王子が岳(おうじがだけ)岡山県倉敷市 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2014年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2014年1月3日 王子が岳登山口バス停 →0:30→ 展望尾根 →0:15→ 新割山山頂 →0:27→ ホールサムインせとうち跡 →0:08→ 登山口バス停 全歩行時間 1時間20分 岡山県の山の著者、中島先生のご案内により、倉敷市と玉野市の境界にそびえる王子が岳へ登る。瑜伽神社で初詣の後、瀬戸内海へ向かって車を走らせ、海岸線を走る。倉敷市児島の琴浦東小学校の南を走る国道430号を道なりに東へ進み、右に瀬戸内海を見るようになると、東に目指す王子が岳が見えてくる。琴浦東小学校前の田の口信号を起点とすれば、東へ約3.5km進んだ所へ「王子ヶ岳登山口」のバス停があり、文字通りこの地点を登山口とする。
北には岩峰の美しい場所が見えており、この岩峰へ向かうと思うだけで気持ちが高ぶる。駐車場を出発、レストラン帆風の左の道を進み、「王子が岳登山道」の案内に従い、道なりに右方向へ進路を採ると、間もなく整備された擬木の階段が現れる。いきなり急な斜面なのでゆっくり階段を登れば、南には穏やかな瀬戸内海が広がり、ゆっくり日が傾いていることが分かる。
岩の露出した道を辿っていると、岩に多くのパイプが設置されている。これは岩の崩壊を防ぐための工事用足場と思われる。とにかく急な斜面を踏ん張り、周囲に大きな岩が増えてくれば尾根は近い。間もなくベンチの置かれた平坦な尾根へ着き、進路を右へ採る。
展望地から眺める風景 すぐに大岩の前に着くので岩上に立つと、西には鷲羽山ハイランド、南には瀬戸内海の先に瀬戸大橋を眺めることができる。なお、今回登る王子が岳は、234.4mの新割山を最高峰とする丘陵である。左に今は無人となっている大きな建物を見ながら東へ向かって移動する。
間もなく舗装道に着き、更に東へ移動すると右上へ向かう遊歩道に入る。緩やかな傾斜の遊歩道を進むとすぐに王子が岳最高峰、新割山の山頂へ到着。山頂には記念植樹の石碑等が多く置かれ、中央付近には東屋も建っている。
王子が岳最高峰の新割山山頂から眺める風景 東屋の西に三角点が置かれているが、全体が土の中に埋め込まれていた。山頂に立つ案内によれば、二等三角点で、渋川という点名らしい。山頂から北東には遊園地らしき施設が見えており、南には瀬戸内海の美しい展望が広がっている。また、少し霞み気味だが瀬戸大橋もしっかり眺める事ができた。
山頂から南へ向かうと、王子が岳パークセンターがあり、ここは現在でも営業しているようだ。センターの上に行き、瀬戸内海を眺めていたら、雨の心配は無いようだ。パークセンターから少し下り、右側の分岐が下山口だが、今回はもう少し先の右方向へ進路を採り展望を眺める。 展望地から眺める瀬戸と岩 展望地から眺める風景 周囲には岩が多く、東には特徴的な「ニコニコ岩」がそびえてなかなかユーモラスである。さて、周辺散策も終了したので下山を開始する。下山は少し王子が岳パークセンター方面へ引き返し、南へ向かう下山道へ入る。この道は傾斜こそ急だが、周囲には奇岩大岩が美しく、歩いているだけで楽しくなる道である。
背後を振り返れば岩山も美しく、何時までもこの地点に居たい思う場所である。間もなく鳥か鷲をモチーフとした石柱を過ごし、岩峰を下る。周囲に広がる岩の展望に、息を呑みながら下る感じがたまらない。
間もなく岩峰に描かれた壁画の見える場所へ着き、壁画を鑑賞。鉄のハシゴが架けられているが、今でも使えるかについては定かでない。この先で不洞窟の額を見つけ、中に入って参拝。今年は願い事が多い証拠である。更に、奇岩大岩観賞は続き、瀬戸内海に沈む夕陽も美しい。
壁画の風景
夕陽と瀬戸大橋を眺めながら進んでいると、石柱が5本立っており、これらは大聖不道明王、御嶽山行者窟の案内である。ここまで来れば下山はわずかで、現在は使われていない「倉敷王子が岳温泉 ホールサムインせとうち」の横に飛び出る。この先は舗装道をのんびり歩いて駐車地まで引き返した。
本日いや今年最初の登山を無事終えて、王子ヶ岳登山口バス停へ到着、丁度一周回りのコースを採ることができた。昨年末は渋滞した高速道だが、今回は順調に流れ、途中の小谷SAで夕食を摂り、9時過ぎに山口県に帰り着いた。明日からは九州への山旅が始まる。 麓から眺める岩峰 山頂広場 瀬戸の展望 ニコニコ岩 岩峰 壁画 前の山 瑜伽山(由加山) を見る 次の山 城山・金山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 岡山県倉敷市・玉野市 新割山 登山口付近のMAP |