剣山(つるぎさん)・次郎笈(じろうきゅう)・一の森(いちのもり) 徳島県三好市

2006年10月21日

剣山・次郎笈・一の森

参考コースタイム

見越登山口 →0:40→ 西島リフト駅 →0:20→ 大剣神社 →0:15→ 山頂小屋

 →0:05→ 剣山山頂 →0:30→ 三嶺分岐 →0:15→ 次郎笈

 →0:30→ 二度見展望台 →0:20→ 剣山山頂 →0:30→ 二の森

 →0:25→ 一の森山頂 →0:25→ お花畑 →0:15→ 行場

 →0:30→ 刀掛けの松 →0:15→ 西島リフト駅 →0:30→ 見越登山口

全歩行時間 6時間45分

 久しぶりの日本百名山登山である。徳島県の剣山登山口、見越で目覚める。まだ朝の6時過ぎだというのに外が騒がしい。車を出てみるとなんと観光バスが沢山駐車している。登山者は100名近くいるだろうか。いったい何事かと目を疑ったが、有名な山には休日以外でも人が集まるようである。

大人数の登山者にびっくり 剣神社に向かう道

 朝食を取り、ゆっくりとコーヒーを飲んで体調を整え、登山口へと向かって行く。いよいよ有名な剣山に登って行くのだ。登山口は剣神社への参拝道の階段からで、右手には水場があるので一杯の水を飲んで行く。

剣山登山口の石段 剣神社に参拝

 階段を登りきるともう剣神社、登山の無事を祈願して右手の登山道に進んで行く。まず標識が目に入り、剣山山頂までは4000mと書かれている。また、左手にはお地蔵様が並ばれており、頭を下げて登山道に入る。周囲はまだ薄暗いが紅葉が美しい。ただ向かいの山には霧が立ちこめており、この先霧が晴れることを祈りながら登って行く。

剣山山頂へ4000m標識 お地蔵様の横を進む

 周囲の紅葉を眺めながらゆっくりと歩いていると、リフトの下のトンネルを潜って抜けることになる。その先には指導標が立っており、いきなり頂上まで2880mとの表示に変わった。剣神社の指導標から一気に1120m距離が縮まってしまった。それは嬉しいことなのだが、前方に登山者集団がゆっくり進んでいる。

リフトの下のトンネルを潜る 前方の登山者集団に追いつく

 ここで1組目を追い抜くことにした。20名以上の集団を追い抜くのは少々きついがこれもトレーニングである。この先紅葉を眺めながらの快適な観光が続く。登山開始から25分で海抜1600m標識を過ぎ、周囲には笹が目立ってきた。更に10分で西島リフト駅への分岐を見て左に進路を変える。

周囲の紅葉を楽しむながら登る

海抜1600m標識を過ごす 斜面には笹の原が広がっている

 西島駅に向かうのだが、霧が立ちこめており周囲の展望が台無しである。右手に海抜1700m標識を過ごし、周囲の笹を眺めながら坂を登って行く途中にも霧の中の紅葉が美しい。まもなく西島リフト駅に到着、ここで分岐を見て悩むが、大剣神社に向かうには左手の道と後ろから来た登山者に教えられたので、安心して進むことができた。

西島駅の分岐を見て左折すると海抜1700m標識が立っている

霧の中の紅葉が美しい

西島リフト駅に到着 西島駅の分岐は左に取る

 この人たちは近道を取ると言い、刀掛けの松の方向から登って行った。さて、大剣神社への鳥居を潜って進んで行くと周囲の紅葉がますます美しい。霧の中の紅葉もきれいなものだ。足下には沢山の落ち葉がクッションのように広がっている。ふかふかした絨毯の上を歩いているようだ。まもなく山頂まで1000mの指導標を左手に過ごすとなんと平らな道が現れた。

大剣神社の鳥居を潜る 紅葉

 よくぞここまで平らにしたかというようなきれいな道を抜けると岩の道を登ることになり、その先で海抜1800m標識を過ごすと、西島駅の分岐から10分で大剣神社に到着した。

フカフカの落ち葉の中を進む 大剣神社に到着

 待てよ・・・・、今までの自己最高地点は大山の1710m、この時点で自己の最高地点を更新中ということになる。なんだかとっても嬉しい。神社の後ろには特徴的な大岩が立っているのだが、霧でよく見えないのが残念だ。大剣神社に参拝して更に山頂を目指す事にした。

大岩を見下ろす

 少し登って大剣神社の方向を見下ろすと大岩が霧の中に浮かんでいる。なんとも幻想的な姿だ。山頂方向には依然として霧が立ちこめており、視界が遮られている。周囲に見えるには笹と霧ばかりで、モノクロの世界を歩いているようだ。と・・・、突然の霧の中から剣山本宮の大鳥居が現れてきた。いよいよ山頂が近づいて来たようだ。

