鼻高山(はなたかせん) 島根県出雲市

2006年8月6日

鼻高山

登山開始 →9:40→ 山頂到着 →11;03→ 下山開始

 →11:26→ 登山終了→12:12

参考コースタイム

天王山キャンプ場 →0:30→ 中寺跡 →0:30→ 月廻り峠 →0:25→ 鼻高山

 →0:10→ 月廻り峠 →0:15→ 中寺跡 →0:20→ 天王山キャンプ場

全歩行時間 2時間10分

 島根県多伎町(現出雲市)のキララ多岐にて朝を迎えた。ゆっくりと周辺を散策して見るとキララビーチがとても美しく、道の駅の横には愛の鐘も設置されている。ただし、鐘を鳴らすのにはお金が掛かるようだ。7時半にはもうビーチで泳いでいる人もおり、今日も朝から蒸し暑い。

キララ多岐 愛の鐘

 道の駅を出発、まずは出雲大社に向かう。8時前に出雲大社に到着、まだ観光客は少なく静かに観光をすることができる。おみくじを引くと・・・まあ普通。本殿・奥社・神楽殿などを参拝し出雲大社を出発、国道431号を東に向かっていると天平古道の標識を見る。

出雲大社に参拝 鼻高山の標識を見て左折する

 国道横の「神門谷バス停」横にある「鼻高山登山口」の標識に従い天王山キャンプ場に向かって急な坂を登って行くとすぐにキャンプ場に着いた。キャンプ場入口手前に広い場所があったので車を置き登山を開始する。

途中に鼻高山への標識がある 天王山キャンプ場管理棟

 左手に来坂神社が立っているので、石段を登り登山の無事を祈願する。階段を下りて登山道に戻ると正面に鼻高山の登山口標識を見るので道を間違えていないことを確認する。

来坂神社に参拝 鼻高山登山口標識

 すぐに樹林に入る事になり、同時に周囲の展望もなくなった。沢に架かる橋を渡ると正面に分岐が現れ、この分岐を左に取り進むと右手に鹿除けネットを見るようになる。その先の道では登山路の草が綺麗に刈られており、地区の方の鼻高山に対する思いが伝わってくるようだ。

赤い花 沢に架かる橋を渡る
登山道の横には鹿除けネット 草が刈られている

 登山開始から10分で正面に鹿除けネットを見るので、鍵を開けてネットの中に入り鍵を閉めたことを確認して進む。目の前には横木の階段道が待っており、この先手強い階段道が続いている。

鹿除けネットの中に入る 横木の階段が続く

 真夏の山歩きなので木陰があれば極力休憩を取りながら進んでゆくのだが、木陰で感じる風がとても気持ち良い。飲み干す水はとても美味しく、水を飲めば飲むほど汗になる。急な坂を折り返しながら進んでいるとキツネノカミソリの群生に着き、しばらく美しい花を眺める。

木陰がとても涼しい キツネノカミソリ

 この先右手に『中寺跡』の案内標識を過ごし、背後を振り返れば出雲平野の展望が広がっている。急な階段道を登ると一旦鹿除けネットから出ることになるがすぐに次のネットの中に戻る。

中寺跡への案内標識 中寺跡方面

注)『中寺跡』の案内標識は、正確には中寺跡へ続く道の分岐点と言う意味のものであり、本来は『至中寺跡』と表示すべき所です。なお、『中寺跡』は案内標識から北方へ150〜160m進入した場所にあり、『中寺跡』の地名板と約20m離れた所にニタバ池という溜池があるそうです。

以上については、天空人様から情報を頂きました。

出雲平野は霞んでいる 黄色の花

 左手にはネット越しに高鍔山の標識を見てその先で鹿除けネットから出る。明るい日射しの中、『上中寺跡』の案内標識を左手に過ごし、よく踏まれた道をゆっくり進む。登山開始から1時間を越えたところで月廻り峠に到着、この峠で少し息を整える。

注)『上中寺跡』も正確には上中寺跡へ続く道の分岐点と言う意味のものであり、登山道脇の案内標識から南方向へ20〜30mそれた場所に、再び『上中寺跡』の地名板が立っているそうです。

ネット越しに高鍔山の標識を見る 明るい日射しの中を進む
上中寺跡への案内標識 上中寺跡方面
月廻り峠に到着 右上の道を取り鼻高山に向かう

 峠から向かって左に行けば矢尾峠に向かう道となり、右手の道は鼻高山に向かう登山路と西峠・一口水への分岐となっている。分岐を鼻高山方面に取り、急な坂道を上って行く。すぐに大岩を目の前に過ごし明るい日射しの中を進んで行くとロープの渡された急な斜面に着く。

大岩の横を抜ける ロープの渡された急斜面を登る

 ロープの助けを借りながらこの斜面を登って行くと小さな「残り200m」の標識を足下に見る。その先少し坂道が楽になるかと思ったら縦走路の分岐となり、中央には三方界と書かれた標識が置かれていた。

この先が縦走路の分岐 三方界の標識

 もう少し進むと山頂が近いことを実感しはじめ、残り100mの標識を過ごすと目の前が明るくなってきた。更に坂を登って行くと明るい陽の差す鼻高山山頂に到着した。鼻高山山頂には標高536メートル・鼻高山の白い山頂標識と大きな三角点が立っており、周囲の展望まさしく360度の大展望が広がっている。

山頂手前 鼻高山山頂
山頂三角点 東に続く縦走路

 また、反対側の東方面に向かう縦走路もはっきりと続いているようだ。西に信仰の山弥山が聳え、北には日本海の展望、南には宍道湖に流れ込む斐伊川と出雲平野が墨絵のように広がっている。丁度山頂には広島から来た1組の夫婦が休んでいたが、山頂は隠れるところが無く、暑いので少し下った峠にて休憩すると話して下りて行った。

弥山方面の展望

北方面の日本海は霞んでいる

 山頂北側には山頂ノートが置いてあったので早速記帳をする。以前の書き込みを読んでいると、天王山キャンプ場から登ってきた小学生達の記録が目立っており、この山が郷土の人々に愛されていることが伝わってきた。

南方面の出雲平野の展望

明るい山頂を後にする

 明るい山頂の展望を充分に楽しんだ後、下山を開始することにした。下山の際に登ってきた道がいかに急な坂であったかを実感しながら下りることになる。三方界を過ぎ、急な斜面をロープの助けを借りながら慎重に下りて行き、月廻り峠に着くと先ほど別れたご夫婦が休んでいた。

三方界の分岐 急な坂道を慎重に下りる

月廻り峠を経由して下りて行く

 しばらく雑談を交わしてお先に下りることにした。一本調子の下り坂は膝に良くないので慎重にスピードを調整しながら下りて行く。『上中寺跡の分岐』・『中寺跡の分岐』のそれぞれの地名板を過ごし、ゆっくりと周囲の花を眺めながら見落としの無いように下りて行く。

下山途中に見た花

 『中寺跡への分岐』を過ぎたところには出雲平野の展望の広がる場所があり、少し休憩を取る。周囲には涼しい風が吹いておりとても気持ちがよい。更に坂道をゆっくりと下りて行き、鹿除けネットを出入りして登山口の天王山キャンプ場まで戻った。

『中寺跡分岐』の展望地にて休憩 ゆっくりと坂を下る

 360度の展望の広がる鼻高山には空気の澄んだ時期に再度登りたいものである。

出雲大社

キツネノカミソリ

鼻高山山頂

鼻高山からの展望

 前の山 三子山 を見る

 次の山 朝日山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 出雲市 鼻高山 登山口付近のMAP

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