猫山(ねこやま)広島県庄原市

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2016年4月14日

登山口 →0:30→ リフト分岐 →0:10→ 山上さん →0:50→ 猫山三角点

 →0:02→ 展望地 →0:30→ 山上さん →0:08→ リフト分岐 →0:15→ 登山口

全歩行時間 2時間25分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 今年中に「出雲の山々とその周辺の山」(島根県勤労者山岳連盟)に掲載の山すべてに登りたいと思っている。今回は山口県の山(山と渓谷社)の著者、中島先生、Kさんと一緒に広島県庄原市にそびえる猫山へ向かう。登山口は猫山スキー場の駐車場だが、早い時間は天候が良くないので、先に出雲蕎麦を食べることにした。

 稲田神社 姫のそば ゆかり庵
おろし蕎麦 割子蕎麦

 奥出雲町の稲田神社へ行き、釜揚げそば、おろし蕎麦、割子蕎麦をそれぞれ注文。蕎麦の香りの強い十割蕎麦がこのお店の特徴である。美味しい蕎麦を頂いた後、猫山へ向かう。鳥取県側から船通山登山口の横を抜け、広島県に入ったら、左に道後山への入口を過ごす。そのままもう少し南下すると、猫山スキー場の案内が置かれている。

猫山全景(クリックで拡大) 登山道入口

 この案内に従い分岐を左折、少し進むと猫山登山口の案内があり、案内に従い駐車場に車を置く。駐車場の右側から南へ向かって登山を開始。すぐに猫山の案内を過ごし、緩やかな傾斜の道に入る。左側に行者道の案内の石仏を2体過ごし、自然林の下を進む。右にはせせらぎの音が涼やかだが、最高気温25度の予想される天候の下、すぐに汗ばむ。

左に石仏を過ごす(クリックで石仏) 左にゲレンデを見ながら進む

 足下は深く掘られた登山道で、多くの登山者がこの道を踏みしめたことが伺われる。周囲にヒノキが目立ち始めると少しずつ坂の傾斜がきつくなり、一気に高度が上がる。右に水場を過ごせば、左にはスキー場のゲレンデが明るい。日差しのきつい時は樹林の下が涼しいものの、歩き易いのはゲレンデ側である。

木漏れ日指す樹林の下を辿る ゲレンデ越しに道後山(クリックで拡大)

 木漏れ日指す樹林の下を辿っていると、足下や周囲に岩が増えてくる。相変わらず一直線に南へ進み、どんどん高度を上げる。やがて足下にビニールホースが現れ、このホース沿いを進む。左にはリフト終点が見えてきたのでゲレンデの上に立つと、北東に道後山や岩樋山がそびえ、北には窓山や船通山がそびえている。

水場を過ごす 山腹につけられた道を進む

 リフトを左に過ごし、もう少し高度を上げると、進路は右(西)へ向き、岩の多い水場を越える。檜林の下、山腹につけられた緩やかな傾斜の道を西へ進むと、前方左に建物の倒壊した跡が見えてくる。この地点が5合目の山上さんである。岩屋付近に役行者の石像が2体、不動明王が1体祀られている。大岩に祀られた石像へ参拝後、登山道を西へ進む。

五合目の山上さん(クリックで拡大) 樹間越しに道後山

 周囲には白いこぶしの花が満開で、北には道後山などの展望が樹間越しに確認できる。やがて進路は折り返すように左(南東)方向へ向き、この先からは尾根道歩きとなる。周囲は自然林でとても明るく、やはりこぶしの花が多い。西には樹間越しに比婆山連山が連なり、北東には道後山などが大きい。

こぶしの花 進路は南東へ向く

 足下には笹が目立ち始めるものの、歩行に支障は無い。青空の下に白いこぶしの花が清楚で、猫山を爽やかな印象にさせている。樹間越しに眺める道後山は透明度が高く、はっきりした山容を望むことができる。登るにつれ、坂の傾斜が増し、一歩登る度に背後には格段に展望が開ける。

明るい道が続く 岩の目立つ道

 足下に大小の岩が目立ち始めると、坂の傾斜は一気に増し、足下を選びながら慎重に高度を上げる。周囲に笹が目立ってくれば、もう山頂は間近、進行方向上に大きな猫のように見える猫岩を眺める。これが猫山の名前の由来と言ってもおかしくないだろう。

左右に笹の目立つ山頂手前 猫岩(クリックで拡大)
猫山山頂(クリックで拡大) 展望台へ向かう

 やがて前方に大岩が見えてくれば、これが2等三角点の置かれた猫山山頂である。山頂からの展望はすべて樹間越しなので、もう少し南へ向かうと眼下に素晴らしい展望が広がっている。まず南には多飯ヶ辻山、右に集落が続き、更に右にはアンテナの置かれた白滝山がそびえ、更に右奥には比婆山連山が続いている。

多飯ヶ辻山やアンテナの置かれた白滝山(クリックで拡大)

比婆山 展望を眺めながら小休止

 素晴らしい展望に思わずほおが緩む。先に蕎麦を食べておいて本当に良かった。眼下に広がる展望をしっかり楽しんだ後、今度は北東の展望地へ向かって移動。山頂を経由し北東方向へ進路を採る。

北東の展望地へ移動 北東の展望地から眺める風景(クリックで拡大)

 案内には100mと書かれていたが、倍以上の距離を感じた。展望地からは白滝山を横から眺め、南東には多飯ヶ辻山がとても近い。展望地から眼下に広がる展望を楽しんだ後、山頂まで引き返した。ここで恒例の記念撮影の後、下山を開始した。

猫岩山頂で記念撮影 ゲレンデを通って登山口へ(クリックで拡大)

 下山時には足下がよく滑るので、転倒しないよう気をつけるだけ。元来た道を引き返し、ゲレンデを下って登山口へ着いた。家に帰ると10時過ぎに熊本県で震度7の地震が起きた。しばらく熊本では余震が続いている。

猫山

岩樋山と道後山

山上さんと石仏

猫岩

山頂

多飯ヶ辻山

船通山・窓山

 前の山 大黒山・竜ヶ岳縦走 西尾根へ下山 を見る

 次の山 大黒山・大梅山 大岩コース を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 山口県庄原市 猫山  登山口付近のMAP

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