宝仏山(ほうぶつさん) 鳥取県日野町

2007年9月24日

宝仏山

日野町歴史民俗資料館 →0:25→ 標高400m標識 →0:20→ 小平 →0:25→ 大平

→0:25→ 標高800m標識 →0:25→ 尾根道出合 →0:15→ 宝仏山山頂

 →0:15→ 尾根道出合 →0:20→ 標高800m標識 →0:20→ 大平

 →0:15→ 小平 →0:30→ 歴史民俗資料館

全歩行時間 3時55分

 道の駅犬挟にて午前5時に起床、天気予報を調べると降水確率は午後になるほど高くなり、しかも午後からは雨が降るとの予報である。今日は午前中のみの山歩きになりそうなので、当初の予定であった毛無山・金ヶ谷山を変更して宝仏山に登ることにした。

道の駅犬挟にて起床 蒜山を眺める

 なお、この道の駅には峠の名水が流れているので、空いているペットボトルに水を沢山汲んだ後出発した。
 蒜山高原を通り過ぎて国道482号を進み、途中の宮市付近から毛無山方面を眺めると山頂付近には雲が滝のように流れており、とても美しい風景が広がっているのでしばらく眺める。

峠の名水を汲む 雲が滝のように流れている

 その後国道を更に進み、江府町の江尾交差点を左折して国道181号に入り、日野川沿いに南下する。間もなく根雨に到着、根雨駅前の山陰合同銀行のCDコーナー前には宝仏山の概要と登山口のまでの案内図が掲示してあり、根雨駅前からは宝仏山道の標識が続いているので、登山口の日野町歴史民族資料館まで親切に導いてくれるようだ。

根雨駅 根雨駅前の宝仏山登山道標識

 資料館横の駐車場に車を置き登山準備をしていると、根雨神社に参拝される地元の方に出会い、「宝仏山に登るのなら日本海が見えると良いね」と声を掛けられた。これも天気次第なのである。

登山口の日野町歴史民俗資料館 資料館には杖と登山ノートが置いてある

 駐車場を出発し、資料館の前に行くと登山届けが設置してあったので出発時刻を記入する。資料館の横には坊主石と呼ばれる丸っこい石が二つ並んでおり、これは江戸時代末期のたたら炉床の基礎となった石と説明されている。

宝仏山登山ノートに記入する 坊主石

 資料館の右手を進むと「宝仏山道」の標識が続いており、沢沿いの山道に入る。足下の花の写真を撮っていると、後から野良仕事に出かける付近の方がこられて、やはり「日本海が見えると良いね」と声を掛けて頂いた。この天気で果たして日本海どころか眼下に展望を得ることが出来るのだろうか。

「宝仏山道」の標識が続く 足下の花を眺める

 沢沿いに進むと木の橋が渡されており、橋を渡って杉林の中を進んで行く。杉林を抜けると未舗装林道を横切ることになり、林道横にはやはり宝仏山道の標識が立っており、しっかりと道案内をしてくれている。横木の階段道を登ると再び杉の植林帯に入り、要所要所に標識が設置してあるので道に迷うことはない。

沢沿いに進む 植林帯を進む
林道を横切る 植林帯にも標識が設置されている

 美しい植林帯の中をゆっくりと高度を上げて行き、登山開始から30分で標高400mの標識を過ごす。足下に美しい花やキノコを眺めながら進んで行くと、植林帯を外れて青葉の樹林の下を進むことになる。この付近から道の左右に笹原が広がり周囲の樹林がとても美しい。

花やキノコを眺めながら高度を上げる

途中で見た花 少し平坦な場所

 しばらく黙々と高度を上げていると笹の背が高くなり、正面に檜の植林帯が見えてくると平坦な小平に到着した。檜林の端につけられた平坦な道を進んで行くと周囲に赤い花を見つけた。

笹の背が高い 小平に到着
植林帯の端を進む 花を観賞する

 木の間越しの向かい側にはアンテナの立つ山を眺めることが出来るので、地図を眺めると、位置関係からこの山は古峠山のようだ。更に展望の利かない登山道を高度を上げて行き、足下の花を楽しみながら進んで行くと、小平からは30分で周囲にススキの広がる広く平坦な大平に到着した。

