黒滝山・高鉢山(くろたきやま・たかばちやま)広島県大竹市

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2017年5月20日
公衆電話ボックス →1:12→ 黒滝山 →0:10→ 展望岩 →0:08→ 高鉢山分岐
 →0:10→ 529mピーク(展望岩) →0:25→ 559mピーク →0:25→ 交差点
 →0:25→ 高鉢山 →0:15→ 交差点 →0:30→ 黒滝山分岐
 →0:40→ 国道186号出合 →0:30→ 公衆電話ボックス
全歩行時間 4時間50分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 連休中に長崎県の登山を堪能し、なまっていた体も少しずつ元に戻っている。そこで、以前から登りたいと思っていた広島県大竹市の黒滝山へ向かうことにした。岩国市美和町の弥栄ダムへ進路を採り、国道186号を北上し、弥栄第1トンネル手前の公衆電話ボックスを確認、この横に車を駐車して登山準備。
弥栄大橋の先に黒滝山 黒滝山登山口(クリックで拡大)
登山道に入る 右下に国道186号を見下ろす
 登山口は小瀬川方面にあり、トンネルの上を横切るように進む。周囲は自然林に覆われているためとても明るい雰囲気である。途中にシダの茂るところも見受けられたが、総じて歩きやすい道が続く。背後を振り返れば弥栄タムと弥栄大橋の展望が美しい。
シダの目立つ道 岩場を登る
 周囲に岩が増えてくるが、大した苦労も無く高度を上げるとことができる。対岸には白滝山がとても高く、岩滝が美しい。木の間越しには、黒滝山の岩滝も見えているが、逆光気味なので写真には映らなかった。シダの目立つ道につけられた道を一気に高度を上げるが、岩をつかみながら登るので大した苦労も無く高度は上っている。
眼下に弥栄ダム アリジゴク
岩場が続く 松の目立つ庭園風園地
 背後に広がる展望は高度が上がるに連れて広がり、無風状態のダム湖の湖面が印象的である。足下には小さなアリジゴクを見つけたので踏まないように注意。周囲には松の木が目立ち、庭園風の風景が素晴らしい。しばらく高度を上げていると、大岩の目立つ場所で初めて補助のロープが現れた。
白滝山 岩場
岩滝 ロープを補助に登る
 大岩の左側から岩を巻き、岩上に出ると眼下には弥栄湖の展望が広がる。目線の先の白滝山は、ほぼ高度が同じに見えており、かなり高度が上がったという実感がわく。大師山の右にはレーダードームの立つ羅漢山、更に右には三倉岳と名峰がずらり並んでいる。
正面に白滝山 羅漢山と三倉岳
細い道 急登
 展望の岩場を出発すると、登山道は急登に変わり、足下は細くなるので慎重に進む。更に高度を上げて行き、右に大きな岩滝を見晴らす展望地へ着く。赤テープがその先へ向かっているように見えたが、進路は細くなる気がするので、そのまま青いテープに従うコースを採る。
岩滝 急登が続く
自然林 「1号トンネル登山口」の木札(クリックで拡大)
 周囲を樹林に覆われた道は、ますます急登となり、息を切らしながら一気に高度を上げる。そのまま道なりに進んでいると、急に坂の傾斜が緩み、間もなく「1号トンネル登山口」の木札を過ごすと丁字路へ着いた。ここで進路を左へ採ると、登山道の途中といった場所に黒滝山の標識を見つけた。なんともシンプルな山頂である。
黒滝山(クリックで拡大) 黒滝山からの展望は無い
 黒滝山の山頂からは周囲に樹林の背が高く、全く展望は望めない。すぐに山頂を出発し、進路を北へ採る。すぐ左に数人が座れるような岩を見つけたが、展望はたいしたことは無かった。更に進み展望岩の案内を確認して西へ進路を採ると、これはすごい展望。多くの岩の目立つ展望の岩からは弥栄ダムや白滝山、大師山、羅漢山、三倉岳が一望。
展望岩の案内 展望岩
岩上に立つ 弥栄ダム(クリックで拡大)
白滝山・大師山(クリックで拡大) 羅漢山・三倉岳(クリックで拡大)
 白滝山、大師山は展望岩より高度が低く、見下ろす感じで眺めることができる。それぞれの山頂を双眼鏡で眺めると、山頂標識までしっかり確認することができた。展望岩から美しい風景を眺め、次の高鉢山へ向かって出発した。
高鉢山への分岐(クリックで拡大) 明確な道が続く
 展望岩への分岐を過ごし、わずかに進むと第5トンネルと高鉢山への分岐へ着いた。当初は沢付近まで下りて高鉢山へ向かう事を考えていたが、この分岐を通れば直接高鉢山へ導くような気がしたので、ここで分岐を右折し、高鉢山へ向かうことにした。
東へ展望が開ける 明るい道を辿る
 すぐに東側の展望が広がったので、この道を採ることにためらいは無かった。要所に張られた赤テープを確認しながら淡々と進む。木漏れ日を眺めながら進んでいると、突然大きな岩上に出た。529mピークの岩上からは周囲に展望が広がり、白滝山が遠くなったことが解る。
529mの展望岩 中央付近に真砂の広場(クリックで拡大)

