天神山(てんじんやま)岡山県高梁市

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2009年9月12日

駐車場 →0:35→ 五合目あたり →0:25→ 岩屋の石仏(七合目あたり)

 →0:15→ 鬼の門(八合目) →0:15→ 天神山山頂 →0:12→ 天満神社

 →0:05→ 鈴振崖 →0:13→ 明星崖 →0:10→ 鬼の門

 →0:20→ 五合目あたり →0:25→ 駐車場

全歩行時間 2時間55分

 天神山への起点は道の駅鯉ヶ窪。道の駅の前を通る国道182号を新見方面へ進み、芸備線の坂根駅先の交差点を右折、門前橋を渡り、県道441号を健康の森方面へ進む。しばらく道なりに県道を進み、県道33号のT字路に突き当たるので右折し吹屋街道を南へ進む。

道の駅「鯉ヶ窪」の「哲西の太鼓田植え」のモニュメント 天神山

  矢戸の三叉路は南へ進路を採り、そのまま県道を進めば、右手に天神山の岩肌が見えてくる。間もなく中国自然歩道天神山の登山口と駐車場の案内が見えてくれば右折、駐車場に車を置き周辺を散策する。天神山野鳥の森案内図、中国自然歩道案内図を眺め、これから向かう天神山方面の情報を頭に入れ、登山を開始する。

中国自然歩道天神山登山口 中国自然歩道に入る

 天神山までは2.2km、登山口からは右に登山道が続き、緩やかな傾斜の自然歩道を進む。吉備高原横断ルート「天神山ハイキングのみち」の案内を過ごし、斜め前方を眺めると露岩の美しい山が見えてきた。これからあの山の付近に向かうと思うだけでうれしくなる。目の前には夏草の茂る道が続いているが、別に何ら問題のない道である。

露岩の美しい山 七番の石仏

 ムラサキツユクサを観賞、更に進めば右手に石仏を過ごす。この石仏には七番と刻まれていた。もう少し進むと沢を渡り、周囲には植林帯が広がり始める。これからしばらくはこの植林帯の中を進むことになる。木漏れ日の差す苔むした道を進めば、登山口から500m地点、左手に頂上まで1700mの標識を過ごす。この標識にはのどかな俳句が書かれていた。

植林帯に入る 沢を渡る
頂上まで1700mの標識 木漏れ日射す登山道

 緩やかな坂道が続くので、のんびりと歩くことができる。頭上に広がっていた植林帯が切れると、一瞬ではあるが緑の美しい場所に出る。再び樹林の中に入れば、足下は自然歩道用に整備された石段の道に変わる。少し荒れ加減の苔むした石段を登るのはやはり気持ちよく、時折目の前に現れる倒木さえも美しく感じる。

植林帯が切れた 苔むした石段

 少しずつ坂の傾斜は増してくるが、急がなければ楽しい登山道である。周囲に大岩が目立ち、沢を渡ると足下にも岩が多く転がっていることがわかった。相変わらず木の間越しに差す日差しが美しく、明るい谷の中を歩いている。周囲に吹く風は秋の気配を感じさせ、場所によっては肌寒くさえ感じる。

周囲に大岩が目立つ 木漏れ日

 足下に並んでいた石段はやがて擬木の階段へと変わり、少しずつ坂の傾斜も増してくる。荒れ加減の擬木の階段を登れば、引き続き周囲に木漏れ日が差し、美しい風景は続いている。やがて擬木の階段の先には手製の案内に「五合目あたり」と書かれている。この先に頂上まで1200mの案内があり、登山口からは1000m登ってきたことがわかる。

擬木の階段 五合目あたり

 周囲に展望はないものの、対岸には大岩が聳えており、感動的な風景を眺めることができる。植林帯の下につけられた擬木の階段を折り返し、木漏れ日の中に立つ露岩を鑑賞しながら進むのも悪くない。再び植林帯が切れて青空の下に出る。明るい緑の樹林を鑑賞していたら、苔むした自然林の中に入る。この突然の変化が何とも言えない雰囲気だ。

