剣森山(けんもりやま)岡山県新見市

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2015年 5月 6日

登山口 →0:35→ 林道出合 →0:05→ 林道登山口 →0:10→ 作業小屋

 →0:10→ 登山道合流点 →0:35→ 林道出合 →0:05→ 尾根道入口

 →0:15→ 展望地 →0:10→ 山頂 →0:50→ 登山道合流点

 →0:10→ 林道登山口 →0:30→ 登山口

全歩行時間 3時間35分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 山と渓谷社の分県シリーズ「岡山県の山」へ集中して登っている。新見市にそびえる剣山の登山口の明地トンネル前を出発、国道180号を南へ向かう。途中でいぶきの里スキー場や花見山スキー場の案内を過ごせば、やがて千屋地区に入り、千屋郵便局が左に見えてくる。

千屋郵便局 新見への案内(クリックで拡大)

 千屋郵便局を過ごし、更に南へ向かっていると、頭上に新見への案内が現れる。この先で左に注意していると、登山口への目印の「則本バス停」が現れる。このバス停の先に架かる則本橋を渡った所に駐車スペースを見つけたので車を置いて登山を開始する。

則本バス停の先を左折し則本橋を渡る 則本橋の先にそびえる剣森山(クリックで案内)

 東へ向かえばすぐにNHCハイキングクラブにより設置された「剣森山口」の案内があり、田植えの真っ最中の田んぼを眺めながら東へ進路を採る。間もなく分岐を左折するようにとの案内があり、この先の民家の間を通って進路を右へ採る。ここまでは道も良く、案内も掲示されているのでとてもわかりやすい。

案内に従い分岐を左折 民家の間に入る(クリックで拡大)

 そのまま道なりにまっすぐ進むと、沢の付近に赤テープを見つけた。これで登山道に入ったことを確認した。植林帯の下に続く道を進んでいると、南に展望が開け、眼下に見えている田んぼには、田植えのために満々と水がたたえられていた。

右に民家を過ごす(クリックで別角度) 眼下に田園風景

 ここで進路は左方向へ変わり、植林帯の下に入ると、足下には白い花が咲いていた。沢沿いは石垣が多く、倒木帯を越える箇所もあるので慎重に歩を進める。植林帯に入ってからは剣森山への案内は無く、時折赤いテープが貼ってあるだけなので目印を探しながら進路を確認する。

沢沿いを進む 作業道を右折

 やがて前方が明るくなり、周囲に自然林が目立ってくれば、次の分岐は近い。間もなく前方にコンクリート舗装の道が見えてきたので分岐を右折する。周囲には淡い紫の美しい藤の花が咲いており、明るい風景に心も和む。右下に溜池を眺めながら緩やかな傾斜の道を辿ると、すぐに左右の分岐へ着く。

丁字路を左折 右に登山道入口(クリックで拡大)

 この分岐は赤いテープの案内に従い、左道を採る。すぐに右へ剣森山への分岐が現れるので進路を東へ採れば正しい道である。私はここでボーとしていたのだろう。登山口の案内を見逃し、そのまま作業道を辿ってしまった。なかなか高度が上がらず、いったいいつになったら急登が始まるのかと思いながら進むと、作業小屋の建つ広場へ出た。

作業小屋まで来てしまった 折り返すように右折

 ここで作業道をうろうろするのだが、剣森山への案内は無い。道を間違えたと言うことは確かなので、地図を出して剣森山への行程を確認する。いずれにしてもこの上の尾根で登山道と合流するのは解るため、折り返すように右方向へ続く作業道へ入った。

高度を上げる(クリックで別角度) 登山道と合流した

 植林帯の下を通過し、少しずつ高度を上げる。左右の分岐があれば、高度を上げる方向を選んで進む。やがて小さな目印のようなものが見えてきたので、南へ向かって進路を採れば、すぐに剣森山へ続く登山道と合流した。この先からは目印のテープが続いており、安心して進むことができる。ここへ至るまで、かなり無駄な動きをしている。

目印を確認しながら登る 坂の傾斜が増す

 さて、植林帯の下に続く登山道に入る。赤テープの目印を確認しながら植林帯の下を進む。少しずつ高度は上がり、山頂へ近づいているという感じがする。ただし、剣森山自体は大きな山なので、山頂まではかなりの距離が残っている。登山道と合流後5分歩いたところで、もう一方の登山道らしき道と合流する。こちらの方には明確な目印がつけられているので、現在はこの方が主に歩かれているのかも知れない。私が歩いてきた方向の木には「則本方面」と書かれているので帰りにこの分岐を間違えることは無いようだ。

分岐点を振り返る(クリックで案内) 植林帯を抜ける

 さて、分岐を左折して剣森山を目指す。すぐに植林帯の中に入り、草野が一本も生えていないところを通過する。光が差し込まないので、こんな状況になるのだろう。やがて植林帯が切れれば自然林へ変わり、山腹につけられた道を快適に進む。背の低い笹に囲まれて登山道を進んでいると、前方に植林帯が現れる。

