トップに戻る 2022年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
中台の下には忍冬唐草文が浮彫されている。この文様は中国の雲崗石窟寺院などのものによく似ており、このことが大陸的色彩が強いとされるゆえんである。一般に7世紀ころと考えられている。明治29年に安徳天皇御陵参考地に指定され、現在は宮内庁で管理されている。
登山口は鳥取市国府町岡益の長通寺で、登山口駐車場へ向かう起点を鳥取市の鳥取市立国府小学校とすれば、学校前を走る県道31号鳥取国府岩美線を南下し、岡益橋北交差点を右折、県道282号 麻生国府線を南へ進む。
交差点から650m付近に岡益の石堂の案内が立っており、案内に従い右折すれば駐車場に着く。石段を登れば岡益の石堂の案内が掲示されているので事前に知識を仕入れておく。
案内前から左に続く石段に向かうが石はとても滑りやすいので注意が必要である。きれいに整備された石段を登り切れば広く平坦な御陵に到着、奧には石柱に囲まれた岡益の石堂が現れた。
石堂は正面から眺めるととても分かり易くなっており、石柱の上に四角の分厚い石板が置かれている。これは横から眺めてもはっきりと解らないようになっていた。
施設の右側から奥へ進み、右奥から一段上へ続く横木の階段を登れば広く平坦な場所に着いた、左側は岡益廃寺跡となっており、この方向への道はさえずりの道と案内されていた。
更に北西へ向かって進むと右に石仏を過ごし、その奧が御陵山の山頂である。山頂には善光寺阿弥陀如来の石仏が祀られているが、その首は石仏の足下に置かれていた。廃仏毀釈の名残だろうか。
山頂周囲は樹林の背が高く、展望を得ることはできなかった。下山は元来た道を引き返し、登山口の隣に建つ長通寺を確認して駐車場を出発した。
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