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私事ですが、昨日で四国八十八ヶ所巡りが一区切りとなり、第88番札所の大窪寺で結願、さらに第1番札所の霊山寺に参拝して「満願」となりました。晴れやかな気持ちで坂出市に入り、土器川沿いを北へ進んでいると、端正な三角錐の飯野山が姿を現しました。ところが、この時点では山頂付近に雲がかかっており、すっきりとした山容を眺めることはできませんでした。
飯野山が北東に見える位置まで来ると、背後に青空が現れ、少しずつ雲が薄くなってきました。そのまま登山口の案内に従って進み、グラウンドのある駐車場に到着しました。なお、この駐車場に至る直前の分岐を右折すれば一段上の道に続いており、わずかではありますが歩く距離を短くすることができます。
すぐに登山の準備をして出発しました。横木の渡された階段を登ると舗装道を横切りますが、この付近にも駐車スペースが用意されており、地元の登山者の方々は最短距離の駐車地に車を置いているようです。
飯野山の案内板を確認し、改めて登山口を出発します。コンクリート舗装の道に入ると、最初から傾斜の急な坂が始まります。すぐに分岐を左折すると、この付近から坂の傾斜が緩やかになりました。「健康風致保安林」の案内看板を過ぎ、北へと進路を取ります。
登山道は道幅が広いのですが、周囲は樹林に覆われており、しばらくは展望が望めません。すぐに二合目を過ぎましたが、一合目の表示は見落としてしまったようです。そのまま道なりに進んでいると分岐に出合いますので、山頂へ向かって折り返すように右折します。この折り返し地点が三合目で、出発点より600m、山頂へは1600mと案内されていました。
歩きやすい道を辿っていると、眼下を見下ろす展望地に着きました。ここが四合目で、土器川などを望むことができますが、本日は少し霞み気味でした。次の展望地が五合目です。四合目よりも視界が広がりますが、やはり霞がかった景色であることに変わりはありませんでした。
この先からも、時折現れる展望を眺めながら高度を上げていく行程はとても楽しいものです。やがて出発点より1200m、山頂まで1000mの案内を通過しました。足元に注意して歩いていると、この登山道には猫が多いことに気づきます。
ここで周囲を落ち着いて観察していると、ビワの木がたくさん生えていることに気づきました。収穫シーズンには、さぞかし大量の実がなることでしょう。ビワの木を確認しながら登っていくと、「飯山町登山道の合流地点まで100m」の案内を過ぎ、すぐに飯山町側からの道と合流しました。山頂まではあと422mです。
この地点が八合目で、すぐ先からは左上に直登する道が続いていました。直登コースを取れば山頂まで210mとのことですが、この道は下山時に通ることにして、往路はそのまま緩やかな傾斜の道を進みました。
九合目の展望地に着きましたが、ここは展望を樹林が遮っており、わずかに角山とその先の瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めることができた程度です。やはり霞がちな空模様は変わっていないようでした。
この先でも山頂への近道を左にやり過ごし、緩やかな登山道を辿っていくと、ついに飯野山山頂に到着しました。山頂には、大天狗、祭壇石、八大竜王、讃岐富士大権現、三等三角点、昭和天皇歌碑、新日本百名山石碑などが所狭しと置かれています。安養寺奥の院の薬師堂にも参拝し、無事に登山ができたことへの感謝を捧げました。
本日はこの後、和歌山県まで移動し、高野山奥之院で納経をいただく予定であったため、山頂まで引き返してすぐに下山を開始しました。下山は八合目の飯山町側分岐まで、先ほど見送った急坂の直登コースを一気に下り、あっという間に八合目を通過しました。その後は往路を引き返し、時折現れる展望を楽しみながら登山口まで帰り着きました。
飯野山は登山道の傾斜が緩やかなので、年齢を問わず楽しむことのできる名山です。下山後に改めて山を仰ぎ見ると、快晴の空をバックにした山容が実に見事で、深く記憶に残る登山となりました。
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