人生悠々194 山口百名山全踏破

人生悠々194

 山口百名山全踏破

 

 「登らなければ一生見ることはできない山頂からの景色。自分の足で一歩ずつ登りつめその風景を心に写しとる。口では表現でないくらいの幸せ」と山の魅力を語るHさん。

 健康のため始めたウオーキングの延長でのめり込んだ登山。高台にある職場から毎日望む瀬戸内海の風光明媚で穏やかな展望と2002年5月、初めて登った『三ケ嶽』(柳井市)。それが山への思いを駆り立てた。以後『文珠山』(周防大島)を皮切りに2005年9月、山口県百名山を全踏破した。

 最初の一年は中国地方の有名な山に惹かれ登っていたが、翌年から地元県内の山を楽しむことに。これが山口県百名山挑戦への後押しになった。ガイドブック片手にほとんど単独登山。独自のペースで登る楽しみを見つけ縦走はもちろん、一日に四山を踏破するなど至難の業も。今年九月末現在の登山リストは百九十二山。道に迷ったり足を踏みはずしたり、落石に遭遇するなど危険体験も数々。それでも下山途中思いを巡らすのは、次に登る山のこと。

 百山目は徳地町の『日暮ケ岳』。この日ばかりは山の達人、初心者も入りまじって記念登山とし、山頂でのシャンパンは格別の味になった。

 印象深いのは2004年に登った『花尾山』(長門市)。急な坂を一歩登るごとに視界が開け、山頂からの日本海はまさに絶景。いまも心に焼きついている。「どの山もそれぞれの美しさがあり、同じ山でも季節や天候でまた違う山の顔に触れ、素直に感動できるのが嬉しい」とHさん。

 百名山の縛りがなくなった今後も「県内にまだ魅力ある山が多く、花や風景を楽しみながら散策を続けたい」と、当分休日は登山の日々が続きそう。「法師崎のやまある記」のホームページも開設。記録と感想、多くの写真で山を詳しく紹介している。http://houshizaki.sakura.ne.jp/index.htm

 


上記は2005年10月10日発行の新聞「雄飛」に掲載された記事です

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