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→1:30→ 瀬戸の滝分岐 →0:15→ 瀬戸の滝 →0:30→ 登山口
十方山登山道入口の案内を確認して登山道に入る。樹林の下は木漏れ日が美しく、今日もさわやかな雰囲気の中の登山をすることができる。登山口を出発して5分程度で分岐を右にとる。正面は瀬戸の滝へ続いており、こちらには下山時に向かうことにした。
足下には岩が目立つものの、問題無く登ることができる。樹林の下を淡々と登っていたら左下から続く分岐と合流、この付近で大勢の登山者が休憩していた。この分岐は瀬戸の滝へ直接向かう分岐で、下山時にこの分岐をとれば効率的に瀬戸の滝へ着くようだ。
登山者の横を通り、この集団を引率するように、前を進む事ができた。しかしながらすぐに単独行の登山者が私を追い越し、私の足の遅いことが露呈した。
周囲には少しずつ紅葉が現れるが黄色が主で紅色は少ないようだ。それでも空が晴れているため緑と青と黄色のコントラストが美しい。紅葉を楽しみながらたっぷり写真も撮り、そして後も気の登山者を気にしながら追いまくられるような登山が続く。
光線の具合が良いので、とても紅葉が美しい。前回登山の際にこれほど長く樹林の下にいたような気がしない。従ってものすごく歩行速度が遅くなっているようだ。ひたすら紅葉を眺めながら登っていると、ようやくという感じで5合目に着いた。
依然として樹林の下は紅葉が美しく、久しぶりに眺める紅葉は素晴らしい。周囲に笹原が目立ってくると頭上を覆っていた樹林が少なくなり、青空が広がってきた。笹原を左右に眺めながら高度を上げれば、背後に少しずつ展望が開けた。やがて南に立岩山が姿を現し、その先の雲の上に顔を出しているのは四国石鎚山系のようだ。
前回登山の際には日本海が見えていたが、今回は四国が見えるとは。やはり十方山は展望の良い山である。背後に特徴的な山容の吉和冠山、その右には寂地山も、更に安蔵寺山と続いているようだ。
遭難碑を通過、緩やかな傾斜をゆっくり進む。正面には見渡す限り笹原が広がり、青空も美しい。まさに登山日和である。やがて前方に十方山の登山標識が見えてきた。この方角から登ると、この山頂標識を見ながら登るのが印象的である。
やがて広く平坦な山頂へ到着、十方を見晴らす山頂からは市間山、立岩山、女鹿平山、吉和冠山、寂地山、安蔵寺山、東には恐羅漢山などが一望、更に四国までも見えているので最高の展望である。
昼食後に地図を見ていると、最高点はもう少し北にあるので向かってみることにした。獅子ヶ谷登山口方面へ向かって進み、途中の分岐は水越新道の案内に従い左折。そのまま道なりに進めばすぐに十方山最高点へ着いた。最高点1328mには木が立っているだけで、ほかに目印は無い。
再度山頂に引き返し、周囲に広がる展望を眺めた後、下山を開始。下山はのんびり歩きで、紅葉を楽しみながら瀬戸の滝の分岐へ着いた。瀬戸の滝を目指して分岐を右折、急激な坂を下り、踏み跡も怪しい道を下れば滝の音が近づいてきた。ところが肝心の滝は樹林の背が高くなり、滝の全容を眺めることができなくなっていた。
更に登山道への合流点へ向かうのもアスレチック状態で、倒木が多く最近は瀬戸の滝を鑑賞する人は少ないのだろう。たまたま今日は大勢のグループがこの道を歩いていたので蜘蛛の巣も少なかったが、通常は大変な状態と思われる。登山口へ戻れば、なんと駐車場には私以外の車はなかった。
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