岩石山(がんじゃくさん)福岡県添田町

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2014年11月3日

添田公園 →0:05→ 滝コース登山口 →0:15→ 人面岩 →0:20→ 針の耳

 →0:15→ 天狗岩   →0:05→ 山頂 →0:05→ 八畳岩 →0:05→ 古井戸

 →0:05→ 山頂 →0:10→ 奥の院 →0:15→ 展望台 →0:10→ 登山口

全歩行時間 1時間50分

登山行程図(地図をクリックすると拡大)

 福岡県の山歩き、今回は添田町にそびえる岩石山へ向かう。登山口は添田神社前の添田公園駐車場で。登山口へ向かう起点をJR添田駅とすれば、駅から西へ位置する添田小学校へ向かう。次に小学校前を走る県道451号を北へ進み、添田中学校前交差点を右折する。この交差点には添田公園と刻まれた大石があるので目印となる。

添田中学校前交差点を右折(クリックで別角度) 登山口の添田神社

 そのまま道なりに進むと、添田公園・岩石山案内図の置かれた添田神社の前に着く。駐車場に車を置き登山を開始、最初に添田神社へ参拝後、鳥居まで引き返す。公園前から向かって左へ続く舗装道を進む。

添田神社へ参拝 添田公園を出発

 白山宮を右に過ごし、しばらく進むと右に真愛寺が見えてくる。このお寺の先の分岐を右斜め方向へ進む。この車庫の横には「岩石山・三の滝下・人面岩参道」の案内とかすれた字で書かれた「岩石山登山口」の標識が立っている。

真愛寺の先を右斜め方向へ(クリックで拡大) 岩石山登山口(クリックで拡大)

 これらの案内や標識に従い細い道に入ると、すぐに足下は未舗装道に変わる。白い手すりの施された場所を過ごすと右に石垣が現れ、この先には獣除けの網が渡されていた。従って、この付近にはイノシシか鹿が多いものと思われる。頭上は自然林に覆われ、広く快適な道の先で沢を越える。

獣除けの網が渡されている お堂を過ごす

 この先の階段を登るとお堂が祀られており、お堂を過ごして更に高度を稼ぐともう一つのお堂の前に出る。このお堂の横には岩があり、何の気なしに眺めていると人の顔に見えてきた。この岩が人面岩で、少し先の案内には人面岩を見る位置が示されていた。確かに見る角度によって人の顔に見えるから不思議だ。

お堂と人面岩 人面岩(クリックで拡大)

 人面岩を過ごすと次は三ノ滝の前に着くが、水量はほとんど無かった。滝コース入口の案内を眺めて階段を登る。この手前には「岩石山霊場三ノ滝お通夜堂」が建っていた。階段を登ると少しワイルドな道に変わり、岩の目立つ場所を通過する。

岩石山霊場三ノ滝お通夜堂 三ノ滝

 やがて大岩の前に着けば、これが二ノ滝だがやはり水量は少ない。この二ノ滝から右方向へ向かえば正面登山道と合流すると案内されている。ここでは二ノ滝の手前を折り返すように左方向へ進路を採り、足下の狭い道を慎重に高度を上げる。

二ノ滝 足下の細い道

 すぐにシダの目立つ道に変わり、頭上が開けて背後に展望が広がり始める。眼下に添田町の風景を眺めながら高度を上げると、右に一ノ滝が分岐する。一ノ滝へ向かっていると、足下が極端に狭くなり、自然の木橋を渡るようになるが、木が朽ちているので折れないか心配になる。ここでは何事もなく一ノ滝の前に着くが、やはり水量は無いに等しい。道幅の狭い道は岩をつかみながら慎重に引き返し、元の道まで戻った。

眼下に広がる添田町の展望 一ノ滝

 左右にシダの茂る道を進むと周囲には大岩が目立ち、やがて鎖が見えてくれば、針の耳の前に着く。狭い針の耳を通り抜け、振り返ると針の耳の意味がよくわかった。眼下に添田町の風景を樹間越しに眺めながら緩やかな傾斜を進む。

鎖場(クリックで正面から見る針の耳) 振り返って見る針の耳

 やがて坂の傾斜がきつくなり、木の根の張り出す急登を踏ん張る。間もなく尾根へ着き、足下の掘れた道を過ごすと山頂まで110m、岩石山トンネルへ1050mの案内の前に着く。この先には天狗岩と案内される岩があり、この岩の前に立って周囲を見晴らせば、南西には馬見山に古処山と屏山、西には大根地山と宝満山がそびえている。

