絵堂 権現山周回コース(ごんげんやま) 山口県美祢市

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2004年11月23日 初回権現山登山を見る
2025年 4月 5日 権現山周回登山を見る
駐車地 →1:10→ 山頂 →0:50→ 駐車地
全歩行時間 2時間 0分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 美祢市の山への登山、今回は絵堂の権現山へ向かいます。前回登山が2004年11月23日ですので、20年以上間が開いています。権現山の登山口へ向かう起点を美祢市美東町の「道の駅みとう」としますと、道の駅の前を通る県道28号小郡三隅線を北へ進み、高杉晋作率いる諸隊騎兵隊が長州藩政府軍と戦った大田絵堂の戦いの主戦場の呑水峠を超えます。
防長バスの川上口停留所横に駐車 横断歩道を渡り、蔵の上橋へ向かいます

 呑水峠から700m東へ進むと、最初の橋が「蔵の上橋」で、権現山へ向かう目印の橋です。登山口まで車で行く場合は、蔵の上橋手前から分岐を左折し、大田川の左に続く道に入りますが、道幅があまり広くないので、私は蔵の上橋を渡り、この先の右側にある防長バスの川上口停留所に着き、この南側の広い平坦地に車を置きました。

振り返れば権現山が見えています 蔵の上橋を渡り折り返すように右折します

 駐車地からは北北東に権現山へ続く尾根が見えています。駐車地を出発し、横断歩道を渡り県道28号を引き返し、大田川に架かる蔵の上橋を渡ります。橋を渡った先で折り返すように右折し、右に民家を過ごしてそのまま道なりに400m進むと丁字路に着きます。

分岐を右折し作業道に入ります 分岐を直進します

 この丁字路を左折し、北北東に権現山へ続く尾根を眺めながら北へ進むと、丁字路の袂に石柱が2基置かれていました。手前には郷社八幡宮御大典記念造林、奥には明治維新百年記念造林西崩入口とそれぞれ彫られています。この石柱の間に権現山登山口の案内が置かれていました。ここで初めて登山口の案内を見て安心感が広がります。

権現那山登山口の案内がありました 少し進むと駐車スペースを見つけました
堰堤を右に過ごします 作業道終点
 左に川を見ながら未舗装の道を進むと、左側に数台程度駐車可能なスペースを見つけました。登山時間を短縮したい場合には、この地点まで車で進入すると良いでしょう。更に作業道を進み、右に堰堤を過ごします。この堰堤は昭和58年の治山事業とのことです。やがて作業道終点に着き、この先で沢を渡ります。
作業道終点から沢を渡ります 目印が続きます
右側に石組みが残っていました 左へ向かうと時計回りのコースです
登山時に右の直登コースをとりました すぐに左上へ進路が変わります

 右にはかつての生活の跡である石組みがきれいに残っていました。権現山へ続く主路は北へ続く沢沿いを進むコースですが、美祢市の登山では豪雨災害の爪痕が残っている場所が多いです。この権現山も同様のようなので、進路を北東にとり山頂に向かって直登するコースをとりました。踏み跡も明確で目印テープも続いています

山仕事の道を横切ります 樹林の下を進みます
周囲の植生は植林に変わります 岩の目立つ場所に着きました

 途中で山仕事で使われていたと思われる道を横切り、植林帯の下を進みます。間もなく岩の目立つ場所に着き、岩を鑑賞します。このコースは坂の傾斜はきついものの、登山道は明確で歩きやすく感じましたが、次第に坂の傾斜が増すため、目の前の木々をつかみながら一気に高度を上げます。

坂の傾斜がきつくなりますが道は明確です 目印も続いています
足下には地籍調査の杭が続いています 巨岩の横を通過します

 坂の傾斜がきついところまで来て、足場の不安定なガレ場を歩くことと、急傾斜を登ることのどちらのコースを選択するのがベストなのかと、思案しながら進んでいます。足下には地籍調査の杭が続いており、目線の先には目印テープが山頂へ誘っているようです。

巨岩の横を通過します 坂の傾斜が緩くなりました
最後の急登に取りつきます 進路が北に変わると岩が増えてきます

 やがて巨岩の横を通過すれば、急に坂の斜度が収まり俄然歩きやすくなります。快適な水平道を進んでいると、山頂に向かう最後の坂に取り付きます。まっすぐに続く急登に取り付き、一気に高度を上げます。

巨岩の先が山頂です 平坦な山頂に着きました
三等三角点が置かれています 山頂からの展望は望めません
 進路は北に向きを変え、足下に岩を見ながら山頂へ向かいます。最後に巨岩を左に過ごせば、三等三角点と山頂標識の置かれた権現山の山頂に着きました。残念ながら山頂周囲は樹林に覆われて展望はありません。これは予想通りで、周囲の自然林を眺めながら昼食をとり、コーヒータイムの後下山を開始しました。
周回コースをとり下山します 岩の目立つ場所を下ります
巨岩を観賞します 前回この岩上から展望が広がっていました

 下山は通常の登山道をとり西へ続く道を下ります。すぐに巨岩が現れ、岩を眺めながら坂を下ります。前回登山の際にはこの付近から展望が広がっていましたが、現在は樹林の背が高く展望は無くなっています。

植林の下を下ります 急傾斜にはロープが渡されています

 巨岩の中にぽっかり空いた穴を眺め、前回と変わらぬ岩に往時の登山の際に眺めた秋吉台方面の展望を思い出しました。足下に村有林の石杭を眺め、植林の下を下ります。間もなく前回登山の際に苦労した急傾斜に着きますが、やはり補助のロープが渡されており、安心して下ることができました。

鞍部に着き、進路は左(南西)に変わります 足下に石や倒木が目立ちます

 斜面を一気に下れば鞍部に着き、進路は左(南西)に変わります。周囲に植林を見ながら下っていると、次第に足下は小石混じりの道に変わり、倒木なども目立ち始めます。この間も終始目印テープは続いているので、安心感を持って下ることができました。

巨岩を右に過ごします 豪雨災害の爪痕が残っていました

 やがて前回も眺めて印象的だった巨岩を横に過ごし、巨岩の場所から少し下って振り返ると石組みの壁が現れました。すぐに登山時に分岐した場所に着き、これで周回は終了、この先からは元来た道を引き返します。

登山時に分岐した付近に戻りました 作業道終点に戻りました

 沢を渡って作業道に戻り、無事に登山口まで帰り着きました。今回とった周回道は左右どちらの道をとっても問題なく登ることができますが、直登コースは坂の傾斜がきついところもありますので、体力に自信のない場合は、従来の時計回りの登山道の方が無難だと思われます。

麓から眺める権現山
権現山山頂
途中で眺める巨岩

 前の山 亀尾山 山桜観賞〜勘十郎岳周回 を見る

 次の山 雁飛山 西畑コース を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県美祢市 防長バスの川上口停留所 登山口付近のMAP
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