トップに戻る 2018年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
そのまま道なりに進み、途中に掲示されている案内に従い進むと、間もなく登山口の霊山寺だ。霊山寺の駐車場に車を置いてまず霊山寺本堂へ参拝、登山の無事を祈願する。お寺の北へ続く道を進むと作業道に出るので丁字路を右折。舗装された道の周囲には植林帯が続き、やがて右側からは霊山寺のもう一方からの道が合わさる。
背後には樹間越しに伊賀市内の展望が開けるものの、見えている場所はよく分からない。ベンチの置かれた休憩所を通過、植林帯の下を辿れば三合目600mの案内を過ごす。苔むす岩などを眺め、良く踏まれた道を辿る。登山道は明確なので道に迷う心配は全くない。
間もなく五合目1000mの案内へ着くが、この先の一部で足下が凍結しており、スリップしやすい状態になっていた。本日の装備は簡易な登山靴で、当然アイゼンもない。ストックも持っていないため、四つん這いになってこの難所を通過した。
すぐに七合目1400mを通過、少し進むとヤセ尾根が現れる。左右の切れ落ちた細く平坦な道を渡ると、尾根右側の山腹につけられた道に入る。原地堂の案内の置かれた上には石仏が祀られ、その横は「さいの川」と案内されていた。すぐに八合目の案内を通過。前方には山頂から南へ続く尾根が顔を見せている。西に広がるゴルフ場や街並みを振り返りながら登山道を進むと、正面に太鼓岩が見えてきた。
太鼓岩を左に過ごし、階段状の道を進むと、凍結した石段に出会う。スリップ必至の道なので、凍結した場所を避けて遠回り、無事に難所を通過した。この上の分岐は霊山の案内に従い左折、山頂までは0.5kmと案内されていた。
霊山山頂は中央部が凹んでおり、くぼみの中に入ると石塔が置かれた場所があり、その奥には霊山寺奥の院が祀られていた。山頂に立つ案内には、霊山山頂遺跡について次のように説明されている。
伝教大師(最澄・天台宗)が嵯峨天皇の勅願により、弘仁年中(810〜823)国家鎮護のため山頂に大伽藍を創建されたもので、山の形がインドの霊鷲山(りょうじゅせん)によく似ていることからこのこの名前が付けられたと伝えられる。
一等三角点の置かれた山頂からは西にゴルフ場、その先に伊賀市街が広がっているがやや霞み気味。遠くでは雪が舞っているようだ。風が強く冷たいので、記念撮影の後すぐに下山を開始した。下山の途中には3組6名の登山者とすれ違い、この山が人気ある山であることが解った。
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