対岸の大岩

自然林の中に入る 苔むした岩

 間もなく頂上まで700mの標識を通過、この先の岩屋には小さな石像が祀られていた。この石像を過ごす付近が「七合目あたり」、手製の看板が微笑ましい。この先から背後を振り返れば、自然林の緑が美しく、まさに緑のシャワーを浴びながら歩いていた。明るい樹林の下につけられた擬木の階段を踏ん張ると、周囲には更に大きな露岩が現れ、感動的な景色に足取りも軽く感じる。

岩屋に祀られた石像 緑が美しい

 もう少し進めば八合目に到着、錆びた案内に鬼の門と書かれており、右下に向かえば大岩に穴が開いている。これが鬼の門かな?と思いながらゆっくり周辺を鑑賞。その後、頂上まで300mの登山道に戻る。すぐに平坦な場所に着き、天満神社や探鳥路の方角を示した指導標を過ごす。

鬼の門

指導標の立つ平坦な場所 林道終点

 指導標から少し進むとベンチの置かれた広い林道終点の駐車場に着き、そのまま舗装路を道なりに進むと、高梁市内最高峰の天神山の案内板を確認。この先に立つ「天神山山頂」の指導標に従い、左に進路を採って山道に入る。

「天神山山頂」の指導標に従い山道に入る

 左右に笹の広がる登山道を進めば、左に土管の立つピークを越えて坂を下る。この先で中央に松の木の立つ分岐が現れたので右の道へ向かう。緩やかな笹の道を進めば、間もなく平坦な天神山の山頂777mに到着した。山頂からは周囲に展望は無いものの、さすが一等三角点は大きい。一等三角点に触り、頭上に広がる狭い空を眺めて山頂を出発する。

松の木の分岐は右へ進路を採る 天神山山頂

 笹の道を引き返せば、舗装された天神林道に戻り、林道終点に着く。今度は先ほどの分岐を右折し、天満神社へ向かう。天満神社まではもう残り100m、すぐに木漏れ日の差す神社に到着。神社後ろには立派な木が聳えている。神社手前に小さな祠を過ごし、神社に参拝。神社横にも立派な祠が祀られていた。

天満神社へ向かう

天満神社

 神社を出発、次は鈴振崖へ向かう。神社から鈴振崖までは140m、山腹につけられた遊歩道を進むと足下はだんだん狭くなり、安全のために柵と鎖が渡されている。狭い岩の道を少しずつ登れば、頭上に青い空が広がり、眼下には高度感のある展望が広がっている。

柵と鎖のつけられた道

鈴振崖の展望地

 間もなく鈴振崖の上に到着、ここには周囲に広がる山々を表示した方位盤が置かれている。早速展望の岩の上に立ち周囲の景色を眺めれば、明星崖の露岩が美しく、眼下に広がる展望も素晴らしい。

明星崖の露岩が美しい

 空気が澄んでいれば大山や蒜山、南には瀬戸内海に浮かぶ小島なども見えそうだが、少し霞がかかっているのではっきりと確認することまではできない。しかしながらとても満足できる展望である。たっぷりと時間をかけて周囲の展望を眺めた後鈴振崖を出発、下山を開始する。

美しい展望が広がる

 指導標の立つ場所まで下りて350m先の明星崖へ向かうことにした。笹の道を少し登り、展望のある場所から鈴振崖を木の間越しに眺める。更に明るい遊歩道を進めば、着いたところはベンチの置かれた休憩所だった。周囲に展望はないので先ほどの分岐まで戻り、県道に向かって下りて行く。

鈴振崖 ベンチの置かれた休憩所

 下山時には、周囲に広がる露岩と美しい緑の自然林をゆっくり鑑賞。明るい場所や苔むした場所、木漏れ日の美しい植林帯など対照的な景色を眺める。もう登山口まであと少しのところで、3名の登山者とすれ違う。

露岩と美しい緑の自然林

 まもなく植林帯を抜け、沢を渡れば夏草の茂る場所を通過、無事登山口に到着した。ここで少なくなったお茶を補充、カメラの電池の充電をし、早めの昼食を摂る。時刻はまだ11時前、次の山の登山口に着いたらすぐに歩ける体制を取り、天神山の登山口を出発した。

大岩

石仏

天神山山頂

天満神社

鈴振崖の展望地

明星

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県高梁市 天神山 登山口付近のMAP

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