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→0:05→ 山頂まで1070m →0:15→ 比婆山久米神社
安来市伯太庁舎を比婆山へ向かう起点とすれば、県道9号安来伯太日南線を伯太川沿いに南下、伯太庁舎から約5km進むと「比婆山横屋参道入口」の案内が掲示されている。この先の右に登山者駐車場が用意されていたので車を置いて登山を開始した。なお、前回登山の際には更に1.7km下った先の峠之内コースをとっている。
さて、駐車場を出発、比婆山由緒の案内を眺めて伯太川に架かる宮野前橋を渡る。橋の先の左側には比婆山久米神社が祀られており、この奥宮が山頂に祀られている。神社に参拝後、左側へ移動すると比婆山登山口の案内があり、山頂まで1050mと書かれている。
登山道に入り整備された遊歩道を進む。すぐに大きな溝の中を歩くようになり、足下には横木の階段が続いている。「霊社さん」の案内を過ごし、自然林の中を進むと足下は苔むす岩場に変わる。この岩場には補助の鎖が渡されていた。
岩場を過ごすと山頂まで700mとなり足下には落ち葉が堆積している。この先で「山日社」の案内があり、右上へ続く階段を登れば広く平坦な展望地に着いた。広場の中央には五角形の塔が置かれ、上半分は折れて横に置かれていた。
展望地を過ごした先で右側には石碑が祀られていた。すぐに山頂まで500mの案内を過ごし落葉を踏みしめながら坂を登る。やがて周囲の植性は植林帯に変わり、ぐいぐいと高度を上げると山頂まで200m地点を過ごす。
更に高度を上げれば、玉抱石の案内が立っているので主路を外れて左側に進路をとる。案内に従い少し高度を下げると表面に穴の目立つ岩が現れた。この周囲の岩には大小の穴が空いており、これが珍しい玉抱岩である。
岩見学の後、主路に戻ればすぐに久米神社の石鳥居に出会う。周囲は広く平坦な広場でかつて月山富田城を拠点に中国11州を統治した尼子氏が、守護の祭神として篤く崇拝した比婆山には、随神門をはじめとした社殿や五坊の跡が残り、歴史的にも貴重な場所なのであろう。
さて、久米神社(奥宮)へ100mの案内に従い一旦坂を下る。鞍部から登り返せば山頂の久米神社奥宮だが左側に少し下ると整備された広場が見えた。そこで鞍部を左折し坂を下ると、この道が前回通った峠之内コースだった。
ここで左側に繁っている竹が陰陽竹である。この陰陽竹は男竹に女性的なササがついていることから名付けられたそうだ。陰陽竹の先では母里藩主松平直哉公御手植えの樅を見学、とても大きな樅の木である。
山頂には久米神社奥宮が建ち、その奧には伊邪那美大神御陵が祀られている。奥宮へ参拝後御陵を見学、時計回りに一周してみた。前回登ったとき同様、神聖な場所にいることがとてもうれしい。
下山は西へ続く尼子道をとる。この道は急な坂の連続で一気に高度が下がる。道自体はとてもはっきりしており、草の茂ることも無く歩きやすい道である。途中で倒れた竹を迂回し、更に高度を下げると。植林帯の下を歩くことになる。
更に沢沿いを下っていると間もなく広い駐車場に着いた。この付近に車を置けば山頂まで残り660m、簡単に山頂に立てそうだ。
駐車地を過ごして何も心配のいらない鋪装道を下れば、やがて民家前を通過して広い道に出た。分岐には山頂まで1070mとあり、今回の登山口からの距離とほぼ変わらない。この先も鋪装道を下り、一周回りで登山口の久米神社まで帰り着いた。なかなか楽しい登山であった。
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