甲山(こうのやま)山口県周防大島町

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2011年2月13日

橘庁舎 →0:20→ 甲山 →0:15→ 橘庁舎

全歩行時間 35分

 雪の苦手な私は、冬の間山口県の山を中心に登っている。そんな私の愛読書、「防長山野への誘い(金光康資著)」には夢とロマンがいっぱい詰まっている。今回は同書の第二集に掲載されている周防大島町安下庄の甲山を目指す。

甲山 嵩山

 大島大橋を渡り国道437号を左折、しばらく道なりに進み、土居の交差点を右折する。海岸線へ着いたら県道4号を右折し、登山口の周防大島町役場橘庁舎へ車を置く。甲山は、橘庁舎から南西方向に建つ、周防大島高校安下庄校舎の上にそびえる山である。また、庁舎前からは、北に大島富士と呼ばれる嵩山が美しく、嵩山の展望のテラスから眺めた甲山を思い出す。

橘庁舎を出発 第一番札所の快念寺

 橘庁舎を出発、漁港沿いに北へ進み農協の前を左折、そのまま道なりに進むと周防大島八十八ケ所の第一番札所「快念寺(かいねんじ)」が正面に見えてくる。

山口銀行の手前を左折 庚申堂を過ごす

 甲山へはそのまま県道4号を南西に進み、山口銀行安下庄支店の手前を左折する。左に庚申堂を過ごし舗装道を少し進むと右に健康管理センター・大島中部病院が見えてくる。

ヘアピンカーブの場所より山道へ入る 白い手摺りのある道

 この先のヘアピンカーブの角に踏み跡があり、この場所より山道に入る。右下に民家を見ながら細い道を進むと、すぐに白い手摺りが現れる。この先踏み跡は確かだが、少し茨の被る場所もあるので用心して進む。

踏み跡は確か モノレールを過ごす

 すぐに平坦な場所に着き、ミカン農家のよく使う荷物運搬用のモノレールが現れる。この場所から右に進路を変え、緩やかな坂を登る。途中には茅の茂る場所を通過、少し高度が上がれば背後に安下庄湾を木の間越しに眺めることができる。少しのヤブを突っ切ると山頂下の平坦な場所へ到着、ここから眺める嵩山は、目の前に遮るものも無く、美しい山容をしている。

緩やかな坂を登る 安下庄湾の展望
平坦部から嵩山 山頂手前の旗立用石柱

 平坦な場所から少しの坂を登ると、まず左右に旗立て用の石柱を見つける。この石柱には安下庄青年連合協会、昭和33年9月と彫られていた。すぐに広く平坦な山頂に到着、山頂には三等三角点が置かれている。三角点付近のみ樹林が伐採されているが、山頂の周囲に木々の背が高く、展望は木の間越しとなっている。

平坦な山頂 展望は木の間越し

 

甲山から眺める展望(動画)

 山頂にて記念撮影の後、平坦部に戻り周囲を眺める。障害物なしの嵩山を眺めるには山頂下の平坦部が一番である。この平坦部は山頂を取り囲んで一周しているようだが、うかつに移動すると、茨が体に巻き付くため、展望の素晴らしい海側へ移動するのは断念した。源明山から嘉納山へ至る山脈を眺め、下山を続ける。

山頂下の平坦部 第一番札所の快念寺へ参拝

 安下庄湾を眺める展望地を通過、すぐに県道まで下り、登山口の橘庁舎まで戻った。丁度昼になったので昼食を摂る。この付近で有名なお店といえば「たちばなや」の中華そば。先ほどの道を辿り、快念寺の分岐を右折、ほんの100m程度進むと左に無料駐車場があり、たちばなやはもう目の前である。

たちばなやの中華そば

 年季の入ったのれんをくぐり、名物の中華そばを頂く。スープは透明ないりこだし、そばは太麺でスープにとても合っている。あまり美味しいのでスープを全て飲み干し、噂以上のおいしさにとても感激した。

海岸線から嵩山

甲山

山頂

旗立ての石柱と嵩山

嵩山と安下庄小・中学校

 前の山 安田要害山・母塚山縦走 を見る

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県周防大島町 甲山 登山口付近のMAP

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