に出れば、いつの間にか周囲の植生は自然林に変っており、急な岩場に立ち向かう。足下が不安定なので慎重に高度を稼ぎ、山腹につけられた細い道を乗り越えれば、目の前に大岩が見えてきた。
鬼の岩屋(クリックで拡大) 後ノ平
 岩の上に屋根が置かれたように見えるのが鬼の岩屋で、この下では雨宿りができそうだ。鬼の岩屋を過ごすと、足下には落ち葉が堆積しており、この先でロープの補助により高度を上げ、山腹につけられた道をわずかに進めば、平坦な後ノ平へ着いた。
尾根道歩き 展望(クリックで拡大)
 黒髪山へ800mと610mの2種類の案内に戸惑いながら進路を左へ採る。この先は尾根道歩きで、自然林の下を快適に進む。足下に岩が目立つところで、左への踏み跡を見つけたので立ち寄ると、岩場の展望地へ出た。展望地からは北の展望を望む事ができたのだか、山名は解らない。
蛇焼山 黒髪少年自然の家などの分岐
 元の道に引き返し、更に尾根道歩きを続ける。この辺りは本登山中でも一番快適なところである。木漏れ日差す登山道で少しずつ高度を上げ、小ピークに立ったと思えば、蛇焼山の案内が置かれていた。これは大蛇伝説の名残だろうか。このピークから少し高度を下げれば、右に有田ダム・西光密寺・黒髪少年自然の家への案内を過ごす。もう黒髪山へは100mとなっている。
天童岩と展望(クリックで拡大)
天童岩と展望
 岩の目立つ道を進めば今度は天童岩へ200mの案内が置かれていた。案内に従い進むと、間もなく直進は見返峠、右折が天童岩の分岐へ到着、案内に従い分岐を右折する。大岩の目立つ道を進めば、正面に天童岩がそびえている。と、同時に左右に展望が開け、眼下に集落などを眺めることができた。
鎖を伝う 山頂
 更に進むと、岩上へ向かう鎖の整備された道が現れ、鎖を補助に慎重に高度を上げればすぐに黒髪山の広い岩上へ着いた。山頂からは周囲360度のパノラマが広がり、北には青螺山、東に武雄の市街、南には先程ピークを踏んだ蛇焼山だろうか。西には有田の街並みなどを眺め、展望の素晴らしさを実感することができた。
黒髪山山頂の展望(クリックで拡大)
 しばらく山頂にて小休止、記念撮影などの後、下山を開始する。先程の分岐まで引き返し、進路を見返峠へ採る。なお、見返峠までは680mだが、鎖の難所があると案内されている。すぐに鎖場が現れ、慎重に下っていると、頭上には先程まで立っていた天童岩がそびえている。
天童岩の上に人影(クリックで拡大) 鎖を伝う

ハシゴを伝い下る(クリックで拡大)

 急な岩場を下る度に天童岩は遠くなる。金属製のステップを踏みながら、次は階段を下る。このように鎖やステップ、さらには階段まで整備されているので、通常ならば難所だが、ここでは楽々下山をすることができる。
鎖がなければ難所 見上げれば岩壁
木の根の張り出す道 雌岩へ
 岩場を下り終えれば山腹につけられた道を辿り、間もなく西光密寺・黒髪駐車場への分岐を過ごす。すぐに岩の多い不安定な道を通過、再び山腹につけられた道を下っていると雌岩への分岐が現れた。
雌岩 雌岩横からの展望
 雌岩までは100mなので立ち寄ると、岩場の先に大岩がそびえていた。眼下にはキャンプ場らしき緑の芝生が見えていた。東に広がる展望を眺めた後、元来た道へ戻る。

別の場所から雌岩

見返峠

 雌岩の分岐からわずかに下れば見返峠へ到着。ここから乳待坊登山口までは300mと案内されており、この登山口が歳旦の登山口かも知れない。さて、峠を出発し、竜門峡へ向かう。
岩壁 炭焼跡
再び二俣 ダムから青螺山
 足下には岩などが多いので慎重に下り、途中にそびえる大岩や炭焼きの跡などを鑑賞。やがて竜門へ0.7kmの案内を通過、間もなく二俣の分岐へ着いた。ここまで戻れば傾斜は緩やかとなり、元来た道を引き返して竜門の駐車場まで引き返した。ダムの付近まで行き、振り返ると正面にそびえる美しい山は青螺山のようだ。

あっぱれ屋の和風とんこつラーメン

 黒髪山の登山を終えて、次は少し遠いが平戸市の南端の志々伎山を目指すことにした。伊万里市に入りおなかが空いたので和風豚骨あっぱれ屋の看板を見つけて立ち寄る。もやしと玉子とチャーシューの入ったラーメンはとても美味しかった。本当は大盛りにしたいところだが、おなかがいっぱいになると眠くなるので自粛した。
岩屋
岩壁
鬼の岩屋
天童岩
展望
山頂から眺める展望
天童岩の上に人影
下山に使用したハシゴ
 前の山 虚空蔵山 を見る

 次の山 志々伎山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 佐賀県有田町 黒髪山  登山口付近のMAP
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