樹間越しの白滝山

樹林の下を辿る

 今居る地点は先程の黒滝山からひとつ東の尾根筋で、東には明るい真砂の地点が見えている。ここから進路は東へ向き、展望岩から眺めて確認していた真砂の目立つ地点に立ち、今度は進路が北へ変わる。
529mから見えていた真砂の地点 529mピーク
559mピークへ向かう 559mの大岩
 しばらく樹林の下を進み、559mのピークの大岩上からは樹間越しに高鉢山の山頂部を見つけることができた。ここからはまだ山頂は遠い感じである。この先からは樹間越しに高鉢山がちらちら見えてくるのでとても励みになる。足下に注意していると、この道を最近通った人が居るような形跡を確認、この道は生きていることが解る。
高鉢山 歩いてきた稜線
高鉢山が近くなった(クリックで拡大) 鞍部の交差点
 尾根道につけられた道を辿り、小ピークに着くと背後に歩いてきた山脈が続き、前方には高鉢山がなだらかな山容を見せてくれた。この先で坂を下れば高鉢山手前の鞍部へ到着、左からは5号トンネルからの道が合わさる。
真砂の道 岩場
歩いてきた道が一望 真砂が美しい
 山頂へ向かって樹林の下を少し進むと、白い真砂の道が現れた。少し高度を上げて背後を振り返れば、黒滝山から歩いてきた尾根道が一望で、白滝山はその山脈に隠れている。真砂の道は滑り易いので登山道の右端を辿り、岩場を乗り換えれば、松の先に展望地が見えてきた。
山頂手前の展望地(クリックで拡大)
 少し高度が上がったことにより、白滝山、大師山が顔を出し展望はますます素晴らしくなる。最後に滑り易い急な坂を登り切れば、山頂手前の展望地へ到着、広島県から山口県東部に掛けての素晴らしい展望が広がっている。残念ながら広島県の山は不明だが、白滝山、大師山、羅漢山などいつまで眺めていても見飽きることは無い。
平岩を過ごす 明るい高鉢山山頂(クリックで拡大)
 さて、展望に満足したので山頂を目指す。樹林の中に入り、平岩を踏み更に樹林を抜ければ、二等三角点の置かれた真砂の白のまぶしい高鉢山の山頂へ着いた。山頂からは東側の展望が開けているが、残念ながら山名までは解らない。山頂付近を散策するが、三倉岳は確認できなかった。
高鉢山の山頂から東の展望(クリックで拡大) 二等三角点の置かれた山頂
 山頂で小休止の後、下山を開始、再度展望地から白滝山などを眺めて鞍部へ下り、進路を西へ採る。広く平坦な作業道のような道をしばらく下り、道が狭くなると小さな沢を渡る。道幅は狭くなったり広くなったりし、沢を渡ることもあるが、総じて進路は解り易い。
鞍部の交差点から下山開始 とても広い道
沢を渡る 大岩
 明るい道を下っていると、突然という感じで黒滝山への分岐へ着く。この黒滝山へ向かう道も解り易く歩き易そうだ。ここまで緩やかな傾斜を下ってきており、疲労感は全くない。とにかく歩きやすい道に満足である。
黒滝山への分岐(クリックで拡大) 更に下山を続ける
 更に下山を続けていると左に炭焼きの跡を過ごし、沢沿いでは沢から少し上へ導くための目印もしっかりしていた。ここで少し進むと眼下に国道186号が見えてきた。この先からが難所で、山腹につけられた道を辿るのだが、道幅がとても狭く、滑り易いので要注意。しばらく気の抜けない道が続き、慎重に高度を下げる。
炭焼きの跡 細い道を辿る

山腹につけられた道は足下が細くなるので要注意

作業道を下る

舗装道へ着く 国道186号出合い
 シダの道が終わり、樹林を抜ければ、今度は作業道歩き。この先からは広く明確な道を辿り、間もなく舗装道へ下り立った。進路を左に採ればすぐに国道186号へ着き左折、弥栄5号トンネルから1号トンネルまで歩いて電話ボックス横の駐車地まで引き返した。なんとも楽しい登山だった。
トンネルを潜り登山口へ
弥栄大橋の先にそびえる黒滝山
黒滝山山頂
黒滝山先の展望地から眺める風景
羅漢山・三倉岳
高鉢山
高鉢山山頂手前の展望地から白滝山
歩いてきた稜線
高鉢山山頂

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 広島県大竹市 高鉢山  登山口付近のMAP
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