檜洞丸(ひのきぼらまる)神奈川県山北町

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2014年5月25日

西丹沢自然教室 →0:45→ ゴーラ沢出合 →0:40→ 展望台 →0:30→ 鉄製ハシゴ

 →0:30→ 石棚山分岐 →0:15→ 山頂 →1:00→ 展望台 →0:30→ ゴーラ沢出合

 →0:35→ 西丹沢自然教室

全歩行時間 4時間45分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 昨日より神奈川県の丹沢山系の登山をしている。塔ノ岳、丹沢山の次は神奈川県最西端の山北町にそびえる檜洞丸へ向かう。今年何度目かの早朝起床、平塚駅から小田原駅まで進み、小田急線に乗り換え新松田駅へ向かう。新松田駅を下りたところで時刻は午前6時47分、西丹沢自然教室行きのバスの始発は7時20分と思っていたら、すでに臨時便が停車していた。すぐにバスに乗り込むと、登山口の西丹沢自然教室バス停には午前8時前に着いた。

新松田駅でバスに乗り込む 西丹沢の山開き神事

 西丹沢自然教室の駐車場では、山北町の観光協会により西丹沢の山開きの神事が行われていた。神事を見学後、山の神にお参りして檜洞丸の登山を開始する。西丹沢自然教室から北へ進み、石橋を渡って右にキャンプ場の受付を過ごす。更に北へ向かって舗装道を進み、左にキャンプ場を過ごすと、右に檜洞丸のツツジコースの入口が見えてくる。なお、入口の案内には檜洞丸まで4.8Kmと書かれている。

西丹沢自然教室を出発 キャンプ場の受付を過ごす
登山道入口(クリックで別角度) 谷に入る(クリックで別角度)

 入口より谷に入り、100m程度進むと左方向に進路が変わる。山腹につけられた道をジグザグに高度を上げれば、途中には仮設の橋を渡る場所もある。やがて進路は折り返すように北へ向き、山頂までは4.4km、西丹沢自然教室からは丁度1km地点を過ごす。この先ほとんど平坦な道を辿り、周囲には美しい新緑を眺める。

山腹につけられた道を辿る 仮設の橋を渡る
進路は折り返すように北へ向く 新緑が美しい

 しばらく平坦な道を進んでいると、沢に向かって高度が下がり、間もなくゴーラ沢出合へ着く。ここでは沢に置かれた石の上を慎重に渡る。更にもう一カ所の沢を渡れば、ゴーラ沢の難所は終了である。ゴーラ沢からは展望台まで1.2km、山頂までは2.9kmと案内されている。

ゴーラ沢を渡る

手すりの設置された階段を登る 木の根の張り出す道

 手すりの設置された階段を登れば、鎖の渡された木の根の目立つ地点を通過する。岩の目立つ場所など足下不安定な場所が続くので、気が抜けない。ツツジの美しい場所を通過すれば、ベンチの置かれた休憩地が待っている。よく踏まれた道を辿り、山腹につけられた道を進むと、突然といった感じで岩の目立つ場所が現れる。いったい次はどんな道になるのかという期待感も広がる楽しい道である。

岩の多い急斜面 岩場を越える

 それにしても登り一辺倒の道で、ジグザグを描きながらどんどん高度が上がる。その割に疲労感が少ないのは、ゆっくり歩いているからだろう。展望台の手前で一旦坂を下り、登り返せば展望台に着く。ここでは展望を期待したのだが、周囲の木々の背が高く、展望を得ることはできなかった。

展望台からの展望は無い 急登が続く

 展望台を越えれば山頂までは1.8km、岩の目立つ道を進む。途中には木の根の目立つ場所もあり、新緑も美しいのでたびたび足が止まる。高度が上がるにつれ、周囲には少しずつツツジやシロヤシオの花が増えてきた。この檜洞丸はシロヤシオの有名な山で、鉄のハシゴを登った付近から、明らかにツツジの花とシロヤシオの花が増えてきた。

鉄製ハシゴを登る シロヤシオ

北の展望 満開のシロヤシオ

 満開のシロヤシオはトンネル状に続いており、多くの登山者が写真を撮りながら思い思いの場所で休憩している。少しずつ高度が上がり、ベンチの置かれた展望地で小休止、もう山頂まで800m地点まで来ている。この地点でのシロヤシオは満開で特に美しい。

檜洞丸方面の展望

木製階段を登る

 東には檜洞丸の山頂部が木の間越しに見えており、ツツジを眺めながら高度を上げる。やがて石棚山からの登山道と合流し、緩やかな傾斜の登山道を進む。進路は緩やかに北方向へ変わり、整備された木道を辿る。足下には大きな葉を持つ植物が群生しており、これらを保護するために木道が整備されたのだろう。

石棚山からの登山道合流点(クリックで案内) 木道(クリックで拡大)
発電施設を過ごす 山頂に祀られた祠

 やがて風力発電施設と太陽光発電の施設が前方に現れ、この施設を過ごして少し高度を上げれば、祠の祀られた檜洞丸の山頂へ到着した。広く平坦な山頂には、山頂標識が置かれているだけだが、なんと登山者の多いことにはびっくり。今日が山開きだからかも知れないが、広い山頂が狭く感じるほどだった。

檜洞丸の山頂風景

犬越路方面へ向かってみる

 山頂からの展望は、周囲の視界を木々などが邪魔をしており、決して大展望とはいえない。そこで少し犬越路方面へ下り、犬越路へ続く稜線の展望を眺めてみた。こちらの方面へ向かう人も多く、一周回りで西丹沢自然教室まで帰ることもできるそうだ。私は本日中に山口県へ帰るため、ここから元来た道を引き返すことにした。

犬越路方面の展望 山頂標識

山頂先からの展望(クリックで拡大)

 檜洞丸の山頂を経由し、途中でシロヤシオを楽しみながら下山を続ける。下りながらいかに急な道を登ってきたかを確認するのも楽しい作業である。途中での小休止もなく、ゴーラ沢まで一気に下った。ここで小休止の後、自然教室まで引き返し、バスに乗り込み今回の登山は無事終了した。

山開き神事

シロヤシオとツツジ

ツツジ

シロヤシオ

山頂先の展望

 前の山 塔ノ岳・丹沢山 を見る

 次の山 発心山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 神奈川県山北町 檜洞丸 登山口付近のMAP

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