白木山2015年夏(しらきやま)広島県広島市

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2015年7月25日

白木山駅 →1:20→ 五合目 →1:00→ 山頂

 →0:40→ 五合目 →1:00→ 白木山駅

全歩行時間 4時間 0分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 真夏の遠征前のトレーニング、今年は広島市の白木山へ向かう。この山は、広島市内にありながら、その標高差は800mを超えている。従って、この山に登ることができれば、たいていの山へ登ることができそうだ。

広島東インターを下りて県道70号に入る 丁字路を右折し県道37号に入る

 山陽自動車道の玖珂インターから高速道路を走り、広島東インターで下りる。すぐに県道70号に入り、北上する。間もなく現れる丁字路を右折し、県道37号を芸備線沿いに北東へ進む。右にホームセンターの「コメリ」が見えてきたらこの先の分岐を左折し、三篠川に架かる白木山橋を渡る。

麓から眺める白木山(クリックで全景) 白木山橋を渡る

 そのまま道なりに進み、JR芸備線の踏切を渡ってすぐに左折すると、たくさんの車が道沿いに駐車していた。そこで空いているスペースに車を置いて白木山登山を開始した。まずは白木山駅方面へ向かって進み、駅前の交差点を右折する。

道沿いに駐車する 白木山駅
白木山駅から白木山へ向かう 交差点を直進する

 次に現れる交差点を直進し、道なりに左カーブを描きながら南下。やがて現れるカーブミラー付近で今度は右方向へ進路を変える。そのまま少し進むと右に白木山の登山口が現れる。登山口に掲示されている案内を確認し、擬木の階段により整備された登山道に入る。

カーブミラーを過ごす 登山口

 梅雨明け後、それも炎天下での登山なので日差しが心配なところだが、白木山では頭上を木々が覆ってくれるので、直射日光の心配はいらない。擬木階段はわずかで終わり、すぐに岩の目立つ登山道に変わる。最初から坂の傾斜がきついので、ゆっくり高度を稼ぐことにする。

岩の目立つ登山道 一合目(クリックで拡大)

 すぐに石仏が見えてきたので近寄ると、一合目の案内があり、「経尾山」と書かれていた。この先もこのような道案内の石仏が置かれている。坂道を踏ん張って進んでいると、今度は左に「経納ヶ段」と「千手観音」の案内があり、この下にも石仏が置かれていた。足下は赤土の滑り易い道なので、慎重に足を運ばなければならない。

「経納ヶ段」と「千手観音」(クリックで拡大) 二合目

穴地蔵入口と穴地蔵

 少し坂の傾斜が緩んだかと思えば、すぐに傾斜が増し、こんな状況が山頂まで続くのだろう。足下は岩状の道に変わり、登山靴が一番滑り易い道である。やがて右下に街並みを見下ろす場所に着いた。この白木山登山では、登山途中の展望がほとんど無いので、展望の広がる場所では、しっかり眺めておくことにする。

再び岩の道 木の間越しの展望

 この先で三合目の「獅子ノ門」へ到着、ここには准胝観音が祀られていた。一合目から三合目の間には穴観音、二合目の石仏が安置されているのだが、それに気づかないくらいに本日は足の運びに注意をしながら歩いている。次に釈迦の段へ着き、少し大きな石仏を眺める。この付近で少し坂の傾斜が緩み、安心するのもつかの間、すぐに傾斜がきつくなる。

三合目の「獅子ノ門」(クリックで拡大) 釈迦の段
四合目の勢至観音(クリックで拡大) 五合目の天主の段

 まもなく勢至観音の祀られた四合目へ到着、きつい坂を登ればその先に平坦な道が待っている。やがて頭上の樹林が切れると、五合目の天主の段へ到着。ようやく山頂のアンテナが姿を現した。少し高台から南西方面を眺めると、広島湾に浮かぶ島が見えている。さわやかな風を体に受けながら小休止を取り、眼下に広がる展望を眺めていたら、わずかな時間で体力は回復、これで山頂まで行けそうな気分になった。

五合目の風景(クリックで拡大) 五合目から山頂のアンテナ(クリックで拡大)

瀬戸内海方面 踏み込まれた道

 五合目を出発、まるで人工的に作られたような平坦な道を進む。周囲を樹林に囲まれているので、風が吹けばとても快適な登山道である。坂の傾斜は少しずつ増してくるが、ゆっくり歩いていれば、少しずつ高度も上がるし、美しい木漏れ日を眺めながら歩いていると、登山の楽しさを思い出す。最初はつらかった坂の傾斜も少しずつ慣れてきたのか、大して苦にならない。

木漏れ日 六合目の桜の馬場(クリックで拡大)

 間もなく六合目の桜の馬場を通過、ここには三角形の石に赤い布がかけてあった。この西側には頭上の樹林が広く伐採された箇所がある。もしかすると、ヘリコプターで負傷者などを収容するためのレスキューポイントかも知れない。

レスキューポイント 七合目の営門の段(クリックで拡大)

 七合目の営門の段を過ごし、石の多い道を辿る。このあたりは坂の傾斜もきつく、滑らないよう慎重な歩行が求められる。長い急傾斜を慎重に登り切れば、待望の水場に着いた。本日用意した水分は約2.5リッターだが、とても蒸し暑いので、水分補給が間に合わないくらいだ。こんな所での水場はとても助かる。

岩の目立つ急登が続く

水場

 水場を出発、足下には水分を含んだ登山道が続いている。間もなく八合目の風の穴へ到着。この八合目を過ごせばすぐに急登が待っている。足下には岩が目立ち、滑らないよう足場を選びながら高度を上げる。すぐに九合目の古屋の段を通過、もう山頂まではわずかである。

八合目の風の穴 岩を超えて進む
九合目の古屋の段(クリックで拡大) 山頂手前の急登

 緩やかな傾斜の登山道の先には、ロープの渡された急登が待っており、横木の階段が見えてくれば山頂は間近。突然前方が開け、右に避難小屋を過ごすと白木山の山頂へ到着した。本日は山頂付近が煙っており、幟も立てられていた。いったい何事かと近づいてみると、幟には「のろしリレー」と書かれていた。

のろしリレーの風景(クリックで拡大)

 本日の山頂には風が吹いており、煙たなびくという状態にはならないが、信号としての狼煙を使い、遠くの人と交信しているのだろう。後で調べてみると、本日は絵下山を中心に、のろしで仲間と交信するイベントが開催されていた。

山頂の白木山神社(クリックで拡大) 三角点

 さて、無事に山頂に着いたので、本日の目的は無事に終了。山頂から周囲に広がる展望を眺める。北に備前坊山、冠山、堂床山、南には呉裟々宇山、南西に広島湾など少々霞気味の天候だが、梅雨明け直後の状況を考えれば充分満足できる展望である。

南の展望(クリックで拡大) 北の展望(クリックで拡大)

ぱんぱん

 山頂にてカップ麺を作ろうとしたら、ふたがぱんぱんに膨らんでいた。標高差800mはやはりたいしたものである。久しぶりに山頂でのんびりした後、下山を開始した。

白木山

五合目

五合目から眺める山頂

白木山神社

のろしリレー

展望

 前の山 神郷三国山 を見る

 次の山 那須岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 広島県広島市 白木山 登山口付近のMAP

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