平成18年4月1日(土曜日)

山田

ガイド本 なし

参考コースタイム

旭ヶ丘コース

ゆめタウン柳井(イズミ)→ 0:08 →旭ヶ丘集会所→ 0:25 →山田山頂

山田コース

山田集会所→ 0:25 →山田山頂

 

 HPを作ろうと思い立って1年が経過した。後追いで登った山々を全てアップし終えたのは結局秋頃になり、この1年間の休日はあっと言う間に過ぎたような感覚である。

 あちこち出かけては沢山の山に登り、家に帰って登山記をまとめる。遠くから見て美しい山、登ってみて楽しい山、展望が開けて幸せな気分になる山。このような山々に登り続けた日常の中で、ふっと目の前の山を眺める。

 そうだ、ここらでゆっくりとくつろげる取っておきのふるさとの山を紹介することにしよう。

山田 旭ヶ丘コース

ゆめタウン柳井から南方面に見える「山田」

 国道188号を岩国方面から下り、ゆめタウン柳井(イズミ)の交差点を左折し、南方面に向かって土穂石川に掛かる土穂石橋を渡ると、正面に見える山がこれから紹介する「山田」という山である。最初の交差点の信号を右折すると信号の角に旭ヶ丘集会所が立っており、この集会所が旭ヶ丘コースの登山口となるのだが、集会所には駐車場のスペースが少なく、駐車場利用は地元の方優先なので、少し(約500m)戻ってゆめタウン柳井の駐車場を利用し、足慣らしを兼ねて出発する。土穂石橋の歩道を南方向に進み信号を右折して旭ヶ丘集会所を過ぎる。

上は登山口目印の旭ヶ丘集会所 下は集会所の先を左折する

 舗装道を西に向かって進むとすぐに左(南)方向に団地が続いているので左折し緩やかな舗装道を進み、左手にアパートを見ながら進むと間もなく地道に入る。背後の北東方向には三ヶ岳と琴石山が広がっている。

手摺りの場所を右に見て進む

 登山道を道なりに進んで行くと分岐があり、右手に手摺りのある場所とその先に墓地を見るが、かまわず真っ直ぐ南方向に向かう。道はよく踏まれているので迷うことはないはずだ。そのうち竹藪の中を歩くことになり、竹藪の先で右への分岐があるが、ここも真っ直ぐ進むとすぐ右手に檜林が広がるので鉄の板を渡り檜林帯に入る。

右手に檜林を見て檜林帯に入る

 踏み跡が右上に続いているので、この踏み跡に従って徐々に高度を上げて行く。檜林は上に行くと三角形の頂点に向かうことになるため、歩きやすい場所を選んで登って行く。ここが一番の難所なので慎重にゆっくりと斜面を楽しみながら登って行く。中間点を過ぎたらなるべく西方向の植林帯とヤブとの境界尾根を進んだ方が歩きやすい。

頂点付近に目印のテープあり、ここから10m程度ヤブを抜ける

 植林帯を登って行き、頂点に着くとようやく目印の赤いテープが見えてくる。後はテープに導かれて数分、10m程度のヤブを抜ければ山田の展望地に到着する。以前この場所には反射板が設置されていたが現在は撤去され、基礎のコンクリートのみが残っている。このコンクリートが丁度テーブル代わりになったり椅子代わりになったりする。

展望地には反射板の基礎が残っている

 展望地からは南西方向に平生湾、西には赤子山、北に向かうと石城山・その奥に深山・田尻山・手前には柳井大平山・矢櫃山から氷室岳その奥には蓮華山と続き、三ヶ岳・琴石山と柳井市を代表する山々が一望の展望地となり、東方向には周防大島の海上アルプスと続く。

上は西の平生方面の展望 下は東の柳井方面の展望

 この展望地からは南の方向以外は素晴らしい展望であり、もちろん柳井の市街は箱庭のように広がり、琴石山・三ヶ岳から眺めるのとはひと味違う展望なのが嬉しい。四等三角点の山田はこの展望地から少し南に進んだ場所に立っている。登山時間は30分程度ではあるが、途中の斜面はなかなか楽しめる。

展望地から南に少し行くと四等三角点 山田

 家族連れの場合には、旭ヶ丘コースの檜林帯の急斜面が心配なので「ゆっくりコース」を紹介する。

山田 山田公会堂コース

 国道188号を柳井方面から平生方面に向かい、周東総合病院先の左手に立つ「室津半島スカイライン」の標識に従い、般若寺に向かうルートに入る。国道から600m程度入ると左手に郵便ポストのある山田公会堂が見えるのでこの付近に駐車する。この山田公会堂が山田公会堂コースの登山口となる。

上は国道188号から室津半島スカイラインに入る 下は山田公会堂から左の道に入る

 公会堂の左手にお地蔵様が鎮座されているのでお参りしてこの舗装道を進んで行く。間もなく広い舗装道と合流するがすぐに左手の民家の横を抜ける舗装道に入る。あとは緩やかな舗装道を道なりに進むと右手に墓地を見るので、この付近から左(東)方向に向かうようになる。

上は左手の民家の横を抜けて進む 下は右手に墓地を過ごすと左方向に向かってミカン畑を抜けて行く

 

 ミカン畑の中を歩いて行くと中電の巡視路に着く。最初の標識に従いbRの鉄塔に向かい、bR鉄塔を過ぎて更に北西方向に植林帯を進んで行くと前方が明るくなる。明るい場所には山田の三角点が立っており、その先には展望地が待っている。

上は中電巡視路を通りbR鉄塔への分岐を左に取る 下は右手にbR鉄塔を見て進む

 山田集会所から展望地までは所要時間25分、標高差は110m程度である。ゆっくりと高度を上げて行くため疲労感はほとんど感じられない。また、一周回りで歩く際には旭ヶ丘集会所から山田集会所まで1.2kmなので、それぞれもう15分から20分程度を考慮すれば良い。

 低い山でも素晴らしい展望を楽しめる場所は沢山あるはずで、このような近くの山こそ綺麗なまま大事に残しておきたいものである。

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 平生町 山田 登山口付近のMAP

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