霊山(れいざん)三重県伊賀市

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2018年2月17日
霊山寺 →0:35→ 六地堂 →0:20→ 山頂 →0:40→ 霊山寺
全歩行時間 1時間35分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 2018年に最初に登る新しい山は三重県伊賀市の霊山で、霊山寺の東にそびえる名宝である。伊賀市内から登山口の霊山寺へ向かうには、名阪国道の上柘植インターで国道を下り、伊賀コリドールロードを約1.2km南下する。左側に注意しながら進むと、霊山寺への案内が立っているので分岐を左折する。
伊賀コリドールロードに立つ案内を見て左折 登山口の霊山寺

 そのまま道なりに進み、途中に掲示されている案内に従い進むと、間もなく登山口の霊山寺だ。霊山寺の駐車場に車を置いてまず霊山寺本堂へ参拝、登山の無事を祈願する。お寺の北へ続く道を進むと作業道に出るので丁字路を右折。舗装された道の周囲には植林帯が続き、やがて右側からは霊山寺のもう一方からの道が合わさる。

霊山寺 登山口
 すぐに進路は右上へ向き、整備された擬木の階段が見えてくる。入口には登山口と一合目200mの案内が置かれていた。階段に取り付けば、最初から一気に高度が上がる。すぐに桜地堂の案内の立つ場所に着き、横にはお地蔵様が祀られていた。桜地堂の先で二合目400mの案内を通過、岩の多い場所を過ごすと山腹につけられた道に変わる。
桜地堂 二合目の案内

 背後には樹間越しに伊賀市内の展望が開けるものの、見えている場所はよく分からない。ベンチの置かれた休憩所を通過、植林帯の下を辿れば三合目600mの案内を過ごす。苔むす岩などを眺め、良く踏まれた道を辿る。登山道は明確なので道に迷う心配は全くない。

苔むす岩の道 凍結した階段

 間もなく五合目1000mの案内へ着くが、この先の一部で足下が凍結しており、スリップしやすい状態になっていた。本日の装備は簡易な登山靴で、当然アイゼンもない。ストックも持っていないため、四つん這いになってこの難所を通過した。

伊賀市内の展望 六地堂
 そのまま道なりに進んでいると、再び凍結箇所に出会うが、土の部分を選んで進めば大丈夫、眼下には市街が見えているが、少々霞んでいるようだ。展望地を過ごし平坦な道を進むと六地堂へ着く。六地堂を過ごせば緩やかな傾斜の道となり、植林帯の下で右にカーブを描きながら進む。
ヤセ尾根を渡る さいの河原と地堂

 すぐに七合目1400mを通過、少し進むとヤセ尾根が現れる。左右の切れ落ちた細く平坦な道を渡ると、尾根右側の山腹につけられた道に入る。原地堂の案内の置かれた上には石仏が祀られ、その横は「さいの川」と案内されていた。すぐに八合目の案内を通過。前方には山頂から南へ続く尾根が顔を見せている。西に広がるゴルフ場や街並みを振り返りながら登山道を進むと、正面に太鼓岩が見えてきた。

伊賀市内の展望が広がる 太鼓岩

 太鼓岩を左に過ごし、階段状の道を進むと、凍結した石段に出会う。スリップ必至の道なので、凍結した場所を避けて遠回り、無事に難所を通過した。この上の分岐は霊山の案内に従い左折、山頂までは0.5kmと案内されていた。

凍結した登山道 分岐を左折
 すぐに九合目1800mの案内を通過、擬木の置かれた道を辿れば、「石山の 石より白し 秋の風」と、芭蕉の句がおかれていた。擬木階段に取り付き、凍結したところを避けて進む。間もなく左上へ続く階段が現れたので分岐を左折、階段を登れば十合目の案内の立つ霊山山頂である。
擬木階段 霊山山頂

 霊山山頂は中央部が凹んでおり、くぼみの中に入ると石塔が置かれた場所があり、その奥には霊山寺奥の院が祀られていた。山頂に立つ案内には、霊山山頂遺跡について次のように説明されている。

石塔 石室

 伝教大師(最澄・天台宗)が嵯峨天皇の勅願により、弘仁年中(810〜823)国家鎮護のため山頂に大伽藍を創建されたもので、山の形がインドの霊鷲山(りょうじゅせん)によく似ていることからこのこの名前が付けられたと伝えられる。

伊賀市内とゴルフ場 レーダー施設

一等三角点の置かれた山頂からは西にゴルフ場、その先に伊賀市街が広がっているがやや霞み気味。遠くでは雪が舞っているようだ。風が強く冷たいので、記念撮影の後すぐに下山を開始した。下山の途中には3組6名の登山者とすれ違い、この山が人気ある山であることが解った。

桜地堂
さいの河原
六地堂
太鼓岩
山頂
凹んだ山頂に置かれた石塔
霊山寺奥の院

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 三重県伊賀市 霊山  登山口付近のMAP
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