妙高山(みょうこうさん)新潟県妙高市

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2016年8月11日

スカイケーブル山頂駅 →0:20→ 滝沢 →1:00→ 大谷ヒュッテ →0:20→ 天狗堂

 →1:00→ 鎖場 →0:40→ 妙高大神 →0:10→ 妙高山北峰 →0:10→ 妙高大神

 →0:25→ 鎖場 →0:35→ 天狗堂 →0:15→ 大谷ヒュッテ →1:10→ 山頂駅

全歩行時間 6時間 5分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 新潟県の山旅を続けている。今回向かうのは妙高山、登山口の妙高高原へ移動し、スカイケーブルに乗り込み山頂駅へ到着。ここでカメラをスカイケーブルの中に忘れるという失態を犯してしまったが、従業員が見つけてくれたので事なきを得た。

妙高高原から眺める妙高山(クリックで拡大) スカイケーブルで山頂駅へ
妙高山登山道入口 草原と別れて自然林の中に入る

 さて、山頂駅は標高1256m、ここから少し北へ移動すると、左(西)に妙高山登山口の案内が現れ、この先に急な傾斜の草原が見えてくる。登山開始直後から急な坂へ向かうので息が切れる。この坂を辛抱して乗り切ると、進行方向左側に登山道入口の案内が置かれている。ここまで山頂駅から500m、次のポイントの滝沢までは350mである。

登山道入口の案内 自然林の下を進む
補助のロープの渡された道 滝沢を通過

 この先からは草原と別れて自然林の下をたどる。やがてロープの渡された左側の切り立つ場所を通過すると、白っぽい大岩の目立つ標高1420mの滝沢を通過する。次のポイントの大谷ヒュッテまでは2010mである。ここで進路は南へ変わり、山腹につけられた急な傾斜の道に入る。

山腹につけられた道を辿る 左右に笹が茂る

 あじさいなどの花を眺めながらゆっくり高度を上げれば、間もなく進路は西へと変わる。しばらく自然林の下、左右に笹の茂る道を進むと、突然という感じで作業道へ出る。作業道に入れば大谷ヒュッテまでは440m、コンクリート舗装の道を進むと、左に大谷ヒュッテを過ごす。

突然作業道へ出る 大谷ヒュッテを過ごす
わずかに青空が覗く 慰霊塔を過ごす

 右に駐車場を過ごし、作業道を更に進めば、進行方向上に青空が顔を出した。やがて右に慰霊塔を眺め、この先の分岐を右折する。標高1600mと天狗堂まで480mの案内を確認して作業道を離れる。

天狗堂へ続く道 笹の茂るワイルドな道

 左右に笹の茂るワイルドな道に入り、一気に高度を上げれば平坦な小広場へ到着、この地点が標高1930mの天狗堂である。天狗堂を出発、笹を見ながらわずかに高度を上げると、展望を覆っていた霧は晴れ始める。

天狗堂(クリックで拡大) 霧が晴れ始めた

七合目の光善寺池

 間もなく標高2070mの光善寺池へ到着、次のポイントの風穴までは210mである。光善寺池と言っても水量は少なく、湿地帯と言ってもおかしくないような所である。すぐに七合目の案内を通過、この光善寺池がちょうど七合目のようだ。

階段状の道 左右に草木が被る

 左右が彫られたような道の足下には、階段状に細い木が配置され、木漏れ日差す道を快調に高度を上げる。やがて左右に草木が迫ってくるが、雨は降っていないので、大した問題ではない。

山肌の露出した場所 八合目 風穴

 足下に咲く花を愛でながら登山道の変化を楽しむ。対岸に山肌の露出した場所、その上に広がる青空を眺めながら小休止、少しずつ高度は上がっている。間もなく標高2120m、八合目の風穴へ到着、次のポイントの鎖場までは510mである。

北アルプス 岩場を登る

 木漏れ日差す自然林の下、足下不安定な岩の道をたどる。周囲には硫黄のような匂いの立ちこめる場所もあり、この山が火山であることを再確認。進行方向上を眺めていると、急峻な岩場が視界に入り、これから向かう鎖場が待ち遠しい。

