荒滝山から日の岳周回(あらたきやま・ひのたけ)山口県宇部市

トップに戻る           2018年に登った山リストへ戻る        山名アイウエオ順

2004年10月11日の登山記を見る

2009年 2月21日
2018年 2月11日
登山者駐車場 →0:40→ 荒滝山 →1:25→ 日の岳 →0:45→ 登山者駐車場
全歩行時間 2時間50分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 今日は建国記念日、冬将軍が居座り雪の舞う天候の中、山口県の山(山と渓谷社の著者)中島先生のご案内で宇部市の荒滝山と日の岳の周回へ向かった。中国自動車道の美祢東インターで高速を下りて国道490号に入り、十文字交差点を南西へ進む。途中から眺める荒滝山は美しい山容をしている。交差点手前から厚東川越しに荒滝山を眺め、この交差点を右折し県道30号に入る。
厚東川越しに眺める荒滝山 ますかた武者屯

 厚東川を沿いを少し進み、今小野バス停で右折、この先にますかた(武者屯)の案内があるので立ち寄る。前回眺めた時には良く整備されていたようだが、今回は少し雑草が増えているようだ。この付近から荒滝山へ向かうこともできるが、今回は登山者駐車場から直接山頂を目指す。

荒滝山登山者駐車場 民家前を右折
 県道まで引き返し厚東川沿いを更に西へ進む。荒滝口からの登山道標識を過ごし、更に進むと東吉部へ着き、荒滝山への案内を確認して県道231号に入る。そのまま道なりに進み、耳観音や荒滝の滝の案内を過ごせば、やがて荒滝山への分岐案内が現れる。案内に従い分岐を右折、少し進むとトイレの整備された登山者駐車場だ。
登山道に入る 鳥居を潜る

 駐車場から北東にそびえる荒滝山を眺めて登山を開始する。雪の降り続く中、最奥の民家前へ着き、荒滝山への案内に従い進路を右へ採る。すぐに登山道に入り、道なりに進んでいると、周囲には棚田が広がり、田植えの時期には美しい棚田の風景を眺めることができそうだ。

案内標識 分岐を左折

 緩やかな傾斜の道で右カーブを描きながら進むと、朱の鳥居を潜る。山頂へ1kmの案内を過ごし、植林帯の下を進むと、すぐに荒滝集落方面からの登山道と合流する。この地点から少し進むと急登が始まり、山頂まで0.5kmの案内を通過、山腹にジグザグを描きながら一気に高度を上げる。

天狗岩(クリックで拡大) 稲荷社
 足下は相変わらず降り続ける雪により白くなっている。やがて洞窟のある天狗岩へ到着、その右には稲荷社が祀られていた。天狗岩の先で右にくぐり岩の案内か現れるものの、本日は雪が多いのでそのまま山頂を目指す。
右はくぐり岩 荒滝山へ向かって右折

 道なりに進むと分岐へ着き、直進は日の岳、右が荒滝山と案内されている。荒滝山へ向かって分岐を右折、目線の上に明治大正昭和にわたり4期楠村の村長を務めた藤本氏の像が見えてくる。

藤本氏の像 手すりの渡された展望地

 この像の下は手すりの整備された展望地で、阿知須方面、宇部市内、瀬戸内海等を見晴らす事ができる。本日は時折雪の舞う悪天候だが、きららドームははっきりと眺めることができた。山頂に向かう前にそのまま坂を下り、左に石積みを眺める。

日の岳 堀切
 左に堀切を確認して更に下れば、目の前に現れるのでくぐり岩だ。幅50センチくらいの隙間しかないため、太った方は通過するのに苦労されることだろう。さて、展望地まで引き返し、山頂へ向かう。広く平坦な山頂は間近ですぐに山頂へ着いた。
くぐり岩 明治天皇陶像の置かれた山頂
秋吉台方面

東西鳳翩山

 山頂には、遺義昴揚の目的を以て据えられた明治天皇陛下の陶像が立ち、周囲360度の展望が素晴らしい。東西鳳翩山、桂木山、花尾山、一位ヶ岳などずらり並ぶ名峰を眺める。 なお、荒滝城は大内氏の重臣で長戸國守護代として活躍した内藤氏の家督を継いだ内藤隆晴の居城であったと伝えられている。

日の岳へ向かう 虎口

 さて、展望に満足したので荒滝山を出発し日の岳の分岐に入る。しばらくは荒滝山城跡の虎口、堀切、西郭等を眺め城跡散策となるが、少しずつ高度が下がる。やがて作業道へ飛び出し、この向かいには日の岳への登山道が続いている。

作業道に下りる 作業道から日の岳へ向かう
 植林帯に入り、わずかなアップダウンの後再び作業道のような道を辿る。鞍部付近で沢を渡り、山腹につけられた坂道に向かう。すぐに支尾根の急登に取り付き、一気に高度を上げると、間もなく尾根へ着く。
再び作業道のような道に入る 急登の先は尾根

 自然林の下でアップダウンを続け、反時計回りで少しずつ高度を上げる。時折右側には展望が広がり、花尾山などを見つけることができる。朽ちた一本松展望点の標柱を見て展望を眺めれば、樹間越しに秋吉台や花尾山などを眺めることができた。

一本杉展望点の標柱 樹間越しに花尾山

 更に尾根道を辿り高度を上げれば、ようやくという感じで日の岳山頂へ着いた。山頂からはこれまでの苦労が吹き飛ぶような展望が広がる。なんと言っても荒滝山が美しい。後ろに控える西鳳翩山など、美しい山々を眺めた後、下山を開始した。

西鳳翩山等(クリックで拡大) 日の岳山頂から荒滝山が近い
 南へ向かって道なりに下り、やがて現れる分岐を左折、植林帯を下る。足下に岩が増えてくれば、石垣の残る昔の耕作地跡を過ごし、間もなく獣除け柵が見えてくるので扉を開けて中に入る。
分岐を左折 植林帯を下る

 そのまま道なりに下ると、県道へ出会う。丁字路を左折し、次の分岐を右折する。入口には昔案内板が建っていた痕跡が残っている。そのまま道なりに進むと竹林の中につけられた道に入る。峠を越えて少し下れば登山時に分岐した民家前へ到着、分岐を右折すれば登山者駐車場。これで一周回りの登山は無事終了した。

獣除柵が設置されている 登山者駐車場へ向かう
展望地から日の岳
荒滝山山頂
秋吉台方面
くぐり岩
日の岳

 前の山 大谷山・茶臼山周回 を見る

 次の山 伊賀の名峰 霊山 を見る

歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 山口県宇部市 荒滝山 登山口付近のMAP
登山リスト(あいうえお順)に戻る
2018年に登った山のリストへ戻る
トップに戻る