御墓山(おはかやま)鳥取県日南町・島根県奥出雲町

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2010年11月20日

登山口 →0:35→ 山頂 →0:25→ 登山口

全歩行時間 1時間 0分

 今回は比婆山伝説の地、鳥取県と島根県の県境に位置する御墓山へ向かう。5時半に柳井を出発、周囲には霧が発生しており、見通しが悪い。特に中国自動車道に入るとますます視界が狭くなる。ところが庄原インターを下りてしばらく進むと、急に霧が晴れて周囲が明るくなった。

 国道183号を北東に進み西条を通過、この先で国道314号へ入り、広島県から県境を越えて島根県の三井野原を過ごす。本日のおろちループは、空が澄んで赤い橋が青い空に映えている。

おろちループ 横田から日南町へ向けて右折

 JR八川駅を通過し、延命水の給水所横でお土産のリンゴを買い、横田に入る。鳥取県日南町に向かって県道258号を東へ進み、この先の分岐は安来に向かって左折、県道107号横田伯太線に入る。そのまま道なりに進むと道幅が狭くなるので注意して進む。

分岐を左折し、県道107号横田伯太線に入る T字路を右折し鳥取県に入る

 やがてT字路に着くので、日南への案内に従い右折し、県道107号を東へ進む。すぐに県境の大菅峠を越え、鳥取県日南町阿毘縁地区に入る。この付近から左側を注意しながら進むと、林道の入口に「御はか山」の石碑と真新しい案内板を見つける。この先左手に駐車スペースがあるので車を置き、登山準備をする。

石碑と案内(写真をクリックすると説明あり) 広い未舗装道を進む

 真新しい説明版には、比婆山の伝説地、お墓山についての説明が書かれており、古事記に「イザナミノミコトは出雲の国と伯耆の国との境、比婆山に葬りし」と記されているそうだ。説明版にある「登山口の道標」というのは、この石碑のこととして、山頂には祠が祀られているようだ。

畑の中央に登山道が続く 植林帯の先に広い道が続く

 さあ、比婆山伝説の御墓山へ向けて出発する。林道のような明るい道を道なりに進むと、周囲をイノシシよけのトタンで囲まれた畑に着く。この畑の中央部にはトタンが置かれておらず、この付近から植林帯に向かって広い道が続いている。植林帯前の道は、つい最近草刈りが行われたようで、とても歩きやすく整備されていた。

木で渡された橋を渡る 気持ちの良い植林帯の下を進む

 短い植林帯を抜けると、快適な道が続き、再び目の前に植林帯が現れる。この植林帯の手前には小川が流れており、木を渡しただけの危なっかしい橋を渡る。踏み跡は奥へと続き、このまま沢沿いを進む。この先より沢を渡る場所もあるので、滑らないよう慎重に進む。

沢沿いに坂を登る 周囲に紅葉を見る

 緩やかな傾斜が少しきつくなると、美しい小滝の現れる場所もあり、少し注意をすれば、炭焼き跡も見つけることができる。道なりに沢沿いを進みながら周囲に名残の紅葉を眺める。また、落葉の樹林の上には青空が美しい。やがて坂の傾斜がきつくなり、坂を一登りすると尾根に到着、尾根に着いたら右方向へ進む。

小滝を眺める 尾根手前

 尾根沿いには地積調査の赤い杭が埋められており、この先この杭を目印に高度を上げる。山頂に続く稜線に着き、左右に道が分かれる。ここで右方向へ向かうと麓の案内にもあった祠が置かれていた。中を確認しようとしたが、鍵がかけられているので、お参りだけをして山頂を目指す。

尾根道を進む 祠に参拝

 道なりに最後の坂を踏ん張ると、四等三角点の置かれた御墓山の山頂へ到着。山頂には馬酔木と大イチイの木が存在感を示している。比婆山伝説の御墓山からは、東方面に猿隠山へと続く山並み、南東方面にはたぶん船通山と思われる山並みを眺めることができた。ただし、これ以外の方向は木の間越しの展望となっている。

御墓山の山頂

山頂から眺める東方面の展望

 

御墓山の山頂風景(動画)

 落葉のこの時期だからこそ、ここまでの展望を得ることができたようだ。しばらく周囲に広がる展望を眺めた後、御墓山を出発、元来た道を引き返す。周囲に広がる名残の紅葉を眺めながら、ゆっくり下山。御墓山登山はとても快適な山歩きだった。

紅葉 麓の熊野神社

 大菅峠を出発、日南町側へ少し進むと、左手に熊野神社を見つけた。この神社のご祭神はそれこそイザナミノミコト、比婆山伝説がうなずけるはずである。

石碑

紅葉

小滝

山頂

山頂からの展望

 前の山 紅葉の小五郎山 を見る

 次の山 船通山上萩山コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 鳥取県日南町 御墓山 登山口付近のMAP

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