トップに戻る 2021年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順
→0:05→ 祠 →0:25→ 登山道入口 →0:10→ 駐車地
登山口へ向かうには阿東から国道315号を北へ進み、道の駅うり坊の郷katamataを過ごす。そのまま国道を北へ進むと萩市から阿武町に入り、間もなく右に長沢溜池が見えてくる。溜池を過ごし、宇生賀へ続く右への分岐を見送ると、前方に高架が見えてくる。この高架を潜ると右側に広い場所があるので車を置いて登山を開始する。
国道を北へ進み、入口で中電電柱「ナガサワ12次4」を確認して右への分岐に入る。正面には木床山が端正な山容を見せている。そのまま舗装道を東へ進むと右に神社が見えてくるので登山前に参拝。貴床神の鳥居を過ごし奧へ進むと高千穂神社が祀られていた。神社左には澤之権現が祀られていたので水に関係する神様なのだろう。
神社を出発し、舗装道に下りて東へ進む。右にカーブミラーを過ごし先の電柱「フクダ4」を確認して電柱横から右へ折り返すように坂を登る。入口には笹が茂りとても歩き難いが、辛抱して進むと上の段へ着く。
ここで進路を東へとり、笹の茂る道を進む。進路には竹が倒れているので歩き難いが、辛抱しながら進むと前方に道路下のガートが見えてくる。このガードの左は階段状、右は平坦になっており、歩きやすい方を選んで進むと反対側に出る。なお、ガードの中央部は暗いので足下が見えない。ライトがあれば良かったかも知れない。
ガード先の進路上には笹がかぶり、倒木も多いので足下に注意しながら進まなければならない。植林帯に沿って高度を上げていると、足下には滑りやすく不安定な石が多く、慎重な歩行が続く。
やがて炭焼き跡を過ごせば、笹の目立つ急登へ向かう。気が遠くなるような坂が続くので、なるべく前方を見ずに高度を上げる。足下には不安定な石が転がっているため、大勢で来るときには落石に注意が必要である。
やがて右側に尾根が近く見えてくれば進路を南(右上)へ変更、安全に山腹を進むと良いのだが、私はいつものように中央突破で、急登へ取り付き、目指す尾根へ直登した。いつものように目の前の木をつかみながらぐいぐいと高度を上げる。
尾根へ着けば一安心で、本登山で初めて歩きやすい道に着いた。歩きやすいと言っても急登は続き、少し岩の目立つ場所を通過した。前方に笹が目立ち始めると笹をつかみながら高度を上げる。
ふと右側を眺めると大きな岩が続いていた。この岩沿いに高度を上げるとこの大岩の上には祠などが祀られていた。祠の横には「いくと世も くつることなき 神の宮つたえ残さん 後ののちまで」と彫られていた。祠の中には扉が入っていたが、他には何も祀られていなかった。
坂を登っていると少しずつ笹の勢いが強くなる。尾根上に着くと背丈程度の笹となり、歩くのに苦労するが、踏み跡は残っているので笹を分けながら進めば何とかなる。笹のきつい場所を過ごせば急に笹の背が低くなり、手前のピークを過ごせばその奧に四等三角点の置かれた木床山へ着いた。
山頂からは北北西に伊良尾山がそびえているが、やはり樹間越しである。周囲も全て樹林に覆われており、展望を得ることはできなかった。それでも一冊の本に掲載された最後の山の登頂なので、とてもうれしい。 山頂を充分堪能した後、下山を開始。登山時に急登が続いたため、下山はあっと言う間で、炭焼き跡を通過し、ガードを潜ってフクダ4の電柱下に下り立った。高千穂神社へ頭を下げて駐車地まで引き返した。
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