馬糞ヶ岳 (ばふんがたけ)山口県周南市鹿野

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2003年12月 7日 初回登山を見る
2011年 9月27日 秘密尾コースを見る
2022年10月23日 秘密尾〜馬糞ヶ岳〜長野山往復登山を見る

2011年9月27日

登山口 →0:10→ 札ヶ峠 →1:00→ 山頂 →0:50→ 登山口

全歩行時間 2時間 0分

 一ヶ月ぶりに周南市鹿野町へ。前回は五万堂渓谷を散策し、長野山へ登ったが、今回は秘密尾より馬糞ヶ岳へ向かう。登山口へ向かう起点を周南市鹿野出張所とすれば、鹿野出張所から少し東方面へ進み、天神山公園の案内を確認し、この先を右折する。

天神山公園の案内の先を右折 鹿野町森林組合の建物先を左折

 少し進むと鹿野町森林組合の建物が左に見えてくる。この建物の前を左折し、道なりに進むとタイヤで造られた造形物を見ることができる。この先「秘密尾」への案内に従い細い道を進むと、やがて馬糞の形をした馬糞ヶ岳が見えてくる。

恐竜? 馬糞ヶ岳

 しばらく美しい山容を眺めた後、坂を下り秘密尾の集落に着く。更に道なりに広い道を進むと氷見神社前を通過、やがて進行方向左側のガードレールに、登山口と書かれた馬糞ヶ岳の登山口へ着く。登山口付近は草に覆われ、道が狭くなっているので少し手前に車を置いて登山を開始する。

登山口 明るい登山道

 本日は「山口県の山」の著者の中島先生、「防長山野へのいざない」の著者金光さん、下松のIさんと4人で馬糞ヶ岳の山頂を目指す。入口に夏草が被っているので鎌を取り出し草刈りをするが、少し中に入ると足下は歩き易くなり、草の心配はない。入口のみ草が茂っていたようだ。

登山道に残る崩壊した小屋跡 沢を渡る

 右に沢の音を聞きながら進み、少し先で左に折り返す。木漏れ日の差す明るい登山道を進めば、崩壊した小屋跡を過ごし、この先で、沢を渡る。前回馬糞ヶ岳へ向かった際には、この沢を渡ることを知らず、沢沿いに登って大変な目にあった事が懐かしい。

山腹につけられた道 植林帯の下を進む

 さて、沢を渡り、山腹の斜面につけられた細い道を滑らないよう慎重に進む。すぐに植林帯に出るので、足下も安全になり、もう少し進むと道案内の石柱の立つ札ヶ峠に着く。案内には、西から東方面を見ると右すま、左ひろせ、逆に東から西方面を見ると左ごんげん、右ひろせ、北から南方面を見ると、右ひみつお、左すまと彫られている。

案内の石柱 木漏れ日の下を進む

 この場所は昔の交通の要所だったことが窺われる。また、石柱には弘化三年丙午六月とも刻まれており、この案内は1846年に建立されたことが解る。案内の石柱を過ごし、左に檜の植林帯、右に自然林を眺めながら北へ向かって坂を登る。

急な坂が続く 平坦な場所に着く

 少しずつ坂の傾斜が増し、足下に張る木の根に躓かないよう慎重に歩を進める。しばらく急な斜面が続き、周囲に展望もないのでのんびりゆっくり高度を上げる。唯一木漏れ日が美しいので、小休止の際に眺める景色により、疲れた体は癒される気がする。

小休止 左右に大岩

 やがて進路が大きく東方面へ変わる付近は、平坦な場所なので小休止。この付近から眺める笹原が何とも美しい。この先から山腹につけられた急な坂に向かえば、間もなく大きな岩を左右に過ごす。

二段重ねの岩 右上に大岩

 右に二段重ねの大岩を過ごし、もう一つの大岩を右上に過ごすと平坦な笹原に出る。左右を笹に挟まれた平坦な尾根道を少し進むと、長野山へ続く縦走路と馬糞ヶ岳へ向かう分岐点へ到着した。

馬糞ヶ岳へは分岐を右へ 山頂へ向かって坂を登る

 馬糞ヶ岳へ続く分岐を右折すれば、わずかに高度が下がり、坂を登り返せば、すぐに平坦な馬糞ヶ岳の山頂に飛び出る。明るい山頂からは、この時期南東方面のみ展望が開けており、少々霞んだ展望ながら周東物見ヶ岳、蓮華山、高照寺山などを確認することが出来た。

馬糞ヶ岳山頂

馬糞ヶ岳山頂から眺める風景(動画)

 但し、すぐ近くの北西にそびえる長野山は樹林に阻まれ、はっきり確認することは出来なかった。この方面は冬枯れの時期でないと、眺めることが出来なくなったようだ。明るい山頂にて昼食を摂り、登山口まで下山。長野山への縦走は、次回への持ち越しとなった。

氷見神社の奥宮

 登山口から氷見神社へ移動の最中、中島先生より奥宮の位置を教わる。氷見神社から北に位置する付近に岩が見えており、この付近が奥宮とのこと。ただし、大変なヤブこぎとなるそうだ。

氷見神社 中宮へ向かう

 氷見神社の入口まで戻り、氷見神社へ参拝、その後神社奥から中宮を目指す。神社に参拝した際、「中宮御遷宮22年11月21日」と書かれた案内が見えたので、この方面への道が整備されているのでは?、と思っていたら案の定、とても歩きやすい道が続いていた。

清流 丸太端

 石垣の組まれた生活の跡や澄んだ清流を眺める。また、沢に架けられた橋は頑丈で、安心して渡ることができる。やがて古びた鳥居を過ごし、沢を渡れば中宮へ到着。新しい中宮へ参拝したが、その横には古い中宮も置かれていた。これで本日の予定は無事終了、再度氷見神社へお参りした後、秘密尾地区を後にした。

小滝 中宮

馬糞ヶ岳

左ごんげん 右ひろせ

苔むす岩

二段重ねの岩

平坦な山頂

山頂から眺める展望

氷見神社

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県周南市 馬糞ヶ岳 登山口付近のMAP

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