霧の中を歩いている

剣山本宮の大鳥居 剣山本宮に参拝

 鳥居を潜って階段道を登って行くと山頂の店が見えてきた。手前の剣山本宮に参拝し、いよいよ山頂に向かう階段道を登る。右手には大きな岩があり、これが本宮のようだ。階段を登りきるとそこには木道が続いており、この先は木の道を進んで行くことになる。指導標には山頂まで200mとなっており、もう山頂まであとわずかなのだ。

山頂の店 山頂に向かう階段
階段右手には大岩 霧の中の木道を歩く

 木道を滑らないように進んで行くと木道は霧の中に繋がっているようだ。測候所の横を過ぎると周囲の笹原が美しく、美しい景色をゆっくり眺めながら山頂を目指す、一番幸せな時間がゆっくりと過ぎてゆく。 まもなく大きな標識の立つ剣山山頂に到着、標高1955m、自己最高地点に到達した。

測候所の横を抜ける 山頂に続く木道

剣山山頂

 周囲には強い風が吹いており、半袖では少し寒い。山頂にて記念写真を撮っている最中も、剣山山頂は霧に包まれている。一瞬でも良いから晴れてくれないかなあ・・・・と思った瞬間、突然霧が晴れて山頂に光が射し、次郎笈(じろうきゅう)に向かう道が現れた。

 美しい展望に感激、良かった・・・・、一瞬でも晴れると素晴らしい展望であることが判った。

山頂に突然光が射した

 カメラを三脚につけたまま風の強い日に置いておくと・・・、三脚が倒れてカメラが壊れる。今年九州の高千穂峰にて起きたことがまるでVTRのように再現された。

 大変だ、風で三脚が倒れた・・・カメラがベンチにあたっている。カメラは・・・あれ、レンズが開いている・・・閉めたはずなのに・・・これはレンズがベンチに当たってしまったようだ。

 スイッチを入れてみる。動かない。しまった・・・しかも、今回は完全に壊れてしまった。

 この先どうしようかと考える。・・・・そうだ、山頂下の小屋に店があった。

 不幸中の幸い、山頂の店まで降りて使い切りカメラを買う。もうこれからはこのカメラを常備しておかなければ。今回は店が近くにあったので助かった・・・、と感謝しながら再び剣山山頂に戻り、次の次郎笈に向かうことにした。

 もう剣山山頂には沢山の登山者が集まり、ごった返している。周囲には霧が深くやはり展望を得ることはできない。そのまま南西方向に向かうと木道が終わりいよいよ地道を下りて行くことになる。周囲には大きな岩が転がるように点在しており、急な坂を下り始める。

剣山山頂には沢山の登山者が集まっている 剣山を出発し次郎笈に向かう

 霧が深いものだから自分が何処にいるのか判らない。注意しながら急な坂を下りていると次第に霧が晴れてきた。後ろを振り返ると剣山の方面には依然と霧が掛かっている。正面に美しい稜線の次郎笈を見る、素晴らしい。緑の草原という感じだ。

剣山方面には霧が掛かっている 次郎笈方面の霧は晴れてきそうだ

 美しい姿を見ながら下っていると標識が現れ、次郎笈に1090m、剣山に470mと書いてある。わりと次郎笈は近いようである。右に向かうと200mで二度見展望台へ行けるようだがこれは帰りに見ることにしてまずは次郎笈に向かう。

縦走路を次郎笈へと向かう

 左手下には紅葉の美しい谷が広がりとても素晴らしい。よく踏まれた登山道を快調に進んで行くとふたたび分岐が現れ右は三嶺に続く縦走路のようだ。但し三嶺は14kmも先である。

剣山方面にはやはり霧が掛かっている 美しい次郎笈への道

 正面には次郎笈が聳えており、ますます美しい。次郎笈までは490mである。結局先ほどの二度見展望台の分岐からは600m平坦地を進み、残りは急な坂を登ることになるのだ。いよいよ急な坂に取り付き次郎笈に向かう事になる。

次郎笈に向う 剣山には霧が掛かっている

 滑りやすい小石混じりの坂道を慎重に登って行くと途中で20名程度のパーティーとすれ違う。背後の剣山はやはり霧の中である。まもなく手前のでピークに到着、このピークからは右手に降りる道が分岐しているが、これは丸石に向かう縦走路である。

岩の道を進んで行く 丸石への分岐点のピークから眺める次郎笈

 尾根道をそのまま次郎笈に向かうと剣山を出発して50分で次郎笈の山頂に到着した。次郎笈山頂からは西方面の展望が素晴らしい。風の関係なのかやはり剣山の方向は霧の中である。眼下の紅葉を楽しみながらしばらく剣山方面の霧の晴れるのを待ったが、霧は晴れそうにないので次郎笈を後にすることにした。

