志々伎山(しじきやま)長崎県平戸市

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2017年5月3日
登山口駐車場 →0:10→ ロープの始まり →0:15→ 祠 →0:10→

草履置き場 →0:15→ 山頂 →0:30→ 駐車場

全歩行時間 1時間20分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 佐賀県有田町の黒髪山の登山を終了、次の目的地の志々伎山を目指す。平戸大橋を渡って平戸島に入り、国道383号を脇目もふらず南下する。やがて前方にひときわ高い山がそびえてきた。これがこれから目指す志々伎山だろう。
平戸大橋を渡る 田んぼ越しの志々伎山(クリックで拡大)
 そのまま道なりに進むと阿弥陀寺500m・志々伎山2kmの案内が見えてきた。登山口の志々伎神社へ向かう前に宮の浦漁港方面へ進み、公園付近から志々伎山を眺めると、山頂部の隆起した特異的な山容にびっくりした。どうすればあの急登を登り切れるのだろうか。
案内板 福良漁港から眺める志々伎山(クリックで拡大)
 さて、阿弥陀寺の横を通り、この先を左折するのだが、最初はこの道が解らず一周してしまった。2回目には阿弥陀寺先の分岐を左折することが解り、細い道だがよく通られている道を慎重に進む。やがて西海国立公園の案内の立つ駐車場へ到着、ここで先行の登山者と出会う。
志々伎神社へ向かう 駐車地から眺める志々伎山
登山口の駐車場を出発 折り返すように右折する
 この駐車場からは志々伎山が見えており、これから向かう山容をしっかり眺めて登山開始。志々伎神社と志々伎山の案内を確認して舗装道を進む。石塔を過ごした先で右方向に志々伎山への登山道が分岐している。
歴史ある道 中宮跡
 中宮へは道なりの直進方向だがこちらには下山後に参拝する。上宮の案内に従い分岐を右折、歴史ある石段を辿る。左にやはり歴史ある石段が並び、この先に中宮跡の案内が置かれている。
石灯籠を過ごす 岩の彫られた階段
 昭和36年頃には当地に志々伎神社社殿が置かれていたそうで、地元では古中宮と呼ばれている。中宮跡を過ごせば左右に灯籠が並び、その先には注連縄が渡されている。注連縄を潜り神域に入り、自然林の下を進む。
平坦な尾根道 山頂まで続くロープの始まり
 岩に掘られた階段を登り、緩やかな傾斜の道を進んでいると、あの山頂部の急登の事が頭をよぎる。と、この先の岩場にロープが渡されてた。このロープは結局山頂まで続いており、とても助かるものである。案内には、このロープは地元地区が便宜上設置していることが書かれていた。
腰掛け岩(クリックで拡大) ロープが続く
 岩場を登り、ロープに従って進む。傾斜は急だがロープを辿れば楽々登る事ができる。間もなく腰掛け岩の案内の立つ場所へ着く。ある時命(みこと)が軍状を見るため志々伎山に上る途中、賊の流れ矢に当り路傍の石に腰を掛け、矢を抜きとり大地につき立て落命されたという。鮮血流れて苔となったと伝えられる岩である。
岩場 登山途中に唯一志々伎山が見える場所
 腰掛け岩を通過し岩場を登れば、本登山中唯一の志々伎山を見晴らす展望地へ着く。丁度目線の先に志々伎山の山頂部がそびえ、南西には五島列島の島々が霞んでいる。唯一の展望地でしばらく大海原と山頂部を眺めた後、登山を再開する。
大海原 稚児の塔の下
 再び樹林の中に入り、山腹につけられた道を南東方向へ進む。間もなく稚児の塔の案内板前に到着、言い伝えによると志々伎山円満寺に御厨方面出身の稚児がいたが、住職から誤解を受け、苦しみにしてこの山に登り遠く故郷を望み果てたと、いう故事に因んでその死を憐れみ後人が小さな塔を建て慰めたと伝えられる。なお、稚児の塔は上方100m程に建立されている。
足下が不安定 石垣の残る場所
祠の祀られた場所(クリックで拡大) 2基の石柱
