白木山(しらきやま) 山口県周防大島町

2003年 2月23日(日曜日)の登山記を読む

2008年 1月27日(日曜日)

 展望を求める山歩き、今回は周防大島町の白木山に向かう。柳井港のセブンでおむすびを買おうとしたら財布を忘れていたので引き返す。どうも忘れ物続きだ。家に引き返し再出発、大島大橋を渡り国道427号を久賀方面に向かって左折する。今回の目印は東和町の道の駅である。国道を走る事30分で道の駅「サザンセトとうわ」に到着、背後には懐かしい白木山が聳えている。

今回の目印はサザンセトとうわ 背後には白木山が見える

 道の駅から国道を引き返し、白木山5kmの標識に従い下田地区を左折する。そのまま県道109号白木山線を進むと、途中で香龍禅寺、神宮寺を左手に過ごす。県道を道なりに進んで行き白木橋の下をくぐり、その先でT字路に出会う。

白木山5kmの標識に従い下田地区を左折 標識の下には白木山登山口
香龍禅寺、神宮寺を左手に過ごす 正面に白木山4kmの標識を見て右折

 正面に白木山4kmの標識を見て右折し、次のT字路も右折し町道神浦船越線に入る。すぐに白木橋を渡り、東に進んで行くと懐かしい戦橋(たたかいはし)に着く。橋の100m程度手前に道の広くなった場所があるので車を置いて登山を開始する。

次のT字路を右折し町道神浦船越線に入る 町道神浦船越線に入るとすぐに白木橋を渡る

 戦橋を渡ると右手に白い手すりが続いており、これが白木山への登山口である。空ではカラスの大群が大空を舞っている。手すりに沿ってジグザグに登って行くとミカン畑に着き、背後には本土(岩国)側の海が広がっている。

戦橋を渡る 戦橋の先の手すりに沿って登る
ミカン畑の横を進む 岩国側の展望

 ミカン畑を過ごすと樹林帯に入り、右には竹林帯が広がっている。落ち葉の絨毯の敷き詰められた登山道をゆっくり登って行くと、登山口からは10分で明治35年に奉納された白木社の大鳥居をくぐる。鳥居の足下には手水鉢があり、右奥には小さな祠が鎮座している。

白木社の大鳥居 鳥居の足下には手水鉢
鳥居の後には祠が立つ 木漏れ日の登山道

 この先からは急な坂を登ることになり、鳥居から7分で眼下に木の間越しではあるが、片添ヶ浜の見える場所に着く。ここで少し休憩した後、更に坂道を登って行く。急な坂道を登る事更に10分で白木山大権現に到着、沢山のお願いをする。白木山権現からも眼下に片添ヶ浜を眺める事ができる。

木の間越しに片添ヶ浜が見える 白木山権現に到着
白木山権現に参拝 灯籠と狛犬

 白木山権現を出発し、コンクリートブロックで作られた階段を登って行くと広い遊歩道に入る。木漏れ日の美しい遊歩道を進んで行くと、白木山公園の駐車場に到着、更に歩道を進むと整備された白木山の山頂が待っていた。

コンクリートブロックで作られた階段 木漏れ日の遊歩道
二階建ての展望台が設置されている 休憩舎

 山頂には二階建ての展望台が設置されており、展望台の上から周囲360゜の大展望が広がっている。なんと言っても白木山から一番の楽しみは松山の展望だ。松山方面を双眼鏡で眺めてみるとやはり工場では煙が棚引いており、奥には白い雪を頂いた山並みを眺める事が出来た。

 

松山方面

大島海上アルプスと安下庄湾

 岩国方面と松山方面がほぼ同じ距離(約30km)に見えるこの白木山は、私の一番のお気に入りである。昨日登った嵩山、その先に見えている嘉納山、源明山と続く大島海上アルプスの展望に併せて四国の町並みまで一望の展望の広がる白木山。双眼鏡を眺めていると時間を忘れてしまいそうだ。

北方面の展望

  山頂周囲には沢山のベンチが設置されており、乗用車で登ってきた観光客がコーヒーを飲みながら美しい展望に感激している。少しずつ日が傾き、雲が広がり始めたので下山を開始する事にした。

三角点は茂みの中にある 山頂の祠

山頂には旧日本軍の遺構が残っている

 下山は往路を引き返すのだが、登りで急斜面だったこの山から、下りるのはあっという間である。山頂から白木権現まで8分、白木権現から大鳥居までは10分、大鳥居から登山口までは7分、合計下山時間は25分だった。

白木権現から木の間に片添ヶ浜 白木権現の手水鉢

 戦橋を渡り車にリュックを乗せ、車に乗って白木山に向かう。途中白木神社に立ち寄り、石観音参道への石柱を過ごして白木山の山頂に戻った。展望台に登り、再び素晴らしい景色を眺めて下山を開始する。

