稲荷山(いなりやま)島根県松江市美保関

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2011年4月10日

登山口 →0:20→ 諸喰峠分岐 →0:10→ 稲荷山山頂 →0:20

全歩行時間 0時間50分

 島根県松江市美保関の稲荷山。以前この山の登山口探しをしている際、登山口を過ぎて日本海側の法田湾まで行ってしまった。その際にエメラルドブルーの法田湾を眺め、美しい自然の姿を伝えたくてブログに載せたところ、偶然この付近に在住の「海の豚」さんより連絡を頂いた。そこで、稲荷山の登山状況等をおたずねしたところ、本日道案内をして頂くことになった。

エメラルドブルーの法田湾

 島根県安来市の独松山を出発、次は島根県美保関町の稲荷山へ。鳥取県米子市から国道431号を弓ヶ浜沿いに北西方向へ進み、境港市から境水道大橋を渡り島根県松江市に入る。県道2号を東へ進み、福浦地区の美保関歴史生活体験資料館を左に見て分岐を左折、法田峠へ向かう。なお、中海側の福浦地区を起点とし、日本海側の法田地区までは約2.6kmの自然観察路であり、この入口付近には、中国自然歩道の美保関・大平山コースが掲示されている。

境水道大橋の下を東へ向かう 福浦地区を左折
法田峠へ向かって北進 登山口の法田峠

 坂を登り法田峠へ着くと、事前に連絡を取っていた海の豚さんご夫婦と初めて対面、友人のSさんAさんにもご挨拶。皆様とても気持ちの良い方である。早速稲荷山へ向けて登山開始、道案内のSさんを先頭に中島先生、私、海の豚さん夫婦、Aさんの順番で峠を出発。二つ並んだ朱の鳥居をくぐり、雪により倒れた木々を迂回しながら東へ進む。

稲荷社の鳥居 ヤセ尾根

 すぐにヤセ尾根となり北へ進路を変える。このあたりは、今冬の山陰豪雪による倒木被害が目立つ。左右にシダの茂る場所もあり、少々ワイルドな道だが、踏み跡は確かなので道に迷う心配はない。

木漏れ日の差す道 ワイルドなシダの道

 再び美しいヤセ尾根を通過、展望は木の間越しだが、自然林の下には気持ちの良い登山道が続いている。やがて北の正面には、木の間越しながら稲荷山の全貌が現れてきた。周囲にシダが増え、少しずつ坂の傾斜が増してくると、南側に展望が開ける。眼下には弓ヶ浜の先端部と工場が見えてきた。空気の澄んだ日には、大山までも見晴らすことができそうだ。

木の間越しに弓ヶ浜の先端部 分岐を左折

 この先で直進方向の平坦路と左方向の急登に分岐するが、直進方向は諸喰峠へ続く道なので必ず左の急登を採ること。この分岐が本登山中一番の要所である。この先、急な坂をジグザグに折り返しながら、一気に高度を上げると、北方面の山腹につけられた、細い道に入る。

分岐を左折直後の風景 足下は狭い

 右側は切れ落ちた急斜面なので、特に慎重に。進路が北東方面から西(左)方面へ変われば山頂は近い。少しの傾斜を登れば、右に平坦な場所を過ごし、苔むした岩を左に過ごすと平坦な稲荷山の山頂に到着した。

平坦な場所 苔むした岩

 山頂には稲荷社が建ち、手前にはかわいいキツネさんが狛犬の代わりに鎮座されている。また、稲荷社の後ろには四等三角点が置かれていた。平坦な山頂広場から周囲を見回すが、背の高い木々に覆われて、展望を得ることはできなかった。

山頂手前 キツネさんと対面

 北の眼下にはエメラルドグリーンの法田湾が見えてはいるが、樹林越しなのですっきりとした展望ではない。山頂にて海の豚さんよりコーヒーとハッサクのお接待を頂き、しばらく皆さんと歓談した。

稲荷社 皆さんと記念写真

 稲荷社前にて記念撮影の後、山頂を出発。下山はゆっくりと周囲を観察しながら下る。西にレーダードームを眺めることはできるが、多少逆光気味である。諸喰峠へ続く分岐まで下り、眼下に広がる展望を眺める。

山羊さんと対面

 そのまま坂を下れば登山口の法田峠へ到着、待望の稲荷山登山は無事終了した。その後海の豚さんのご案内により法田湾まで移動、美しい湾について説明をお聞きした。いつもブログで拝見している山羊さんを拝見するため、図々しくもご自宅を訪問。かわいい山羊さんとの対面を果たした。

当日の法田湾 美保関神社

 お宅に上がり込み、しばらくお話をした後、海の豚さん宅を出発、次の目的地である美保神社へ参拝。立派な神社にて安産祈願のお守りを頂き、本日の予定は終了。境港の魚山亭に立ち寄り、刺身満腹定食を頂き、山口県へ向けての帰路についた。

 海の豚様、大変お世話になりました。

夕食は魚山亭の刺身満腹定食

山頂

展望

法田湾

美保関神社

 前の山 独松山・高盛山 を見る

 次の山 矢筈城跡 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 島根県松江市美保関 稲荷山 登山口付近のMAP

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