 稚児の塔の下を出発、足下の狭いところや切り立った場所を通過するが、登山道自体は緩やかな傾斜なのでロープを補助に進めば大丈夫。やがて石垣の残る場所を過ごせば平坦な場所に着き、この左手には祠が祀られていた。
坂を下る 最下点
 次の石柱が2基置かれた分岐は右を採り、この先から少し高度を下げることになる。一番下がったところで登りと下りの標識があるので、高度が少し下がっても不安になることは無いだろう。標識の地点から登り返していると、先行の登山者とすれ違う。この方は地元の方で、1ヶ月に1度志々伎山へ登っているそうだ。
岩場を登り返す 草履置き場(クリックで拡大)
 急な岩場に取りかかるので、この付近が一番の急登かもしれない。周囲に岩が目立ち、岩場を登る感覚がなかなか楽しい。やがて草履置き場へ到着、志々伎山は古くから女人禁制の霊山で成年女子の登山はできず、男子もここで草履を脱ぎ頂上まで素足で登る掟があったそうだ。前方の岩には注連縄が渡されているので、神聖なところであることが解る。
山頂へ向かう急登 岩をつかみながら登る
 さて、登山開始からずっと南東方向へ向かって歩いていたのだが、この草履置場で進路は折り返すように北西方向へ変わる。早速急登が始まり、足下の自然石の階段と補助のロープに助けられる。岩場を登り切っても自然林の下の急登は変わらない。こんな所は補助のロープ無しでは登る事はできないかも知れない。
前方が明るくなってきた 岩尾根
 ロープをつかみながら高度を上げていると、前方が開け、間もなく岩の尾根へ飛び出た。岩上に立てばようやく山頂方面が見えてきた。眼下には漁港や集落の展望が広がり、よくぞここまで登ってきたという感じがする。
東に広がる展望(クリックで拡大) 切れ落ちた岩場(クリックで拡大)
 足下には赤茶けた溶岩見えており、この山が火山岩でできていることが解る。また、足下にはイワヒバが多く、踏みつけないよう慎重に歩を進める。山頂に向かって右側の道を採り、少し進むと岩の尾根へ出た。
山頂へ続く岩尾根(クリックで拡大) 志々伎山山頂の祠(クリックで拡大)
 そのまま尾根道を進むと、間もなく志々伎神社上宮の祀られた山頂へ到着。早速神社へ参拝した。三等三角点は山頂奥に置かれており、三角点西の岩上からは北西に登山口の駐車場と車が見えている。登山前に山頂部を眺めた福良地区も確認、公園上の学校がよく見える。
登山口の駐車場が見えている(クリックで拡大) 夕立
 北には志々伎湾を挟んで志々伎町の展望が広がっているものの、この方面には雨が降っているように見える。登山開始前に雷が鳴っていたようなので、夕立かも知れない。西には五島列島が霞んでおり、肉眼では確認できるが写真には写らない。
祠の前で イワヒバ
 しばらく山頂にて展望を楽しんだ後、下山を開始した。登山時に時間を掛けた最後の急登はあっと言う間に下りきり、ロープを補助に登山口へ引き返す。駐車場手前で雨が降り始め、荷物を仕舞う間に本降りになってしまった。その後は車に乗り込み志々伎神社中宮へ参拝、本日の登山の予定は無事終了した。
志々伎神社へ参拝(クリックで拡大)
再び平戸大橋を渡る 鹿島温泉やすらぎ館

博多ラーメン鉄の羽釜の濃厚なとんこつラーメン

 志々伎山の登山口を出発、平戸大橋を渡り、汗を流すために鹿島温泉やすらぎ館へ立ち寄った。夕食は佐賀市内を散策して博多ラーメン鉄の羽釜へ。濃厚なとんこつラーメンを注文、替え玉までお願いして完食することができた。今日は移動距離が長かったものの、無事に主だった山へ登る事ができたので満足である。
志々伎山は見る角度により違う姿を見せる
腰掛け岩
東の展望
切れ落ちた岩
岩尾根
志々伎山山頂に祀られた祠
志々伎神社
福良漁港から眺める志々伎山
 前の山 黒髪山 を見る

 次の山 八天岳 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 長崎県平戸市 志々伎山  登山口付近のMAP
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