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→0:15→ 墓地 →0;07→ 墓地分岐 →0:05→ 駐車地
この位置から対岸には熊野社・河内社鳥居が見えているので目印となる。また、路肩の前の電柱には奧河内(支)35と表示されていた。
さて、熊野社・河内社を遙拝し登山を開始。舗装道をわずかに南下して中電電柱オクゴウチ33、NTT電柱大月46を確認、この横に立つ「林道堂ノ後線起点」の標柱を見て北西へ続く道に入る。
すぐに奧河内川に架かる橋を渡り右に民家を過ごす。コンクリート舗装の林道を進むと右に堰堤を過ごし、更に進むと右には墓地へ続く道が分岐していた。墓所側へわずかに進むと「危険 熊にご注意」と、熊の絵入りの注意看板が置かれていた。なお、大将陣山周回の際にはこの奧にある墓地を過ごしてこの地点へ戻ってくる。
それにしてもリアルな看板で、周囲には椎茸栽培が盛んなため、このような看板を掲示しているのだろう。さて、林道に戻り奧へ向かう。作業小屋を過ごし更に進むと林道終点へ着く。
この先には踏み跡はなく、樹林の茂るヤブ道を慎重に進む。まるで障害物競走のように樹木を避けて少しずつ高度を上げる。やがて足下はシダに変わり、歩きにくい道を慎重に進む。
そのうちに端正な大将陣山の山容がはっきり見えてきた。シダの茂る道を慎重に進むのは、足下に倒木が多く、躓かないための歩き方で、その分登山時間もかかってしまう。やがて尾根の端に着き小休止。これから東へ続く尾根道を辿る。
この先も引き続き倒木や樹木、シダを避けながら少しずつ山頂へ向かう。この途中で北に日暮ヶ岳が顔を出した。きれいな山容を眺めながら高度を上げれば、やがて広く明るい大将陣山の山頂へ着いた。
なんと山頂には立派な祠が祀られており、後で地元の方にお聞きして分かったことだが、この祠は風の神様で、杵崎様のようだ。広く明るい山頂からは蕎麦ヶ岳、白石山、真田ヶ岳、狗留孫山、大平山、日暮ヶ岳など素晴らしい展望が広がっていた。
山頂で突然祠に出会うと、とても得をしたような、幸せな気持ちになる。最初の予定では元来た道を引き返し、反対側の船路山へ登る予定だったが、今回とったコースは祠の裏側からで、本来参拝コースは祠の向いた側から上がっているものである。
シダは目立つが、踏み跡は分かり易いので、意外と簡単に山頂に着くことができそうだ。足下からシダが消えれば進行方向に墓地が見えてきた。間もなく墓地へ着けばこの先は明確な作業道が続いている。
なお、大将陣山へは「河野家之墓」の先から左折し山道に入る。また、この墓地付近へは車で乗り入れることができそうなので、ここまで入れば登山時間が短縮されそうだ。
我々は作業道を下り、しばくすると熊注意の案内板を通過、この先の分岐を左折すれば登山口へ帰り着いた。
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