次郎笈山頂と山頂三角点

次郎笈山頂から南西方面の展望

 素晴らしい展望を眼下に見ながら下りて行く。デジカメがないのがなんとも情けない。しっかりと美しい映像を記憶しながら急な坂を下りて行く。滑りやすい道を慎重に下りて行き、途中で三嶺の縦走路に紅葉のきれいな場所を見たので少し寄り道をする。縦走路を少し進みきれいな紅葉を鑑賞した後、縦走路に戻った。

次郎笈から下りて行く 眼下の展望が素晴らしい
山嶺の縦走路で紅葉を鑑賞する 二度見展望台に向かう

 平坦な道を戻り、一つのピークを越えるともう二度見展望台との分岐に到着、今度は二度見展望台に向かう。山腹につけられた細道をどんどん進んで行く。200mはあっと言う間に過ぎて展望台に到着、周囲はやはり霧で全く展望はない。この付近は標高1800m、そのまま山頂に続く道が続いていたのでそのまま進む。

縦走路の花 二度見展望台は標高1800m

 指導標によると展望台から山頂までは770m、細い道を進んで行く。展望は霧で全くなく、ジグザグな道を歩いて高度を上げて行く。展望台から20分で木道に到着、ふたたび剣山山頂に着く。

二度見展望台から山頂に向かう道 木道に到着

 剣山山頂は相変わらず晴れたりガスったりの状況が続いているが、突然霧が晴れることもある。そのときはさすがに美しい展望が広がっている。但し、周囲の山々までは見ることができない。

再び剣山山頂の木道

 さて、剣山山頂を出発、次の目的地である一の森を目指すことにした。指導標には一の森まで1800mと書かれており、剣山山頂からは木道を引き返し、東方向の一の森に向かう。

木道は測候所の横を通っている 剣山頂上のやどを過ごす

 木道を進んで行くと突然木道が終わり地道となる。その先は急な坂を一気に下りて行く。すぐに指導標が立っており、一の森ヒュッテまで40分と書かれている。右に経塚森の標識を過ごし、滑りやすい道を下り、鞍部に到着すると眼下に紅葉が美しい。

木道が終わり登山道を歩くことになる 美しい笹原を眺めながら進む

 左右に美しい笹の広がる平坦な道を快適に進んで行くと少しずつ坂を登ることになる。更に快適な登山道を進んでいると突然祠が現れた。祠は「剣山本宮二の森神社」であり、横には「剣山本宮奥まいり」の案内図が書いてあった。この奥参りでは20のお宮を廻るようだ。

剣山本宮二の森神社の祠に参拝 二の森のピークに到着

 祠に参拝して少し進むとそこはもう二の森でピークとなっている。周囲はシコクシラベの保護地になっていると案内がある。二の森までは剣山から20分程度の行程である。二の森のピークを越えると、この先は一気の下りが待っており、慎重に下っていると岩が目立ってきた。これは危ないなと思っているとちゃんとロープが渡されており安心した。

美しい笹原が続いている

 そのまま一気に坂を下って行くとまもなく鞍部に到着、美しい笹原が広がっている。快適な道を進んで行くとすぐに登りとなり、緩やかに坂を登って行くことになる。この付近も紅葉が美しくゆっくり歩きとなる。そのまま進んで行くとまもなく下りとなり下山路と一の森との分岐に到着、その上には遭難の碑があった。

刀掛けの松の分岐、上には遭難碑 一の森山頂に向かう坂

 さあいよいよ目指す一の森が近くなってきた。もう一の森山頂まで310m、笹の原の急坂を一気に登って行く。さすがにここまで休まず来ているので息が切れる。それでもさきほどの剣山からは50分で一の森山頂に到着、ここから次郎笈はとてもすっきりと見えるのだが剣山はまだ霧の中だ。

一の森山頂 一の森から眺める次郎笈

 今日は剣山の全景は見ることができないのか・・・。次は一の森の三角点に向かう。そのまま少し進むともう三角点だ。その先に露岩の展望所があるのでもう少し進む。展望所からの次郎笈はとても素晴らしい。時刻は12時前、ここで昼食を取ることにした。

一の森山頂三角点 剣山山頂は霧の中

 お湯を沸かしてみそ汁を作り、展望の岩に座っておむすびを頬張る。次郎笈の展望を眺めながらの昼食は本当に美味しい。と・・・剣山が見えた。

次郎笈 剣山

 ようやくその全貌を現した剣山、なんと素晴らしい。この展望を忘れることはないだろう。素晴らしい展望を肴にコーヒーを飲む、これも嬉しいひとときである。

 剣山を眺めながらの楽しい昼食タイムはまもなく終了、そろそろ下山を開始することにした。もう少し西に進んでもう一つの展望の露岩に向かう。ここで、ご夫婦の登山者と会話、眼下に見える林道の登山口から登ってきたそうで、登山口からは2時間程度かかったとのことだった。しばらくお話をを伺った後下山を開始する。