大平に到着 大平の周囲にはススキが多い

 この場所で昔は放牧などが行われていたそうだが、確かに広く平坦な場所なので、畑作や放牧には適した場所のような気がした。大平を過ごし再び足下の花を楽しみながら高度を上げていると、北方面に再び古峠山のアンテナが見えてきた。この先ですぐ標高600mの標識を通過、山頂までの残りの標高差は約400m、この付近は丁度宝仏山の5合目に当たる場所のようだ。

木の間越しに古峠山 標高600m標識を過ごす

 木の根の張りだした登山道を登り、檜の植林帯の中をゆっくりと高度を上げて行く。標高差200mを25分で歩き、間もなく標高800mの標識を過ごす。この先で再び足下に美しい花を観賞しながら進むことになり、周囲に美しい樹林を眺めながら歩くこと20分で尾根道に到着した。

木の根の張りだした道 美しい樹林の下を進む
標高800m標識を過ごす 花を観賞する

 もうこの先は大した苦労もなく進んで行けるようだ。緩やかな坂道を鼻歌交じりで進んでいると登山道の中央に二等三角点を見つけたので記念撮影をし、更にもう少し進むと足下に岩が目立ち始め、その先では大きな岩の間を越えて行くことになる。

平坦な道を進む 道の途中に三角点

大きな岩の間を越えて行く

 大きな岩の先には平坦な広場が待っており、正面に大きなブナが待っていた。これが宝仏山の山頂である。山頂には大ブナの木と立派な山頂標識が立ち、とても素敵な山頂である。

宝仏山山頂のブナ 山頂標識

 周囲を見回すと素晴らしい展望地であるにもかかわらず、霧が深くて全く展望がない。しばらくブナと山頂をバックに記念撮影をし、山頂をうろうろしていると少しずつ霧が薄れてゆき、わずかに眼下の展望が広がってきた。

北方面の展望 東方面の展望

 東方面には毛無山へと続く稜線を確認、南方面には集落が見えているようだ。北には晴れた日に大山も見えるそうなのだが、今日は残念な展望であり、楽しみにしていた日本海も霧に隠れていた。
 展望の広がる事を期待してしばらく待っていたのだが、ほとんど展望が変わらないのでそろそろ下山を開始する事にした。

山頂の大ブナ

 山頂を出発し、大岩の露出する場所を通過し、尾根道を下りて行く。帰りには見落としていた花を見つけたり、美しい花をもう一度楽しみながら慎重に歩を進め、標高800m・600m・大平・小平と各ポイントの場所を確認しつつ下りて行く。

大きな岩を過ごす 小平付近の笹の道を下りる

 いつもながら下山の際にはよくこんな坂道を登ってきたものだと感心する事が多いのだが、今日の坂道は格別である。やはり標高差800mの山である事を痛感する事になった。登山口の日野町歴史民俗資料館まで無事に到着し、登山ノートに下山時刻を記入し宝仏山の登山を無事に終了した。

登山届けに下山時刻を記入 根雨神社に参拝

 荷物を車に入れて登山口を出発、もう一山登れるかなと思いながら次の山に向かう。根雨の駅前にて地図を確認し、次の目指す山を孝霊山と決めて出発すると同時に雨が降り出した。
 このまま登山口まで行き、その時の天気次第で最終結論を出そうと孝霊山の登山口に向かうのだが、だんだん雨が激しくなる。天気予報の「午後から雨」が的中したようである。孝霊山の登山口に到着しても雨は降り止まず、標高差520mの大半が舗装道歩きとなるため山歩きを断念、今回の遠征を終了した。

孝霊山 NTT管理道には鎖が渡されている

 時間がまだ早いので「お菓子の寿城」にておみやげを買い、米子を出発した。柳井までは約4時間の行程であり、快適なドライブを続け、いつもはぎりぎりまで山歩きをするので、早くても10時より早く家に着いた事はないのだが、信じられないくらいの早い時間の午後7時過ぎに帰り着いた。
 今回の遠征は雨と雲と霧に阻まれた山旅だったが、雷に遭わずに済んだのはとても幸運であった。

お菓子の寿城 帰りに渡った鬼守橋には鬼が座っている

滝のように流れる雲

美しい樹林

山頂

北方面の展望

おむすび岩

以下は宝仏山で出会った花

 前の山 皆ヶ山 を見る

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 鳥取県日野町 宝仏山 登山口付近のMAP

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