トップに戻る 2018年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:07→ ホン峠 →0:33→ 高杉山 →0:22→ ホン峠
→0:35→ サイオトスキー場施設前 →0:23→ 来尾峠
まずは中野冠山の登山口を探すとサイオト集会所の先に見つけることができた。天狗石山の登山口は更に北に位置しており、島根県境へ向かって進むと、登山口の来尾峠へ着いた。登山道に入ると、最初は坂の傾斜が緩やかだったが次第に傾斜が増し、少しずつ高度が上がる。
頭上には紅葉が見受けられるが、日差しが無いため鮮やかさに欠けている。やがて日差しが戻ってくれば、やはり紅葉は素晴らしい。快調に高度を上げれば、間もなく坂の傾斜が緩み、頭上が開けてくるとススキの原が目立ってくる。ススキの目立つ草原からは北東に天狗石山、南に高杉山がその勇姿を現した。
歩いている場所は強風吹き抜ける場所なのだろう。立ち枯れた松も見受けられる。高杉山と天狗石山の勇姿をしばらく眺めて更に先へ向かう。すぐに右への分岐を通過、これは高杉山へ向かう道で下山時にはこの道をとる。
天狗石山へ向かって緩やかな傾斜を淡々と進む。頭上に広がる紅葉を眺めながら進むと、左側に大岩が現れた。たぶんこの大岩が天狗石山の由来だろう。大岩群を過ごせば、前方上の岩には柵が設置されていた。これが懐かしい天狗石山の山頂である。
すぐに展望台の設置された天狗石山の山頂へ到着、展望台の横には三等三角点が置かれていた。山頂からは特徴ある三瓶山、大江高山が広がり、日本海まで見えている。展望としては北から北東方面が開けており、浅利富士の室神山付近に設置された風力発電施設なども眺めることができた。
小休止の後、次は高杉山へ向かう。天狗石山を出発、元来た道を戻ろうとするが、この付近にはいくつかの分岐があり、記憶を呼び戻して道を間違えないようしなければならない。登山時に眺めた大岩を過ごし、紅葉を眺めながら下る。紅葉と青空のコントラストが美しい。特に赤い紅葉は青空に映えている。
やがて左へ分岐する高杉山への道に入るが、分岐の案内が古くて読みにくくなっている。最初は進行方向に高杉山を眺めながら下るが、すぐに高杉山の雄姿は樹林の中に隠れてしまった。紅葉を楽しみながら急な坂を一気に下ると、やがて鞍部へ到着、鳥獣保護区と赤い標識に記されたこの地点がホン峠、下山時は右へ続く道をとる予定だ。
高杉山へ向かって直進、右が植林帯、左が自然林と明確に区分された道を辿る。地下水ヶ所の案内の立つ場所を通過、少しずつ高度が上がり、背後には紅葉の樹間越しに天狗石山がそびえている。
明るい日差しを浴びながら少しずつ高度を上げると、狭い登山道の足下に四等三角点が置かれていた。この地点が最高点で高杉山の山頂だろう。右への道をわずかに進むと眼下にスキー場が見えてきた。右手にはリフト終点があり、サイオトスキー場の一角に出たようだ。
深入山や天狗石山の案内が置かれた草原は吹く風が冷たく、秋の深いことを伝えている。風の弱い所を探し、カップラーメンを食べて体を温める。周囲を眺めれば、中野冠山、その右奥に雲月山、中野冠山の左奥には大潰山、左に大佐山と続く。更に掛頭山、臥龍山、深入山と名峰が並んでいる。
いつまで見ていても見飽きない風景、これが登山の醍醐味である。昼食を摂った後、下山を開始。紅葉や天狗石山を眺めながらホン峠へ着き、分岐を左折。わずかで安徳天皇を抱いた乳母御前立像の安置されている乳母御前神社へ着いた。周囲は紅葉が美しく、神社と紅葉の美しい風景にしばし足が止まる。
神社を過ごせばすぐに作業道に合流、この先は長い作業道をたんたんと下る。最初の内は紅葉が素晴らしく、少し進む度に美しい紅葉に足が止まる。紅葉を眺めながらの下山はとても楽しい。
長い林道歩きが終われば、サイオトスキー場の施設のある場所に着いた。道なりに坂を下って県道へ着き、分岐を右折して来尾峠へ向かう。高杉山とサイオトスキー場の施設を右に眺めながら進むと、樹林の下に入りやがて登山口の来尾峠へ着いた。これで一周回りの周回は無事に終了した。
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