天狗岩 天狗岩の前から眺める展望(クリックで拡大)

 青空の下に広がる展望をしばらく満喫して更に高度を上げる。山頂まで70m、本丸跡まで100mの案内を過ごし、樹林の下を辿れば突然と言った状態で岩石山の山頂へ飛び出た。山頂には立派な展望台が建ち、もっと驚いたのは山頂周辺の木々がすっかり伐採されていること。

岩石山山頂に建つ展望台 鷹ノ巣山と英彦山(クリックで拡大)

 いずれ元の状態に戻るにせよ、現在は素晴らしい展望を楽しむことができる。展望台の上に立てば東から犬ヶ岳、鷹ノ巣山、英彦山、岳滅鬼山、釈迦ガ岳、大日ガ岳、馬見山、屏山、古処山大根地山、宝満山と名峰が勢揃いでその山の形が特徴的である。快晴の空の下に眺める山々はいずれも素晴らしい姿をしている。

展望台から眺める風景

 展望台の上で小休止の後、もう少し先にある国見岩、八丈岩へ向かう。山頂から少し下れば国見岩まで130mの案内を通過、更に進むと馬場跡の案内を見る。細長い道を進むと間もなく大岩の配置された展望地へ着いた。

馬場跡を過ごす 国見岩

 案内によれば、この奇岩群の3つをすべてまとめて国見岩と考えられている説もあるそうで、梵字岩は表面に梵字が刻まれたことにより名付けられたそうだ。また、獅子岩は文字通り獅子の横顔を思わせる岩であるため呼ばれているそうだ。岩上に立ち、周囲を見回せば、北に香春岳や福智山を眺めることができた。

獅子岩 右端に福智山(クリックで英彦山方面)

 東には犬ヶ岳や鷹ノ巣山、英彦山など名峰が一望の展望岩である。国見岩を出発、更に北東方向へ進むと大砲岩を過ごし、八畳岩へ着く。八畳岩からは北に香春岳や福智山、北東には周防灘、南東に犬ヶ岳、鷹ノ巣山、英彦山など素晴らしい展望が広がっている。八畳岩の上から周囲に広がる展望を眺めた後、下山を開始する。

大砲岩(クリックで拡大) 八畳岩
八畳岩から福智山と香春岳(クリックで拡大) 犬ヶ岳

 山頂方面へ引き返し、山頂手前40m手前で古井戸の案内に従い坂を下る。すぐに古井戸へ着くが、井戸の底を眺めることはできなかった。古井戸から元の場所まで引き返し、再度明るい山頂へ戻る。

左に井戸跡(クリックで拡大) 井戸跡

 山頂から周囲に広がる展望を眺めた後、正面登山道を下る。すぐ左へ本丸跡を過ごすが、この案内には山頂付近を天守台、その南側に位置する平坦部が本丸と呼ばれることが書かれていた。更に坂を下ると柱穴の案内があり、足下の岩に円形の穴がいくつか連続して開けられていた。

本丸跡 柱穴

 この先から少し坂の傾斜が緩くなり、間もなく白山宮の奥の院へ着いた。奥の院からの展望は素晴らしく、釈迦ガ岳から宝満山へ至る稜線が素晴らしい。奥の院からの展望を満喫した後、更に下山を続ける。

奥の院 奥の院の前から眺める風景(クリックで拡大)

 階段を下り、風化した花崗岩質の道を辿る。途中で二ノ滝への分岐を過ごし、更に坂を下れば一旦舗装道へ着く。この先から展望台への案内に従い右方向へ進路を採ればすぐに展望台へ着く。

舗装道へ着く 展望台へ向かう
展望台 展望台から眺める岩石山(クリックで拡大)

 展望台からは眼下に添田町の風景が一望で、背後には岩石山の勇姿を眺めることができる。美しい展望を眺めて更に下山を続ける。ここで慰霊塔への案内に従い坂を下ると、途中で東屋を過ごし、間もなく慰霊塔を通過、岩石城武将の碑の前に着いた。

慰霊塔 岩石城武将の碑

 この地点はふれあいの館そえだジョイの先で、舗装道を下るとすぐに登山口の添田神社へ到着。岩石山は展望が良く、美しい山だった。

人面岩

針の耳

国見岩

福智山と香春岳

八畳岩

馬見山・古処山・屏山

 前の山 鋤先山・龍王山 を見る

 次の山 牛斬山 を見る

歩いた足跡  

登山口周辺の地図はこちら 福岡県添田町 岩石山 登山口付近のMAP

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