一の森から南の展望

 一の森から剣山の山頂を眺めながらゆっくりと笹の原を滑らないよう、慎重に分岐まで下りて行く。この分岐の指導標によると、行場へ1230mと書いてある。分岐を右に取り、細い道をどんどん進むが右手は崖なので焦らず進むことにする。途中には頼りない橋もあり、慎重に進まないといけない。

細い道を進む 頼りない橋を渡る

 緩やかな坂を快調に下りて行くとお花畑に着く、ところが季節柄お花畑と言っても何も咲いていない。お花畑から少し降りて行くと指導標に沢山の事項が書かれている。行場を経て剣山山頂に1160m、刀掛けの松へ810m、一の森へは1180mである。

お花畑を過ごす きれいな滝を過ごす

 そのまま少し進むと左手にきれいな滝を見る。汗をかいていたので顔を洗いさっぱりする。眼下には岩の崩落部分もあり、慎重に進まないといけない場所のようだ。山腹につけられた細い道を進んで行くとまもなく行場に到着。行場には大きな岩が立っている。ここには左右に分岐があり、どちらを通っても950mで刀掛けの松に到着する。ここでは左の道を取り、鎖の行場・不動の磐を経て進むことにした。

眼下には崩落ヶ所が見える 行場の大岩

 滑りやすい急な坂を一気に登る。周囲には危険防止のためのロープが張られており、危険な場所を避けて進む。まもなく岩の中に鎖が下げられた場所に着く、登ってみたいと思うのだがどうも神聖な場所のようなので踏みとどまる。

 そのまま急な道を岩を左に巻いて進むと注連縄の渡された神聖な場所に着く。これが不動の磐だろうか。この磐の全体像を見ると一つの大きな岩なのでびっくりした。不動の磐にお参りして引き返すと剣山山頂との分岐が待っており、刀掛けの松に向けて右に進む。

不動の磐 鶴の舞

 この先は緩やかな道となり、鶴の舞の分岐に着く。鶴の舞へは20m程度の距離なので寄り道をすると、注連縄の張られた岩を見る。これが鶴の舞だろうか。その真下にはまた祠があるがとても行ける場所ではない。そのまま分岐に戻り平坦な道を進むとまもなく刀掛けの松に着く。

刀掛けの松
刀掛けの松から剣山山頂方面を見上げる 紅葉が鮮やか

 刀掛けの松からはリフトへ500m、剣山山頂に900m、一の森へは1830mである。ここでしばらく休憩を取り、いよいよ西島リフト駅に向かう。急な道を降りていると眼下に紅葉が美しく、丸笹山の麓には林道らしき道も見える。

丸笹山が美しい 東方面の展望

 刀掛けの松からは10分程度で西島リフト駅に到着、リフトに乗って素晴らしい紅葉を眺めたいという誘惑にもかられたが、本日は登山である、思いとどまって登山道を降りて行く。

急な坂を下りて行く リフトからは紅葉が一望
西島駅に到着 西島駅から剣山山頂を見上げる

 朝方霧で見えなかった素晴らしい展望を眺める。山頂方向にも素晴らしい展望が広がっている。名残惜しいがいよいよリフト駅を出発することにした。リフト駅から少し降りると展望は無くなるが、周囲の紅葉は美しく、それらをしっかりと眺めながら快適に下りて行き、登山口の剣神社に到着した。

紅葉を楽しむ

 剣山は紅葉・黄葉とも素晴らしい場所だった。

 駐車場まで戻り、デジカメを買うために町に出ることにしたが、大きな店となると徳島市まで行かなければならないようだ。一般道を貞光と反対側の道に進み、どんどん狭い道を行き、穴吹町を経由してようやく国道に入った。

 吉野川沿いを東に向かい、午後6時を過ぎてようやく徳島市内に入り、大型カメラ店を三ヶ所訪ね、ニコン製のカメラを購入した。大変な出費だがしょうがない、カメラが無くては記録が残せないのだ。帰りに付近の銭湯に入り汗を流すと共に夕食を取り、剣山登山口の見越に戻る。

 登山口まで徳島市内から約3時間、往復だけで6時間のロス

、もう風の強い日の三脚には要注意だ。午後10時過ぎに見越に到着した。

紅葉

剣山山頂

木道

デジカメ最後の映像

次郎笈

次郎笈への道

一の森から剣山

一の森から次郎笈

行場の大岩

鶴の舞

刀掛けの松

丸笹山

剣山の紅葉

 前の山 河内 蓮華山 を見る

 次の山 三嶺 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 徳島県三好市 剣山 登山口付近のMAP

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