2006年3月5日(日曜日)

烏山(黒井村)

登山口 石仏手前倉庫

ガイド本 金光康資著 防長山野へのいざない

登山開始 →14:18→ 山頂到着 →14:49→ 山頂出発

 →15:06→ 木戸畳店着 →15:25→ 下山終了 15:41

参考コースタイム

登山開始 →0:31→ 山頂到着 →0:17→ 山頂出発

 →0:19→ 木戸畳店着 →0:16→ 下山終了

登山時間 1:23

 響灘の美しい展望を求めて烏山に登る。

 展望の甲山を後にして、次の烏山に向かう。国道191号を下関から川棚方面に向かい、JRくろいむら駅を過ぎて山陰線北無田の踏切を左折、吉永川に沿って涌田方面に向かう。正面に下関ゴルフ倶楽部の標識があり、この標識手前の小屋付近の左手に空地を見つけたので、車を置き烏山に向かう。

お地蔵様にお参りする 横には石碑?

 少し先には「↑涌田港」・「←室津港」の標識が立ち、その先右手にお地蔵様、横に珍しい石碑を見るのでお参りをする。正面の信号の右手にはへんろ道の標識があり、四国八十八ヶ所にちなんだ「第14番常楽寺」が野田自治会センター横に安置してある。

分岐を右に入る

最奥の民家の裏を山に向かう

 信号の先の分岐を右に入り、民家の間を抜けて進むとその奥にも民家を見る。最奥の民家に向かって進んで行き、民家の奥を左折し、山道に入るとすぐに木の間越しに室津の甲山が見える。登山道には少しシダが生えているが踏み跡は確かで迷うことはない。背後に鬼ヶ城を感じながら緩やかな坂を登って行く。

正面に大きな岩

 正面に大きな岩が立ちふさがっているように見えたのでびっくりしたが、登山道は岩を避けて右にカーブする。周囲に岩が増えてくるとそれまで北東方向に進んでいた道が90度角度を変え、北西方向に向かうようになる。落ち葉の敷き詰められた登山道は、フカフカの絨毯の上を歩いているような感触でとても心地よい。間もなく前方が明るくなり、山頂に着いたかと思ったら東ピークに到着した。

カヤトの東ピーク

 東ピークはカヤトの原で、木の間越しにマリンピアくろい跡や響灘が遠望できるが、北西方向のすぐ先に烏山の山頂が見えたのですぐに出発する。一旦鞍部の痩せた尾根に降りて行き、すぐに登り返して烏山山頂に到着、待望の竜王の石祠と対面し早速参拝をする。

烏山の山頂風景

 展望の開けた西方面を見ると、先程まで山頂にいた室津甲山が美しい。甲山からの展望とは真反対の方向から見ていることに気が付き不思議な気持ちになる。

眼下に広がる下関カントリークラブの展望と室津湾の松原

 改めて甲山は山頂からの展望も甲山自体の展望も素晴らしいことが判った。眼下に広がる下関カントリークラブの展望と室津湾の松原と白い砂浜のコントラスト、室津港から涌田港に至るラインはいつまで見ていても飽きない展望である。

室津港から涌田港に至るライン

 また、南方面には狩音山・鬼ヶ城・竜王山の稜線が広がり懐かしい山々が見守ってくれているようだ。烏山山頂には竜王の石祠が岩の上に立っているが、いくつかの大岩が山頂に転がっており、この大岩の上に登ると更に展望が広がるようだ。

烏山山頂から見る甲山は素晴らしい

 山頂での展望に満足したので下山を開始することにした。烏山を一周回りで降りて行くため北西方面の踏み跡を探して降りて行く。目印のテープもあるので安心して降りることができると思ったが、少し進んで躊躇した。

烏山の山頂直下の岩場

 この方向の道はヤブ化しており、茨などの障害物が見えたので、薮に向かうための完全武装をして薮に立ち向かう。いきなり急な坂を下り、左手には山頂直下の急な岩場を見る。急な下り坂を目印のテープに導かれて降りて行く。

 途中で道が分かり難い箇所もあるため慎重に目印を探しながら降りて行く。薮道が引き続くので息が抜けない。じっくりと観察してみると、目印のテープが要所要所に貼られているので道に迷うことはないようだ。シダの繁る道だが踏み跡ははっきりと判るので慎重に歩けば大丈夫、まもなくテレビアンテナの広場に到着、この辺りまで降りてくればもう安心だ。

防空壕に到着

 アンテナ広場を抜けた先の西方面には涌田後地集落と室津甲山の展望が美しい。下山開始から15分で防空壕に到着、入口が二箇所ある防空壕の中には不思議な空間が広がっている。

 防空壕を抜けて降りて行くと涌田後地集落に到着、木戸畳店の看板を右手に見て海岸通りのグラウンドまで出る。烏山の全景を見ると山頂から尾根を伝わって降りて行き、着いた先が防空壕のある涌田後地の集落であることがよく判った。

烏山全景

 海岸通りを吉永川に沿って戻り、車を駐車した場所まで帰って登山を終了した。南東方面には狩音山・鬼ヶ城が大きく、この付近から眺める両山はまさに名峰である。

最後に狩音山・鬼ヶ城を眺める

 次に小串の石堂山を目指して進み、登山口は判ったのだが国道191号沿線なので駐車場所を探すのに苦労し、結局4時を過ぎたので登山口の確認だけをし、続けて浄天山の登山口を探しに向かった。

響灘が綺麗だ

 最後に湯玉の城山・鯖釣り山の登山口を探した。鯖釣り山は、ヤブ椿の群生地らしく楽しみな場所である。はっきりした登山口の道標を見つけたのでかなり整備された場所のようだ。ここから川棚温泉に向かって引き返そうとしたが、遠回りになりそうなので、長門二見から山陰線沿いの滝部に入り、国道435号を通って帰ることにした。川棚温泉に入れなかったのが心残りだったので、滝部温泉の標識を見て迷わず立ち寄ることにした。滝部温泉はヌルヌルのアルカリ温泉だったので大満足、たっぷり暖まって帰ることができた。

 前の山 甲山(豊浦室津) を見る

 次の山 串山連峰 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 烏山 登山口付近のMAP

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