安達太良山(あだたらやま)群馬県二本松市他 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2015年8月2日 山頂駅 →1:25→ 山頂 →1:15→ 山頂駅 全歩行時間 2時間40分 2015年真夏の遠征の3山目は、福島県二本松市にそびえる安達太良山。早朝より登った磐梯山の登山口八方台を出発、県道を北へ進み北塩原村に入る。檜原湖の横を抜け、国道459号を道なりに進み、丁度12時に安達太良山の登山口のあだたら高原スキー場へ着いた。
駐車場に車を置いてすぐに登山を開始。安達太良奥岳登山口の案内を確認してあだたら山ロープウエイ駅へ向かう。西にはスキー場のゲレンデが広がり、その奥にロープウエイの山頂駅、更に安達太良山が美しい山容を見せている。
山麓駅で往復のチケットを購入しロープウエイに乗り込む。高度が上がるにつれて展望が広がるものの、遠くの景色は霞んでいる。約10分程度の空中散歩の後、山頂駅へ到着。登山者心得を読んで木道に入る。
すぐに薬師岳展望台の案内が立っているので分岐を右折、薬師岳の案内の先に安達太良山の特徴的な山頂部が見えている。鐘の置かれた祠付近から眼下に広がる展望を眺める。ロープウエイの山麓駅の先には二本松市の街並みが広がり、霞気味ながらも感動的な景色である。 また、北には安達太良山、右に鉄山、箕輪山と、こちらは智恵子抄の「美しい本当の青い空」が広がっている。「この上の空が本当の空です」と書かれた標柱を眺めて安達太良山への登山道に戻る。
白いノリウツギを眺めながら整備された木道を辿る。周囲の木々の背が高いため展望を得ることはできないが、わずかながらでも真夏の日差しが遮られるので快適に進むことができる。やがて足下に岩が増え始め、足の置き場に気をつけながら進んでいると、安達太良山を見晴らす展望地の仙女平分岐へ到着。久しぶりの展望に元気が出る。 ここまで来ると、山頂へ至る行程が一望で、左側から尾根道を巻きながら進むことがわかる。なお、この展望地は薬師岳からは1.1km、安達太良山へは1.3kmの位置である。さて、左右にシャクナゲの目立つ道に入ると、高度が一気に上がり始める。岩の目立つ登山道を慎重に進み、背後を振り返れば市街地の美しい展望が励みとなる。
大岩を乗り越え、岩場を過ごせば、足下は岩や小石の混じった道に変わる。とにかく眼下に広がる展望が美しく、少し進んでは展望を眺めるという作業が増える。やがて薬師岳から1.6km、安達太良山へは600m地点を通過、足下は滑り易い石の多い道に変わる。
それまで北西を向いていた登山道は、やがて北へ進路を変え、ますます岩が目立つ。すぐに目の前を覆っていた樹林が切れ、前方には安達太良山の山頂部が顔を出した。山頂部は岩で構成されているようで、平坦な尾根の一段高い場所に山頂が置かれている。
西に安達太良山を眺めながら峰の辻入口を通過。滑り易い火山礫のような道を進み、岩山の安達太良山の手前に到着、安達太良山の案内を確認していよいよ山頂へ向かう。岩の間へ取り付けば、補助のロープが渡されており、ロープや鎖を使って高度を上げる。 すぐに安達太良山の山頂へ到着、二等三角点の置かれた山頂には、八紘一宇の石碑と祠が祀られている。山頂からは遮るもののない周囲360度の展望が広がり、磐梯山、大日岳、飯豊山、吾妻山などをはっきり確認できた。 磐梯山と大日岳・飯豊山・西吾妻山(クリックで拡大) 快晴の青空の下、安達太良山の山頂で小休止を取った後、下山を開始。下山は元来た道を引き返し、途中薬師岳で再度安達太良山を眺めてロープウエイ駅へ到着。ロープウエイに乗り込んで無事山麓駅へ着いた。
これで本日の登山の予定は終了したので、温泉へと向かう。本日は麓の岳温泉「岳の湯」で汗を流す。この温泉は源泉掛け流しで、とても浴槽の温度が高く、風呂上がりの汗が引くのにとても時間がかかった。 麓から安達太良山 薬師岳から安達太良山 乳首山とも言われる安達太良山 山頂から市街を望む 山頂から磐梯山 山頂から大日岳・飯豊山・西吾妻山など
登山口周辺の地図はこちら 福島県二本松市他 登山口付近のMAP |