六万坊山(ろくまんぼうやま)山口県下関市菊川町

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2012年4月15日

大乗寺 →0:05→ 王子社 →0:15→ 石組のある平坦地 →0:30→ 六万坊山

 →0:12→ 地積図根三角点 →0:30→ 車道出会 →0:33→ 大乗寺

全歩行時間 2時間 5分

 山口県下関市の山歩き、今回は旧菊川町の六万坊山へ向かう。川棚温泉地区から県道40号を走り、内日下地区へ向かう途中、鬼ヶ城の登山口の石畑峠へ寄ってみた。峠には鬼ヶ城の縦走路の案内が置かれ、登山口から鬼ヶ城までは2時間半の行程と案内してある。鬼ヶ城へは次回、このコースを採ってみようと思う。

石畑峠の鬼ヶ城登山口(写真をクリックすると案内) 笠ヶ岳登山口(写真をクリックすると案内)

 さて、この向かいには笠ヶ岳・勝陣山への登山口の案内が掛けてある。今年3月、笠ヶ岳の三角点付近から下っていた道は、この石畑峠へつながるものと思われる。笠ヶ岳三角点付近の刈り払われた状況から、この道はすごく整備されているような気がする。笠ヶ岳へ至るこのコースも、歩いてみたいコースのひとつである。

内日下の交差点を左折 京ヶ尾山

 石畑峠を出発、県道40号を道なりに南へ進み、内日下の交差点を左折、県道34号に入ると、目の前に山頂部の尖った六万坊山が見えてきた・・・・と、思っていたが、この山は「京ヶ尾山(311m)」とのこと。地形図を確認すると、確かにこの位置からは六万坊山の山頂は見えない。そのまま県道を道なりに進み、小月への分岐、内日神社をそれぞれ右に過ごす。

左にモニュメントを見て右折 T字路を右折

 間もなくバス停の「行政」を過ごし、この先で「グリーンシャワーきくがわ」のモニュメントが現れるので、この右の分岐へ入る。次のT字路を右折し、右に木材工場を過ごす。この先で左に大乗寺を確認、この付近を登山口として歩き始める。

製材所の左を抜ける 登山口は大乗寺
大乗寺から南へ進む 分岐を左折し東へ向かう

 道なりに南へ向かって進み、左への分岐を過ごすと、東には六万坊山がそびえ、田んぼの先の右側には王子社が見えている。左に墓地を過ごし、この先の分岐を左折する。そのまま東へ向かって進むとブランコの設置された王子社の前に着く。

王子社(写真をクリックすると案内) 車止めをくぐって進む

 案内によれば、王子社の祭神は仁徳天皇の二王子と言われているそうだ。王子社へ登山の無事を祈願し、背後(西)を眺めれば、笠ヶ岳から勝陣山へ続く稜線が美しい。さて、広い林道の入口には車両が通行できないよう車止めが渡してあるので、これをくぐって通過。王子社の三つ葉ツツジは満開である。

直進方向へ続く山道に入る 登山口の案内が立っている

 林道を少し奥へ進むと、主路は右へカーブするが、直進方向へ続く山道に入る。なお、この入口には「六万坊山登山口」の案内が立っている。この先いくつかの分岐を見るが、主路を進めば大丈夫。途中で竹林帯を抜け、足下に地積調査の杭が目立つ頃には、周囲の植生が自然林へ変わる。

緩やかな傾斜の道 古い石組み

 緩やかな傾斜の道を進むと、左側に平坦な場所が現れ、この付近で古い石組みを眺める。この付近から坂の傾斜がきつくなり、歩くスピードが極端に落ちる。足下には菊川町の石杭が、一定間隔で置かれている。

菊川町の石杭 一本調子の坂を進む

 この先大して変化のないまま一本調子の坂を進むと、進路は右へ向き、少しの坂を登れば明るい六万坊山の山頂に到着した。広く平坦な山頂には三等三角点が置かれ、これ以外にも大正七年岡枝村・一一七と刻まれた石杭などを見つけることができた。周囲を自然林に覆われた山頂からは、展望を得ることはできず、この山は麓から眺める方が良いようだ。

山頂間近 六万坊山山頂
大正七年岡枝村標石 一一七石杭

六万坊山の山頂風景

 山頂を出発し、元来た道を戻ろうとしたが、北へ続く道がとても歩きやすく見えたので、そのまま北へ向かって下りることにした。目印のテープも続いているため、安心して坂を下る。やがて地積図根三角点の置かれた伐採地に着き、周囲に展望を求めるが、木の間越しの展望であり、期待したほどではなかった。やはり樹木の背は、時間の経過と共に高くなることを痛感する。

山頂から北へ続く道へ向かう 明確な踏み跡
地積図根三角点 伐採地からの展望

 更に先へ進むと、進路は北東方向へ変わり、この付近から倒木等により踏み跡が分かり難くなる。この付近から引き返そうかと思ったが、足元に地積調査の杭が埋められていることに気づいた。また、一定間隔で続くこの杭を目で追うことができたので、この杭を目印に、尾根伝いに下ってみる。

地積調査杭を目印に下る 岩の目立つ場所

 まるで障害物競走のように倒木を避け、シダの茂る場所では、少し尾根を外してヤブ化したシダを避ける。苦労の末、やがて平坦部に下り立ち一安心。この先沢沿いに下ると、古タイヤがいくつか埋められていた。なお、古タイヤには白ペンキで「地獄ヶ浴↑」と書かれていた。

シダの茂る道を通過 平坦地に下り立つ

 ここでのど潤すため沢の水を飲む。とてもうまかった。更に沢沿いにつけられた明確な道を下れば、出たところは道を挟んで建っている、「田部川遊遊広場」のトイレの前だった。これから先は舗装道歩きが続き、途中で六万坊名水を頂きのどを潤す。

古タイヤの置かれた道 出口

 とにかく最短距離を採るため、田んぼのあぜ道などを通過し、トイレ前から35分歩いて登山口の大乗寺前まで戻った。やはり、六万坊山は往復登山の方が正解だったようだ。

「田部川遊遊広場」のトイレ 六万坊名水

王子社

鳥居の先に笠ヶ岳と勝陣山

山頂

清流

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歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県下関市菊川町 六万坊山 登山口付近のMAP

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