鎖場手前の広場 鎖場

 ここで南西方向に展望が開け、雲の間からは北アルプスが覗いている。岩の上に渡されたロープを補助に高度を上げていると、次第に北アルプスの展望が広がり、間もなく平坦な広場へ到着、この地点が九合目、標高2260mの鎖場である。

鎖場を登る 進路は左方向へ変わる

 目の前には急な岩場が現れ、鎖とロープが渡してある。この地点から次のポイントの妙高大神までは400mである。ここでストックを収納して鎖場へ向かう。自然石をくりぬいて足場が整備されているので、鎖を補助として簡単に岩場へ取り付く。

最後に右方向へ折り返す 登ってきた岩場を見下ろす

 わずかで中間地点を通過すれば、進路は左方向へ変わる。ここでも鎖を補助に移動すれば、間もなく進路は折り返し。すぐに岩上へ着いた。眼下を見下ろせば、急な岩場だが、実際に登ってみるとただ楽しいだけの岩登りだった。

北アルプスの展望(クリックで拡大) 山頂部(クリックで拡大)

山頂へ続く岩場

 北アルプスの展望を眺めながら進むと、北東に山頂方面、その左には向かいにそびえる火打山が顔を出した。この先からは不安定な岩場登りが始まる。赤いペイントの塗られた箇所を選びながら高度を上げる。割と滑りにくい岩なので、足場さえしっかりすれば大丈夫、おもしろいほどに高度は上がり、周囲に広がる展望も素晴らしい。

火打山 妙高大神(クリックで拡大)

 北東に火打山を眺め、ゴツゴツした火山性の岩をよじ登れば、十合目の案内を通過。間もなく標高2454m、妙高山最高地点の妙高大神へ着いた。山頂には将軍地蔵が祀られ、周囲には360度のパノラマが広がっている。

妙高大神から眺める展望(クリックで拡大) 向かいに三角点峰(クリックで拡大)

 さて、この地点は最高点ではあるが、妙高山の三角点はもう少し先である。進路を北に採り、大きな日本岩の前を通過する。この付近にはトリカブトなどの花が多く咲いており、黄色とムラサキの花畑を通過する。

日本岩を通過 花畑

 間もなく一等三角点の置かれた妙高山北峰へ到着。山頂からは北東に火打山が近く、その左にそびえる焼山からは水蒸気らしき白い煙がたなびいている。更に、焼山の左側には日本海と能登半島が霞みながらも見えている。

妙高山北峰(クリックで拡大) 火打山(クリックで拡大)

休憩中(クリックで拡大) 展望

 妙高山山頂で小休止の後、下山を開始。再度最高地点の妙高大神へ立ち寄り、更に下山を続ける。すぐに不安定な岩場が現れるものの、下山時には降りるポイントがよく分かる。登山者の邪魔にならない箇所を選択しながら鎖場へ到着。この場所も下りなら片手で楽々下山、鎖を補助に広場へ下り立った。

鎖場を下る

 この先からは危険箇所もなく、元来た道を引き返してロープウエイの山頂駅へ着き、ロープウエイで山麓へ戻り着いた。妙高山登山は素晴らしい天気と展望に恵まれた山旅だった。

スカイケーブルで下山 温泉はランドマーク妙高高原へ

夕食はじゅこうで醤油ラーメン

 下山後はランドマーク妙高高原へ移動、温泉に入って汗を流した。その後は時間が余ったので火打山の登山口を確認し、夕食は「じゅこう」と言う店の「野尻湖ラーメン」の看板に誘われて店に入り、おいしい醤油ラーメンを頂いた。

妙高高原から眺める妙高山

天狗堂

鎖場

妙高山 妙高大神

北アルプス

将軍地蔵

妙高山北峰方面

火打山

トリカブト

妙高山北峰

 前の山 苗場山 を見る

 次の山 火打山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 新潟県妙高市 妙高山  登山口付近のMAP

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