西光寺山(さいこうじさん)・金比羅山(こんぴらさん) 山口県岩国市周東町

2005年7月23日(土曜日)

西光寺山・金比羅山

登山口 西光寺橋袂

ガイド本 雑誌ゆうゆう 19号(周東町 金比羅山)

登山開始 14:58 山頂到着 16:28 下山開始 16:52 下山終了 17:59

登山時間 1:30  山頂滞在時間 0:24 下山時間 1:07

所要時間数 3:01

参考コースタイム

登山開始→46分→金比羅山のテラス到着→20分→金比羅山のテラス出発

→24分→西光寺山山頂到着→24分→西光寺山下山開始→19分→金比羅山のテラス到着

→18分→金比羅山のテラス出発→30分→登山終了)

 

 じっとしていると汗が滴り落ちるような暑さの中、周東町祖生の金比羅山・西光寺山に登ることにした。近くの山であるにもかかわらず、登山口が整備されていることを知らなかったため今まで未登頂となっていた。徳山または岩国方面より国道2号を走って玖珂に着く。玖珂から県道70号に入り、山陽自動車道の玖珂インター出口を抜けて柳井方面に向かうと、最初の橋である西光寺橋を渡った後右折する。右手に小さな橋を見るとすぐに左折し、石碑のある三叉路を更に左折すると右手に西光寺自治振興センターが建っている。真っ直ぐに進むとその突き当たりが金比羅山・西光寺山の登山口となっている。

金比羅山・西光寺山全景 西光寺自治振興センターの先が登山口

 突き当たりの道を左斜めに登って行くとすぐに西光寺跡に到着する。道のすぐ側には西光寺のミニ寺と祠が立っているので登山の無事を祈願する。すぐに登山道に戻り緩やかな坂を登って行くとシダの道が藪化している。金比羅神社の石碑を抜けると登山開始から15分で大鳥居を過ぎる。

西光寺跡に向かう 西光寺のミニ寺と祠

金比羅神社の門と大鳥居

 緩やかな坂を15分程度歩いて行くと右手の方から小川が流れており、小川の中には不思議な石碑が立っていた。小川を抜けると目の前に急な坂の石段が現れた。気合いを入れないと登れないような荒れた石段を前に少し休憩をする。本日の最高気温は34度、おまけに風もなく汗が噴き出る。充分に水分補給をして石段登りを始める。

快適な登山道を進む 川の中の石碑

 一歩一歩ゆっくりと登って行くとすぐに石段の上に出る。左側には今岡地区からの登山道の分岐があり、大きな灯籠が立っている。更に進んで行くと大きなくぐり岩が現れ、右側には金比羅神社、左側には昭和11年4月社名彫刻願主と彫られている。大きな岩をくり貫いたような所を通り抜けると大岩の上に大きな手水鉢が置かれてあった。

長い石段 今岡地区からの登山道
くぐり岩 昭和11年4月社名彫刻願主と彫られた岩

 右手の階段を登って行くとテラスのような大岩があり、岩の上に立つと左から蓮華山、塔ヶ森、高照寺山、氷室岳、矢櫃山と大展望が広がっている。ここまで登山開始から46分、暑さのために歩行速度が極端に遅くなっている。20分程度の休憩の後西光寺山に向かって出発する。

手水鉢 テラスのような大岩

テラス岩からの展望

 正面に金比羅山山頂の金比羅神社を見ると左側の建物は倒壊しており、正面の建物もほとんど骨組み程度となっている。西光寺山への道は向かって右奥から繋がっており、一旦道は下りとなり、四差路に出会うが登山標識によると正面の道が良いと書いてあるのでそのまま登って行く。シダの道は歩きにくいのでゆっくりと進んで行く。すぐにピークに着き再び鞍部に降りるが、この時のシダ藪は背が高く通り抜けるのに難渋した。

テラス岩から金比羅社に向かう 灯籠跡
金比羅社の境内 骨組み程度の金比羅社
金比羅社の右奥より西光寺山に向かう 一旦シダの道を下りて行く
道良しの標識 シダの道が続く

 鞍部から最後の登りにかかると大きな岩が目立ってくる。急な坂をゼイゼイ喘ぎながら登って行くがとてもきつい坂で、酸素ボンベを忘れたことが悔やまれる。しばらく苦しみながら高度を上げて行き。坂がゆるんだところが西光寺山山頂である。

大岩が増える 西光寺山山頂

 山頂には標識は無く、三角点が草むらの中に立っており、その先には祠らしきものが倒壊していた。急な坂の登りにくたびれて、しばらく山頂に座り込んで呼吸を整える。周囲には展望は無く、かろうじて田尻山の山頂が木の間越しに垣間見える程度である。また、倒壊した祠の北西側には踏み跡が続いており、祖生村の境界標識も立っている事が分かった。

山頂の祠 田尻山方面

 山頂にて休憩をした後下山を開始する。シダの道を掻き分け。急な坂道を下って行く。 大岩の横を抜け、展望の岩らしきものを見つけたので向かって行くと藪の中に入って行き始めたので諦めて降りることにした。山頂からは15分もかからずテラス岩まで降りてきた。テラス岩からの展望は何回見ても見飽きない。

西光寺山を振り返る 矢櫃山と氷室岳

 今日は少し霞が掛かっているため目の前の氷室岳さえ霞んでいるが、晴れていれば素晴らしい景色が想像される。また、眼下の展望はまるで箱庭のようで、県道を多くの車が行き来しいていることが分かる。水分補給と休憩のため20分程度テラス岩で展望を楽しんだ後、下山を開始する。くぐり岩を抜け、石段を二カ所降りて行けば、後は緩やかな下り道だけで何の心配もなく降りて行くことができた。

最後にくぐり岩 左端の山が西光寺山、右端の山が金比羅山

 西光寺跡に戻りお寺にお参りをして本日の登山の無事を報告して登山を終了した。こんな近くに展望の素晴らしい場所が隠れているなんて全くの認識不足であった。ただ、真夏の登山としてはもうこの辺りの登山時間が限界で、片道登山時間2時間以上の場所の低山はしばらく避けることにしようと思いながら県道を沿いを帰り、県道から双眼鏡で金比羅山のテラス岩を確認した。下から見ても特徴的な大岩であることが分かった。

大鳥居

くぐり岩

金比羅神法

手水鉢

テラス岩

氷室岳

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登山口周辺の地図はこちら 西光寺山 登山口付近のMAP

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