大山滝(だいせんたき)鳥取県琴浦町 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
トップに戻る 2015年に登った山リストへ戻る 山名アイウエオ順 2015年10月 4日 一向平駐車場 →0:20→ 大山滝吊り橋 →0:25→ 大山滝展望所 →0:20→ 大山滝吊り橋 →0:25→ 一向平駐車場 全歩行時間 1時間30分
登山途中に出会う大休峠には、三鈷峰やユートピア、親指ピーク、振子山、野田ヶ山等を経由し、大変な苦労の後に着いている。今回はこの大山滝の見学を目的とした気楽な山歩きである。 登山口の一向ヶ平キャンプ場へ向かうには、鏡ヶ成国民休暇村から県道45号を倉吉方面へ進み、地蔵峠先のY字路を左折し、県道44号に入る。この途中には甲ヶ山や矢筈ヶ山等を眺める展望地があるので、車窓からも美しい山脈を鑑賞する。
県道脇に掲示された一向ヶ平キャンプ場や大山滝への案内に従い、分岐を左折すると一向ヶ平キャンプ場へ着く。なお、大山吊り橋はしばらく通行禁止となっていたようだが、運良く昨日(2015年10月3日)より通行できるようになっていた。
観光バスでやってきた、大勢の登山者で賑わうキャンプ場駐車場を出発、進路を西へ採り管理棟の横を進む。北西方向に甲ヶ山、矢筈ヶ山を眺めながら、平坦な登山道を進んでいると、間もなく両山は視界から消える。
小橋を渡り樹林の下を進めば、登山口の一向ヶ平から0.5km地点を通過、今回の目的地の大山滝へは残り1.3Kmである。なお、矢筈ヶ山へ向かう起点の大休峠へは4.6Kmなので大した距離ではない。このあたりで、いっそこのまま矢筈ヶ山まで向かおうか迷い始めたが、結局は大山滝までの往復を選択した。
坂を下ってわずかに登り返すと、急な下り階段が待っている。左右に補助のロープが渡され、階段を一気に下ると大山滝吊り橋の側に出る。吊り橋から大山滝までは1km、新調なった吊り橋を渡って対岸へ着く。この橋が工事中の際には、どうやって対岸まで渡っていたのか気になる。
案内によれば、むかし、この橋がない時には、下を流れている加勢蛇川に架かる丸太橋を渡っていたそうだ。橋を渡り少し高度を上げると右に鮎帰りの滝への分岐を過ごす。横木の渡された坂道を辿れば、大山滝へは900mの位置である。 更に坂を登れば平坦な場所へ出る。この付近は旦那小屋跡と案内されており、昔たたら師が住んでいたそうだ。緩やかな傾斜の坂を進み、渓流に渡された橋を渡ると、周囲には木漏れ日が美しい。
緑の美しい自然林を眺めながら平坦な道を進み、沢を渡れば植林帯のような場所へ着く。平坦場所は木地屋敷跡で、昔木地屋さんが住んでいたと、案内されている。この屋敷跡の奥にはきれいな石組みが残っており、往事を偲ぶことができる。 さて、ここまで来れば滝までは300m、わずかな距離である。やがて現れる横木の階段を登ると右に道案内の石仏を過ごす。この石仏には木地屋と掘られているので、木地屋さんが寄進したのかも知れない。 足下に岩の目立つ道を辿れば、わずかで大山滝の案内の置かれた場所へ到着した。進行方向左側へ向かうと、大山滝の展望所へ下る道が続いている。坂を下り展望所へ着けば、眼下に大山滝を見下ろし、豪快な滝を眺めることができた。しばらく滝の流れを見学し、周囲の案内を眺めていたら、滝壺まで下りることができると書いてあった。ただし、ロープを伝っての作業なので、滝壺は遠慮した。
大山滝(クリックで拡大)
大山滝から元の登山道まで戻って、大休峠へ向かう道に入ってみた。大休峠までは3.3kmで、この先からはまさに登山道という感じだが、道はしっかりしているように見えた。少し進んだところで引き返し、元来た道を辿って一向ヶ平の登山口まで引き返した。
一向庵とかけそば 登山口までひきかえしたら一向庵という店があり、「そば」の案内が見えたのでかけそばを頂いた。温かいそばは手打ちではないそうだが、とても美味しかった。
矢筈ヶ山・小矢筈・甲ヶ山
大山滝吊り橋
旦那小屋跡
木地屋敷跡
石仏
大山滝 前の山 擬宝珠山・象山 を見る 次の山 豪円山 を見る 登山口周辺の地図はこちら 鳥取県琴浦町 大山滝 登山口付近のMAP |