金華山(きんかざん)鳥取県南部町

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2015年10月24日

駐車地 →0:25→ 山頂熊野神社 →0:15→ 駐車地

全歩行時間 0時間40分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山と渓谷社の分県シリーズ「鳥取山の山」の登山を続けている。日野町のアンテナ山の古峠山、鬼伝説の残る伯耆町の鬼住山の次は、山頂に熊野神社の祀られた南部町の金華山を目指す。

入口の目印は消防機庫(クリックで拡大) 金華山橋を渡る

 金華山へ向かう起点を南部町役場とすれば、役場前から国道180号を南下する。次に城山公園入口交差点を左折、県道35号を道なりに4.5km進むと、左側に「南部町立青年の家」、その横に南部町消防団西伯第2分団の消防機庫がある。

すっきりした山容の金華山(クリックで拡大) 登山口(クリックで山頂部)

 この先の分岐を左折し、金華山橋を渡り、道なりに終点まで進めば、金華山の登山口駐車場へ着く。登山口へ向かう途中、金華山入口まで600mの案内の立つ場所で、金華山を眺めると、山頂部を残してその裾野はきれいに伐採されており、とてもすっきりしていた。

熊野神社の大鳥居をくぐる 左右に狛犬を過ごす

 登山口の駐車場から少し後ろへ下がると、山頂部に凝灰角礫岩の露出している箇所が見て取れた。一帯山頂部はどうなっているのかと、期待させる登山口である。熊野神社の石鳥居を潜り、左右に狛犬を過ごす。

灯籠付近から伐採されている 明るい参道

 頭上は自然林に覆われているが、樹林の残っているのはこの狛犬の先まで。灯籠が見えてくれば、周囲はきれいに伐採されている。明るい伐採地につけられた参道を北へ向かって進む。

参道左に大岩 自然林の中に入る
荒神宮の鳥居を見る 観音堂

 坂の傾斜がきつい場所もあり、ゆっくり坂を登れば森の中に入る。木の根の張り出す道を慎重に登り、左に荒神宮の鳥居を過ごす。この先で観音堂を右に過ごし、ジグザグを描きながら高度を上げると尾根へ着く。

尾根へ着く 自然石の石段

 木の根の目立つ道を躓かないよう慎重に進み、自然石の石段を登れば木製階段が用意されている。ここで頭上を眺めれば、大きな凝灰角礫岩(ぎょうかいかくれきがん)の塊がそびえている。なお、凝灰角礫岩とは堆積岩のことで、火山灰と角張った礫が堆積した岩石のことである。

見上げれば凝灰角礫岩(クリックで拡大) 山門

 さて、階段を登り大きな岩塊を間近に眺める。なんとも大きな岩である。熊野神社の山門を潜り、凝灰角礫岩の露出した道を辿る。山頂手前の石段上には見頃の紅葉が美しく、赤と緑のコントラストに思わず足が止まる。

凝灰角礫岩の間を進む 紅葉の始まり(クリックで拡大)

熊野神社拝殿と本殿

 間もなく山頂の熊野神社へ到着、その先には凝灰角礫岩のテラスが用意されていた。展望広がる絶壁のテラスからは、眼下に植林帯が見えており、その高度差に圧倒される。勇気を出してテラスの端から下を眺めれば、そのまま真下まで落ちてしまいそうな、そんな気のする展望テラスである。

山頂の岩峰 展望テラス

 奥の院へも参拝し、下山をしようとした時、登山者が山頂へ到着。お話を聞いてみれば、途中にある観音堂は、伯耆霊場第2番札所八国寺で、この方は霊場巡りをされていた。鳥取県の登山では人気のある山とそうでない山の差が大きく、総じて、登山者と出会う機会が少なかったような印象である。

 下山途中、木製ハシゴ付近で再度凝灰角礫岩のテラスを見上げる。なんとも大きな岩である。

凝灰角礫岩のテラスと切れ落ちた崖

金華山入口

登山口から眺める山頂部

紅葉

凝灰角礫岩

断崖

 前の山 鬼住山 を見る

 次の山 手間要害山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 鳥取県南部町 金華山  登山口付近のMAP

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