倶留尊山(くろそやま)奈良県曽爾村

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2018年12月1日
駐車場 →1:00→ 二本ボソ →0:30→ 倶留尊山 →0:25→ 二本ボソ →0:50→ 駐車場
全歩行時間 2時間45分
登山行程図(地図をクリックすると拡大)
 高見山の登山口の高見峠を出発、伊勢街道まで引き返し次は倶留尊山の登山口の曽爾高原へ移動した。駐車場を出発し曽爾高原への案内に従いコンクリート製の坂を登る。左には「お亀池勘兵衛地蔵」が祀られていた。これは人魚の伝説にちなむものかも知れない。
駐車場 曽爾高原への入口

 そのまま進むとススキの原がひろがり、中央部に湿地帯が見えてきた。この中の池が伝説のお亀池だが水量は少ないようだ。中央につけられた遊歩道を進み、一面のススキを鑑賞する。

お亀池勘兵衛地蔵 遊歩道

 南東方面にそびえているピークが亀山で、北へ向かう尾根を辿ると二本ボソ山へ至る。間もなく湿原の端の交差点へ着き、ここで北へ続く坂へ入る。手前に立つ案内には亀山へ0.9km、倶留尊山へは2kmと書かれていた。

倶留尊山へ続く道 階段を登る

 横木の渡された階段へ向かう。坂の傾斜がきついので慎重に高度を上げる。中間地点付近から来た方向を眺めるとススキの原とお亀池を取り巻く湿原などが一望。なんと言ってもこんなススキの原を眺めるのは初めてだ。

ススキ越しのお亀池 ススキの横を進む

 明るい日差しを受けた黄金色の平原をしばらく堪能する。特に風に揺らめくススキの穂はきらきら輝いてとてもきれいだ。遊歩道は緩やかに右カーブを描きながら進み、亀山と二本ボソ山の鞍部へついた。

鞍部から亀山方面 二本ボソへ向かう

 ここで進路を北にとり岩の目立つ足下の細い道の入る。この付近には山焼きの跡と思われる炭が残っていた。背後には凸凹の尾根が特徴的で、右側斜面に続くススキの原と併せて特異な風景である。

岩の道 展望地から曽爾高原

 やがて岩の露出した場所を通過、少しずつ傾斜がきつくなる。途中で大勢の登山者とすれ違い、更に高度を上げると曽爾高原を見晴らす展望広場へ着いた。眼下にはやはりススキの原が美しい。

倶留尊山へ1kmの案内 岩を越える

 展望広場から一登りで倶留尊山へ1kmの案内が立つ場所に着いた。この先からは入山料が必要と案内されていた。樹林の下を進み、少しの岩場を越えれば前方に小屋が見えてきた。ここで入山料500円を支払い入山券をもらった。なお、この券を無くしてはならない。帰りに半券を渡さないといけないからだ。

ここで入山料を支払う 二本ボソ

 さて、小屋を過ごせばこの先が二本ボソ、前方には倶留尊山がそびえている。これから一旦鞍部まで80m程度下って登り返す。この二本ボソから東に見えている山は大洞山だろう。

倶留尊山(クリックで拡大) 二本ボソから下る

 坂を下ればロープの渡された岩場があり、急な傾斜を一気に下る。やがて鞍部につき今度は登り返す。鞍部付近から見上げる倶留尊山はとても険しそうだ。登り返しも岩場の続く急登で、木の根っこに足場を助けられながら補助のロープを伝って高度を稼ぐ。

岩の道 鞍部から倶留尊山
岩場を登る

 途中に傾斜の緩やかな所を過ごし、次に険しい岩場の急登に取り付けば、やがて広く平坦な倶留尊山の山頂に着いた。二等三角点の置かれた山頂はとても明るく南に展望が開けている。

倶留尊山山頂 倶留尊山から眺める二本ボソ

 目の前に二本ボソ、その先に亀山などの展望は広がるが、逆光なので少々見え難い。山頂で中島先生と記念撮影の後、下山を開始。下山は元来た道を引き返すだけなので何も心配は無い。ただ、入山チケットの半券を返そうと途中の小屋に立ち寄ったら、もう誰も居なかった。

下山時に曽爾高原を眺める お亀池

 そのまま坂を下り、曽爾高原が見える所へ着くと夕陽には少し早い時間だった。このまま夕陽を待っても、雲が多いので夕陽は期待できないのでそのまま登山口まで戻った。曽爾高原のススキの原は記憶に残る美しい風景である。

曽爾高原のススキの原
亀山と曽爾高原
二本ボソ
倶留尊山
倶留尊山山頂
二本ボソ

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歩いた足跡  
登山口周辺の地図はこちら 奈良県曽爾村 倶留尊山  登山口付近のMAP
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