若杉山(わかすぎやま)福岡県篠栗町

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2014年12月23日

奥の院駐車場 →0:20→ 若杉山山頂 →0:05→ 若杉山太祖権現社

 →0:20→ 米の山 →0:05→ 奥の院駐車場

全歩行時間 0時間50分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 本日の登山予定は西山と犬鳴山の2山だったが、少し時間が残っているので今日の内に若杉山へ向かう。宮若市から犬鳴トンネルを潜り、久山町に入る。これから向かう若杉山の登山口は、当初若杉楽園キャンプ場としていたが、時刻が少し遅れ気味なので、そのまま奥の院の駐車場とする。

グリーンパークわかすぎ入口交差点を右折 米の山と若杉山

 JR篠栗線の門松駅を登山口へ向かう起点とすれば、門松駅前の門松交差点から県道607号を東へ進む。すぐに篠栗町に入り、「若杉山・米の山展望台」の案内に従い交差点を右折する。

 この先から案内に従い進めば、若杉楽園キャンプ場へ着く。ここで宝満山から縦走してきたらしい登山者と出会い、若杉山の登山道についてお尋ねすると、時間が無い場合、奥の院の駐車場から登れば、20分程度で山頂へ着くとの事だった。

奥の院駐車場を出発 コンクリート舗装の道

 更に舗装道を進み、トイレの整備された奥の院の駐車場へ着き、すぐに登山を開始する。世界平和守護大師像の横を抜けコンクリート舗装の若杉自然遊歩道を進む。足下には雪が残りいかにも滑りそうだが、コンクリートに滑り止めの溝が掘られているため以外と安定して歩くことができる。

植林帯の下を進む 分岐の右は奥の院方面

 杉の美林を眺めながら大きく右カーブを描いて高度を上げ、この先で緩やかに左にカーブを切れば丁字路へ着く。右は奥の院などへ通じているが、まずは山頂へ向かうため左に進路を採る。

山頂手前のアンテナ群

 青空の下には九州電力のアンテナがそびえ、とても高く見える。その前のコンクリートの道を辿れば、正面にアンテナが現れ、この右側が目指す若杉山の山頂である。周囲には雪が残り、真冬の様相を呈している。

山頂手前には雪が残っていた 若杉山山頂

 すぐにこぢんまりとした若杉山の山頂681mへ到着、向かいにはやはりアンテナなどの置かれた三郡山がそびえている。若杉山の山頂を踏んだので、いよいよ残る山は三郡山のみである。既に時刻は16時を過ぎており、日暮れまでに山頂付近の散策をするため奥の院へ向かう。

向かいに三郡山 山頂横に建つアンテナ

 アンテナの横を抜けて若杉聖観音へ参拝、更に西へ進み若杉の杉を眺める。平成2年・3年の2度にわたる台風被害により現在の形になったそうだ。ここで奥の院への案内に従い、鉄製の手摺りを伝いながら奥へ向かう。

若杉の杉 奥の院への入口

 大岩の下に付けられた道は背中を丸めて通り抜け、この先に現れるのが有名な「はさみ岩」である。案内には、「ぜんむいさんぞうがねんりきで、巨岩が二枚になり、行く手を阻んでいます。足一本くらいがやっと通れるくらいの隙間しかありません。昔から罪深い人は通れないという言い伝えがあります。今では、鉄の鎖が通り、安全に通ることができます」と書かれていた。

岩の間を抜ける はさみ岩(クリックで拡大)

 すぐにこのはさみ岩へ向かうのだが、リュックが邪魔をして通れない。そこでリュックを置いてはさみ岩へ向かえば、何とか下りることができた。一応善人の中に入っているのかもしれない。背後を振り返れば、確かに細い隙間の岩である。

はさみ岩を振り返る 横にハシゴが用意されている

 奥の院へ向かっていると、今度は左に鉄製のハシゴが掛けてあった。善人でない人はこのハシゴを伝って上に行けると言うことだろう。もう少し岩の道を下れば奥の院へ到着、入口横には不動明王が祀られていた。

奥の院へ参拝 入口横の不動明王

 奥の院の参拝を済ませ、今度ははさみ岩を登る。大きな鎖が渡されているため、難なく元の位置へ戻ることができたが、この辺りは本来厳しい修験の場所のように思えた。次は若杉山太祖権現社への参拝で、この太祖宮には中央に伊弉諾尊、右に神功皇后、八幡大神、玉依姫、左に天照大神、志賀大神、住吉大神の七人の神様が祀られている。太祖宮の横には神功皇后が祀られており、九州に来て何度も神功皇后の伝説に出会っている。

若杉山太祖権現社 神功皇后
若杉三寶大荒神の大鳥居 横木の階段を登る

 若杉山の散策を終えたので今度は向かいにそびえる米の山へ向かってみる。コンクリート舗装の道を戻り、奥の院の駐車場手前から山道に入り、再び舗装道へ出る。この先で若杉三寶大荒神の大鳥居を潜れば、植林帯の間につけられた擬木の階段が待っている。急な坂を登ればすぐに祠の祀られた米の山の山頂へ到着、祠の奧には四等三角点が置かれていた。

山頂に祀られた祠へ参拝

展望台から眺める夕陽と夜景(クリックで拡大)

 祠に参拝し、米の山を下山し駐車場まで引き返した。ここで夕陽が玄海灘へ沈み始めたが、周囲の木々に邪魔されて美しい落陽を眺めることはできなかった。その後、米の山展望台まで移動し、夕闇迫る展望を眺めて今回の登山旅行を終了した、次は福岡県の山の最後、三郡山登山である。

麓から眺める若杉山

山頂

大岩

はさみ岩

夕暮れ

夜景

 前の山 犬鳴山 を見る

 次の山 三郡山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県 葛城山 登山口付近のMAP

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