三国山・国見山(みくにやま・くにみやま)福岡県八女市・大分県日田市・熊本県山鹿市

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2014年5月4日

登山口 →0:40→ 三国山山頂 →0:30→ 鬼の洞 →0:25→ 展望岩 →0:20→

 国見山山頂 →0:40→ 鬼の洞分岐 →0:30→ 三国山山頂 →0:30→ 登山口

全歩行時間 3時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 福岡県の山歩き、今日は福岡県八女市、熊本県山鹿市、大分県日田市の三県県境にそびえる三国山と熊本県山鹿市の国見山へ登る。登山口は大分県日田市と熊本県山鹿市の境界の宿ヶ峰尾峠で、道の駅鯛生金山を登山口へ向かう起点とすれば、道の駅から県道9号を南へ進む。まもなく中津江村の合瀬の分岐へ着くので、分岐を右折し鹿本町方面へ進む。そのまま道なりに県道9号を辿れば、熊本県山鹿市との県境の宿ヶ峰尾峠の手前で、右に宿ヶ峰尾不動明王の大鳥居を見つける。

道の駅 鯛生金山 中津江村の合瀬の分岐を右折(クリックで別角度)
登山口の大鳥居(クリックで別角度) 峠の水場

 この付近に適当な駐車場所が無かったので、そのまま熊本県に入り、右側の空き地に車を置いて登山を開始する。引き返す途中には水場があり、ここでおいしい水を用意することができる。

手前にお堂を過ごす 不動明王へ参拝

 さて、大鳥居を潜り神社境内に入る。この先でパイプの手すりの施された坂を登り、手前にお堂を過ごす。なお、お堂の横まで広い道が続いているので、下の舗装道からここまでは、車に乗ったまま入ることができるのかも知れない。お堂の先には鳥居が建ち、その先のお堂には不動明王が祀られていたので、登山の無事を祈願する。

案内に従い登山開始 明確な道が続く

 登山道はお堂の右から続いており、ここには案内が立っている。この案内に従い、山道に入ると、入り口付近が少々荒れていたので、少し心配になったが、少し奥へ進むと明確な道が続いており、安心して進むことができた。

木の間越しにピーク ロープの渡された道

 自然林の間につけられた道は、緩やかな傾斜で続き、快適に歩くことができる。やがて坂に取り付き、少しずつ高度を上げる。一旦ピークに立つとすぐに下りとなり、暗部からにはロープの渡された岩場を登る。少し高度を上げると木の間越しに向かいの山が見えそうだが、周囲の木々の背が高く、展望は限られている。

歩いてきた稜線 国見山?

 更に進むと背後には展望が開け、今まで歩いてきた稜線を眺めることができた。これから向かうピーク方面は少し木の間越しとなっているが、たぶん向かいのピークではないかと思われる。三つ葉ツツジを観賞しながら高度を上げると、ピークまで10分の案内を通過する。

足下に案内が置かれていた 三国山山頂

三国山山頂の風景

 足下にミヤマシキミの花を眺めながら高度を上げると、すぐに三等三角点の置かれた三国山の山頂へ到着した。ここには矢部村山系八名山登頂記録が置いてあり、各山頂に置かれたスタンプを押すことができるようになっている。ちなみに八名山とは、釈迦岳、御前岳、三国山、猿駆山、前門岳、文字岳、高取山、城山と案内されている。

三国山から眺める風景(クリックで拡大)

 山頂からは南に八方ヶ岳がそびえ、南西には旧菊鹿町方面の展望が広がっている。朝日を浴びた展望を眺めながら小休止を取る。なお、山頂到着の時刻は6時55分、まだまだ早朝である。

三国山から急坂を下る 集塊岩

 すぐに三国山の山頂を出発し、国見山を目指す。三つ葉ツツジを鑑賞しながら向かいにそびえる八方ヶ岳やこれから向かう稜線を眺めるが、進行方向は樹林に覆われている。急な坂を下り、鞍部へ着く手前で集塊岩を眺める。このあたりは火山岩であることがよくわかる。

山口越 ギンリョウソウ

 間もなく鞍部の山口越を通過、これから少しずつ高度を上げる。足下を眺めていると、白いギンリョウソウを見つけた。頭上を樹林に覆われているので、この植物が芽を出したのだろう。自然林の下、木の根の多い道を進む。やがて周囲に植林が目立ち始めると、左に鬼の洞、右に国見山の案内が現れる。

鬼の洞への分岐 鬼の洞への入口(クリックで断崖)

 先に観光をすべて済ませておきたいので、左の鬼の洞へ向かってみる。植林の間につけられた道を辿り、この先で木の根の多い道に分岐する。岩場の上に向かい、崖の上に立てば、鬼の洞へ着く。まさに断崖の上が鬼の洞で、南に八方ヶ岳、西に一段高い国見山がそびえている。

鬼の洞から三国山と国見山の展望(クリックで拡大)

鬼の洞から眺める風景

 ぐるり明るい展望を眺めて、清々しい気持ちになる。鬼の洞から眺める展望は、急峻な断崖から眺める一級品の美しさである。鬼の洞から先ほどの分岐まで引き返し、次は国見山を目指す。

岩場を登る ツクシシャクナゲ

背後に広がる展望(クリックで拡大)

 坂を下り、岩の間につけられた道を抜ける。岩場につけられた道を辿っていると、シャクナゲの美しい付近で、展望岩の上に出る。ここで岩上に立ち、周囲360度のパノラマを鑑賞。シャクナゲの美しさと相まって、本登山中最高の展望地である。美しい展望を堪能した後、展望岩を出発、足下にミヤマシキミ、頭上にシャクナゲや椿の花を観賞するのも楽しい。

展望岩 国見山方面

展望岩から眺める風景

 やがて古い「頂上」の案内に従い進むと、目の前に大岩が現れた。右に大岩を眺めながら進むと、ロープが上に向かって続いている。このローブに従い、岩場をよじ登ると、こちらは下山道だった。と、いうことは、手前に登山用のロープがあるのを見過ごしたようだ。

国見山へ向かう岩場

 こちらは下山時に確認することにし、そのまま山頂目指して西へ進む。樹林の間を抜けて西へ進むと、すぐに国見山の山頂へ着いた。三等三角点の置かれた山頂は、狭く平坦な場所で、展望は向かいに八方ヶ岳を確認できる程度である。

国見山山頂(クリックで拡大) 山頂に咲くシャクナゲ

 このように国見山の山頂からの展望はたいしたものではないが、山頂付近は、この展望を補っても余りあるシャクナゲの群生地で、丁度満開のシャクナゲを観賞することができた。美しいシャクナゲの咲く国見山の山頂はとても思い出に残る場所である。山頂での記念撮影の後、元来た道を引き返す。

国見山山頂風景

 この国見山山頂までのんびり周囲を眺めながら来たため、相当の時間がかかっていたが、下山はそれこそ脇目も振らずに引き返し、三国山まで1時間程度で引き返した。明るい三国山で記念撮影の後、登山口まで引き返した。登山口に着いた時刻は午前11時過ぎ、まだまだ時刻は早いので、次は御前岳、釈迦ヶ岳へ向かうことにする。

三国山山頂

鬼の洞から三国山

八方ヶ岳

鬼の洞から国見山

展望岩

国見山山頂

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 次の山 御前岳・釈迦岳 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 熊本県日田市 三国山 登山口付近のMAP

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