植生は自然林に変わる 林道手前は急斜面

 ここで折り返すように左方向へ進路を変え、明確な尾根道を辿っていると、間もなく急な斜面に変わる。更に倒木などが行く手を阻むので、慎重に足下を確認しながら高度を上げる。割と高いところへ目印などが巻かれているので、向かう方向を確認しながら急登を踏ん張る。

林道手前 林道を横切り高度を上げる

 わずか10分程度でこの急登を乗り越え、着いたところには林道が走っていた。この林道の上には山頂方向へ向かうための道が用意されていたが、進行方向には草や木が茂っている。こんな藪状態の道を岡山県の山で紹介するわけは無いと勝手に解釈して、林道を右方向へ向かってみたが、当然道は無い。そこで、林道を離れて藪状態の道へ突入した。

直登する 再び林道へ出る

 足下を眺めていれば、なんとか踏み跡は解るので、慎重に進路を決めて坂を登ると、この上にも林道が走っていた。林道先の分岐は右道を採り、少し進むと、登山道に入って初めて、剣森山の登山道案内を見ることができた。この案内の立っている位置だが、林道からは少し離れたところへ設置されていた。

分岐を左折(クリックで案内) 植林帯へ向かう

 この意味が分からず、そのまま林道を歩いていたが、いつまで経っても高度が上がらない。林道から尾根を眺めると、この尾根上に登山道は続いているようだ。そこで、案内の立っているところまで引き返し、林道から尾根道へ入ることにした。本日はどうも勘も鈍く、標識の意味も理解できない状況なので、この先慎重に目印を確認しながら進むことにした。

植林帯の中央を進む 少し進めば植林帯に入る
少し進んで左折(クリックで別角度) 前方に平坦地

 尾根道を辿れば、快適な道が続き、山腹につけられた道を過ごせば、植林帯の中に入る。この植林帯の中にわずかに入ったところで、進路を左に採る。少し高度を上げれば、すぐに植林帯を抜けて明るいカヤトの原に出た。

カヤトの原から天銀山や明石山、花見山

 明るい広場からは北西方向を中心に展望が開け、左から天銀山、明石山、花見山など名峰が指呼の先に並んでいる。ここまで樹林の下を歩いており、全く展望は望めなかったが、ここに来て素晴らしい展望を眺めることができた。目の前に広がる展望を眺めて山頂へ向かう。

樹林の下を進む

 カヤトの原を踏みしめながら高度を上げれば、間もなく植林帯の中に入り、少しずつ山頂へ向かって緩やかな傾斜の道を進む。足下にエンレイソウを眺めながら進むと、笹原が目の前に現れ、わずかに笹を分ければ、三等三角点の置かれた剣森山の山頂へ到着した。

笹が目立つ 笹の先に山頂

 三角点のある付近のみ笹が刈られており、山頂標識の先へ向かえば、木の間越しながら大山と烏ヶ山を眺めることができた。大山の手前の左右にそびえているのは宝仏山と毛無山だろうか、本日は霞気味の展望なので、はっきり山名を特定することが難しい。明るい山頂で小休止を取った後、下山を開始した。

剣森山山頂 山頂先に大山の展望

再び展望地から天銀山や明石山

 再び展望広がるカヤトの原へ着き、天銀山や花見山などを眺める。この先は元来た道を引き返すだけだが、林道先の急な斜面には、やはり手こずる。それでも登山時ほどの苦労は無く、登山道の分岐では、則本方面の案内を確認して右道を採る。更に坂を下れば、最初に尾根道と合流したポイントへ着いた。

登山時に正しい道と合流した地点 登山道を下る

 下山はまともな道を採り、目印のテープを確認しながら快適に下る。間もなく林道終点付近を通過、この先も道なりに坂を下るが、急な下り坂なので一気に高度が下がる。分岐には親切な案内が置かれ、足下にはイカリソウも美しい。

途中の林道合流点(クリックで別角度) 途中に表示されている案内
イカリソウ 植林帯を下る

植林帯の下につけられた明確な道を下り、足下に下草が増えてくれば、登山時に見落とした登山道入口の立つ場所へ着いた。それにしても、なぜこの標識を見落としてしまったのだろう。登山道入口の付近を往復して、確認してみると、やはりこの案内は余り目立たないような気がした。

林道の登山道入口へ着いた 登山口の案内

 登山の最中には、神経を研ぎ澄ませて標識などの確認が必要と言うことを痛感した山歩きだった。この先は元来た道を引き返すだけ、林道を下り分岐を左折。沢沿いを下れば、無事登山口へ着いた。道迷いの剣森山でたっぷり神経をすり減らしたので、本日の登山はこの剣森山で終了。岡山県の残りの山は4山となった。

則本橋から剣森山

 

明石山と花見山

天銀山

山頂

大山

 前の山 剣山 を見る

 次の山 吉田郡山城跡 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 岡山県新見市 剣森山 登山口付近のMAP

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