白木神社に参拝 石観音参道への石柱

 道の駅まで下り立ち、今度は東方面に進み、星野哲朗記念館に向かう。道の駅からはすぐに記念館に到着、沢山の展示品を眺め、記念館を後にした。

星野哲朗記念館

 白木山の山頂公園にはたくさんの桜が植林されており、春の花見シーズンが一番の見頃と思われる。松山を展望できるこの山は、車で簡単に山頂に着くことが出来る名山である。 また、この山の麓には道の駅「サザン・セトとうわ」、美しいビーチの広がる片添ヶ浜海水浴場と温泉施設の「遊湯ランド」、星野哲朗記念館、陸奥記念館になぎさ水族館と観光施設も整備されている。ハイキングに併せてこれらの施設を観光すれば、一日有意義に過ごすことが出来る。

道の駅「サザンセト とうわ」から白木山を眺める

松山方面が美しい

美しい港

大島海上アルプス

岩国・広島方面

雲の下には雪の石鎚山

星野哲朗記念館

 前の山 嵩山(周防大島町)長者の森コース を見る

 次の 碁盤ヶ岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県周防大島町 白木山 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

登った山のリストに戻る

トップに戻る

 

2008年 1月27日(日曜日)の登山記を読む

2003年 2月23日(日曜日)

白木山    56回目  68座目

ガイド本  中島篤巳著 周防100山百景(発行所 マツノ書店)

登山口 戦橋

登山開始 11:23  山頂到着 12:03 下山開始 12:33 下山終了 12:56

登山時間 0:40  山頂滞在時間 0:30 下山時間  0:23

所要時間数 1:33

 この時期珍しく北東の風が吹き、波も穏やかだというので周防大島の法師崎にて釣りをしようと出発したが、思ったより風が強いので船を出すのを中止し、東和町の白木山に向かった。

白木山全景 登山口の戦橋

 道の駅に車を置きバイクを組み立て、下田八幡宮の横を抜けて南側に向かって行く。すぐに神宮寺・春龍寺を横に見ると西に向かって走っている広域農道と合流する。

登山道に入る ミカン畑を振り返る

 広域農道に入り、白木山の登山口を探して走って行くと目印の戦橋を見つけたので、戦橋の側にバイクを置いて登山を開始した。右側の白い手摺りの設置してある登山道を進んで行く。

木漏れ日の中を進む 白木神社の鳥居

 最初から急な坂道が続き息が切れるが、ミカン畑の横を通り進んで行くと登山開始から5分程度で本土側の展望が開けて疲れが吹き飛ぶ。木漏れ日の中をゆっくりと登って行くととても気持ちがよい。

白木山大権現 快適な登山道を進む

 更に5分で白木社の鳥居に到着した。鳥居をくぐり進んで行くと周囲の木々の背が高くなり落ち葉を踏みしめながら展望のない登山道を進んで行く。段々急になる登山道を折り返しながら進んで行くと白木山大権現を右に見る。

東和町方面 山頂を目指す

 更に高度を上げて行くと道が開け、広い駐車場に到着した。白木山の案内図を見て現在地を確認し、いよいよ白木山山頂を目指す。

白木山山頂

 トイレの横を通り、緩やかな坂を登って行くと周囲の展望が開けて白木山山頂に到着した。山頂の展望台の上に登り、周囲の景色を展望する。本日はとても空気が澄んでおり、先ほどまで居た東和町の道の駅がはっきりと見える。

法師崎方面 東和町道の駅方面

道の駅方面の展望

 西には法師崎がくっきりと浮かんでおり、南に目を向ければ松山の工場群の煙突と煙突から出る煙までもすぐ近くに見えた。本当にここからは四国が近いことを実感した。周囲の景色を楽しみながら山頂でゆっくりと昼食を取り休憩した後下山を開始する。

松山方面の展望

駐車場付近 下山方向

 駐車場まで戻り、ゆっくりと下山を始める。白木山大権現に参拝し、登山の無事を報告した。登りが急だった分下山時間は早く、ミカン畑を通り抜け、あっと言う間に登山口に到着した。帰りには橘町の嵩山を眺めながら帰った。

白木神社の鳥居 木のトンネル

ミカン畑付近からの展望

白木山

ミカン畑からの展望

ふるさと法師崎

眼下に道の駅

白木権現社

嵩山

 前の山 大平山 を見る

 次の山 馬の背 を見る

登山口周辺の地図はこちら 周防大島白木山 登山口付近のMAP

登山リスト(あいうえお順)に戻る

登った山のリストに戻る

トップに戻る