御陵山(ごりょうやま)鳥取県鳥取市

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2022年8月5日
駐車地 →0:10→ 山頂 →0:06→ 駐車地
全歩行時間 0時間16分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 安徳天皇の宇倍野陵墓の参考地に指定されている岡益の石堂へ向かう。岡益の石堂とは6m四方の基壇の上に厚さ40cm前後の壁石で囲った石室が造られ。石室の中央に柱礎があり、その上にエンタシス(胴張り)のある円柱が建っている。この上にマス形をした中台が2個のっている。

 中台の下には忍冬唐草文が浮彫されている。この文様は中国の雲崗石窟寺院などのものによく似ており、このことが大陸的色彩が強いとされるゆえんである。一般に7世紀ころと考えられている。明治29年に安徳天皇御陵参考地に指定され、現在は宮内庁で管理されている。

 登山口は鳥取市国府町岡益の長通寺で、登山口駐車場へ向かう起点を鳥取市の鳥取市立国府小学校とすれば、学校前を走る県道31号鳥取国府岩美線を南下し、岡益橋北交差点を右折、県道282号 麻生国府線を南へ進む。

登山口横の長通寺 登山口
岡益の石堂説明板と案内図

 交差点から650m付近に岡益の石堂の案内が立っており、案内に従い右折すれば駐車場に着く。石段を登れば岡益の石堂の案内が掲示されているので事前に知識を仕入れておく。

苔むす石段を登る
岡益の石堂

 案内前から左に続く石段に向かうが石はとても滑りやすいので注意が必要である。きれいに整備された石段を登り切れば広く平坦な御陵に到着、奧には石柱に囲まれた岡益の石堂が現れた。

石柱の上に四角の分厚い石板が置かれている

 石堂は正面から眺めるととても分かり易くなっており、石柱の上に四角の分厚い石板が置かれている。これは横から眺めてもはっきりと解らないようになっていた。

岡益廃寺跡へ向かう 案内が置かれている

 施設の右側から奥へ進み、右奥から一段上へ続く横木の階段を登れば広く平坦な場所に着いた、左側は岡益廃寺跡となっており、この方向への道はさえずりの道と案内されていた。

石仏に出会う

 更に北西へ向かって進むと右に石仏を過ごし、その奧が御陵山の山頂である。山頂には善光寺阿弥陀如来の石仏が祀られているが、その首は石仏の足下に置かれていた。廃仏毀釈の名残だろうか。

御陵山山頂の善光寺阿弥陀如来石仏

 山頂周囲は樹林の背が高く、展望を得ることはできなかった。下山は元来た道を引き返し、登山口の隣に建つ長通寺を確認して駐車場を出発した。

岡益の石堂
↑ 石柱の上に四角の分厚い石板が置かれている ↓
善光寺阿弥陀如来

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 鳥取県鳥取市 御陵山 登山口付近のMAP
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